全国的に医師不足が問題となり、特に地方は深刻な状況です。
浜田医療センターも例外ではなく、常勤医師が確保できず、外来
を派遣医師に頼る科もでて来ています。
また、市内開業医も高齢化が進み、後継者を確保できない状況が
生じています。そのため、医師確保、育成は市民の暮らしと健康
を守る市行政にとって重要課題になっています。
一方、浜田市の中山間地域に位置する国保診療所では、弥栄診
療所を中心に、平成10年より、へき地の特徴を活かした地域医療
実習を意欲的に取り組み、平成20年度までに110名を超える医学生
が学び、一昨年からは研修医師4名が診療所を希望して研修した実績があります。この条件を活かし、浜田市は平成21年度より「中山間地域包括ケア研修センター」を弥栄診療所に置き、各機関と連携し医師のみならず、看護師の育成、確保という先進的な取り組みを展開することになりました。
@プライマリで遭遇する疾患の適切な初期診療と必要に応じた適切な紹介が一人でできる。
Aプライマリで多い慢性疾患の適切な管理、特に弥栄診療所では脳卒中を予防するための疾患管理、糖尿病の外来管理を学ぶ。
Bプライマリで必要な基本的な手技:採血、静脈注射、外傷処置、褥瘡処置等を実施できる。また、希望あればプライマリケア医の腹部超音波検査法を学ぶ。
C在宅患者の管理、リハビリを受け持つ:定期往診患者あり、それを指導医指導下に自分で計画、診療する。
D実習中に発症した入院患者さん、在宅復帰間もない患者さん等を指導医指導下に自分で計画して対応(病院での見学等含む)する。
E地域の地域健康管理の方法を学ぶ:弥栄診療所では糖尿病友の会の運営、保健師との連絡会に関わり役割をもつ。
F地域で働く保健・医療・福祉スタッフの仕事を理解し協働する。
G地域の保健・医療・福祉機関、施設の役割を理解し必要に応じて具体的に連携する。
H浜田地域の医療連携に関わる:所長会、医師会、医療センター研修会等参加