更新:2011年09月28日

能「鉄輪(かなわ)」をもとにしたものです。
この演目のテーマは「呪い」であり、貴船は京都の「貴船神社」に由来します。京都の下京に住む貧しい夫婦の夫が他の女に心を移して妻を捨て、捨てられた妻が恨みをこめて貴船神社に参詣したところ、貴船神社のお告げによって五徳にろうそくを灯した鬼女となり、夫に復讐しようとします。
夫は安部清明(あべのせいめい)という陰陽師(おんみょうじ)に相談し、身代わりの藁人形を得て、鬼女から逃れます。
鬼女は鬼となって夫を襲いますが、藁人形をつかみ虚空へと消えていきます。
舞手は三人で、鬼女、その夫、安部清明です。
この舞は他の鬼舞とは違い、鬼退治という形ではありません。
大体、丑三つ時に行うものとされています。