鳶巣城跡(浜田市指定文化財)

(とびのすじょうあと)

更新:2007年07月20日


指定日:昭和44年11月3日
所在地:周布町
所有者:個人

画像
中央の丘陵が鳶巣城跡


  鳶巣(とびのす)山は、周布地区の東南隅、聖徳寺の裏にある小丘で、当時の記録では周布城と呼ばれていた。
  安貞2年(1228)益田兼季(かねすえ)の子兼定(かねさだ)がこの地の地頭職を安堵(あんど)されて以後、周布氏  の居城であった。最高所にある櫓(やぐら)台状の地が主郭で、その周辺を郭(くるわ)で囲む。この南側と北側は急峻で、西南の尾根に二本の堀切りを設けている。東側の尾根筋から北西側にかけては、堀切り、土塁を築き、さらに堀切りの北には連続竪堀を築くなど防禦を固めている。この城を元冠に備えた石見18砦の一つと伝えているが定かではない。南北動乱期には周布氏の拠点として戦火の中にあり、康永元年(1342)2月、北朝方に攻められ、小石見城とともに落城している。また『石見軍記』によれば、元亀元年(1570)、毛利方に攻められて落城したという。周辺には犬の馬場・市・市屋敷等の地名が残っているが、居館の位置は不明である。菩提寺曹洞宗聖徳寺には伝周布氏の墓が残っている。
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