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予防接種に関するQ&A

【BCG】

 BCG接種部位に針痕られない場合、接種効果はありますか?また針痕はいくつぐらいあればよいのでしょうか?

 接種した後の局所の変化からも一応の接種効果が推定できます。初回接種で10~12個以上の針痕があれば、ツベルクリン反応は陽性を示すでしょう。

 BCGを接種してからどのくらいの期間が過ぎれば、効力が出てくるのでしょうか?

 BCGを正確に接種した後1か月目にはツベルクリン反応が陽性に出ます。つまり、1か月後には十分免疫ができているといえます。

 BCG接種後の潰瘍の手当は、どうすればよいでしょうか?

 接種後1ヵ月くらい経ちますと、管針の針痕に相当するところ一つ一つが小さな独立した膿庖になったり、かさぶたをつくったりしますが、これらは正常は反応であって、特別な処置は必要ありません。局所をいじったり引っ掻いたり、かさぶたをはがしたりしないように清潔に保っていれば十分です。
一つ一つの膿庖が融合して全体に大きい膿庖になったり、局所を引っ掻いて他の細菌の混合感染を起こしたりした場合は小児科に受診しましょう。

 副腎皮質ホルモン剤を使っていますが、BCGワクチンの接種を行ってもよいのでしょうか?

 副腎皮質ホルモン剤の使用中(軟膏の局所的な塗布を除く)は、からだの免疫をつくる能力が弱まっていることがありますので、これらの薬剤を使っているときには接種を避けてください。また、長期間使用したときには薬剤の中止後1~2か月経ってから接種することが望ましく、薬剤使用が短期間であれば中止後間もなく接種してもさしつかえありません。  なお、ツベルクリン反応については、正しい値より弱く出たり、陰性になったりします。 

【ポリオ】

 ポリオワクチンの接種量は0.05mlと非常に少ないですが、よだれでこぼれたとき接種量が不足になることはないでしょうか?

 ポリオワクチンウイルスは、咽頭の細胞などに吸着し増殖します。よだれの多い子どもでもほとんどの場合ワクチンは飲み込まれており、よだれで排出される量は無視できると考えられます。ある程度の量のワクチンウイルスが、咽頭や腸管の粘膜に到達すれば、そこで増殖しますので免疫を作ることができます。

 ポリオワクチン接種後に吐いた場合、どうすればよいでしょうか?

 乳児はミルクと一緒に接種したワクチンを吐くことがあります。接種直後であれば改めて0.05mlを接種します。ポリオワクチンは仮に2倍量を服用したとしてもそのために副反応が出る心配はありません。しかしワクチンウイルスの一部はすぐに咽頭や腸管の細胞に吸着されますので、ある程度の時間が経っていれば2度接種する必要はありません。接種会場から家に帰るくらいの時間(約30分位)が目安と考えられます。

【三種混合(百日せき・ジフテリア・破傷風)】

 過去に百日せきにかかった又は罹患の有無がはっきりしない場合の三種混合の接種はどのようにすればよいでしょうか?

 明らかに百日せきに罹患した人、あるいは百日せきに対する血清抗体が証明された人は、三種混合ではなく、二種混合でジフテリアと破傷風の免疫をつけることが望まれます。
百日せきの罹患の有無がはっきりしない場合については三種混合を規定どおり接種を行ってください。

 三種混合ワクチンは、予防接種法で3か月から実施でき、できるだけ早く実施するようにすすめられているのはなぜですか?

 百日せきは、乳幼児期に罹患すると重篤となり、肺炎や脳症を併発する致命的な病気です。母子免疫はほとんど期待できないので乳幼児期から罹患します。このため乳幼児期から免疫を賦与することが望まれ、接種は生後3か月になったらできるだけ早く開始するのがよいでしょう。

 三種混合は1回ごとに腕を変えて、接種した方がよいのはなぜでしょうか?

 三種混合ワクチン接種後には、小さい硬結が1か月ぐらい残存することがあります。ワクチンは3~8週間間隔で接種を受けるので、まだ硬結が残っている場合があります。乳幼児の腕は細く、硬結を避けて接種しづらいので、前回と反対側の腕に受けてください。
同一部位に接種すると、副反応の相加が認められるかもしれないので、硬結がなくても、交互に接種することが望まれます。

 三種混合の予防接種の第1期初回接種の1回目と2回目の間隔が8週以上あいてしまいました。このような場合、このあとのスケジュールはどのように受ければいいのでしょうか?

 第1期初回接種を確実に行い、基礎免疫を作っておくことが大切です。スケジュールどおり受けていない場合でも、はじめからやり直すことはせず、規定の回数を超えないように接種しましょう。
次の要領で接種します
  1. 第1期初回接種の1回目と2回目の間隔が8週を超えた場合には、2回目と3回目を3~8週間隔で接種して、第1期初回接種を終了し、翌年に追加接種を1回して第1期を完了します。
  2. 第1期初回接種の2回目と3回目との間隔が8週を超えた場合には、その間隔が6か月未満であればそのまま3回目を接種し、翌年に追加接種を1回して第1期を完了します。
    また、6か月以上の間隔であれば3回目は行わず第1期追加接種として第1期を完了します。
  3. 第1期追加接種は、第1期初回接種後12~18月の間に行うことが望ましいですが、18月以上経過した場合には、速やかに追加接種を行います。

 三種混合で規定どおり接種ができなくて90か月を超えた場合はどのようにすればいいでしょうか?

 規定どおりできない場合には下記のことが考えられます。ワクチンは二種混合の接種を行いますが、この場合は任意接種となり全額自己負担となります。
  1. 第1期を全く行っていない場合
  2. 第1期初回1回のみ接種してある場合
  3. 第1期初回2回接種してある場合
  4. 第1期初回3回接種してあるが追加接種を行っていない場合
1,2,3,ともに二種混合を1回0.5mlずつ3~8週間隔で2回接種します。
4は、基礎免疫はできているとして、第2期(小学6年生)に二種混合を0.1mlを1回接種します。
小児科医にご相談ください。

 ジフテリア及び破傷風の第2期接種前に交通事故で破傷風の予防接種を受けました。第2期の予防接種はどのようにしたらよいでしょうか?

 二種混合の第2期の接種は予防接種法で定める最後の追加接種であり、ジフテリアの予防としても重要です。今回のケースでも、破傷風トキソイド(0.5ml)接種後1週間以上の間隔をあければ第2期接種(0.1ml)を受けることが可能です。ただし、この場合は破傷風トキソイドの過剰免疫による局所反応等の副反応に留意する必要があります。

【麻しん】

 卵アレルギーの子どもに麻しんワクチンを接種してもよいでしょうか?

 麻しんワクチンはきわめて微量ながらニワトリ胚細胞成分を含んでいます。
鶏卵成分を接種した後のアナフィラキシー反応(じんましん、口腔あるいは咽頭粘膜の腫脹、呼吸困難、低血圧あるいはショックなど)の既往のある人は、接種不適当者ですので接種をしないでください。アナフィラキシー反応以外のアレルギーの既往の場合は、接種要注意者にあたりますので接種の際は、担当の医師と十分相談のうえ接種してください。

 麻しんワクチンの予防接種後に発熱した場合解熱剤を使用してもよいでしょうか?

 このワクチンは接種して5~14日(特に7~12日)後を中心として、約20%に37.5℃以上、数%に38.5℃以上の発熱がみられます。通常1~2日で平熱に下がります。熱が出てもその割に元気です。発熱した場合は、医師に相談して解熱剤の処方をしてもらってください。この際解熱剤は市販したものは使わず必ず医師からもらってください。

 予防接種をしたにもかかわらず、麻しんに罹患した人がいると聞きましたがなぜでしょうか?

 麻しんワクチンの接種による抗体陽転率は95~98%で、接種を受けた児のほとんどが抗体を獲得しますが、数%は抗体ができるに至りません。
以前には麻しん、おたふくかぜ、風しんなどのウイルス感染症は1度かかると2度とかからない終生免疫が獲得されると考えられ、生ワクチン接種の場合も同様に免疫は終生続くと考えられていました。しかし、近年、感染を防御できるレベルの抗体が維持されるのは、ワクチン接種後恒久的に野性株と接触しているためという考え方に変わってきています。近年麻しんの流行が減少して野性ウイルスに接触する機会が少なくなってきましたので、麻しんワクチン接種による免疫が低下して麻しんにかかってしまう例が報告されるようになりました。しかし、その数は少なくこれらを考慮しても麻しんワクチンの有効率は高く90~95%と考えられます。

【風しん】

 家族に妊娠5か月以内の妊婦がいる場合、子どもに風しんワクチンを接種してもよいでしょうか?

 風しんワクチン接種後3週間以内に被接種者の咽頭から一過性にワクチンウイルスの排泄が認められますが、周囲の風しんに対する感受性者に接触感染を起こしませんので、接種してさしつかえありません。
【問い合わせ先】
  浜田市子育て支援課 TEL 0855-25-9331、25-9330
  金城支所市民福祉課 TEL 0855-42-1235
  旭支所市民福祉課 TEL 0855-45-1435
  弥栄支所市民福祉課 TEL 0855-48-2656
  三隅支所市民福祉課 TEL 0855-32-2806