更新:2007年03月06日
中学校1年生
「花」。私の名前です。
私の名前は、とても花が好きな両親がつけてくれました。花はどんなに小さくても、誰が見ていなくても頑張って咲きます。両親は私にもそんな風になってほしくてこの名前をつけたのだそうです。私がその話を聞いたのは中学生になってからでした。聞いたときとても嬉しかったです。私は自分の名前がますます好きになりました。
私たち人間は、誰もが自分だけの「名前」を持っています。みなさんは、自分の名前を気に入っているでしょうか。両親につけてもらった人、おじいちゃんやおばあちゃんに付けてもらった人、それにお寺に行って名前を付けてもらった人もいると聞いたことがあります。家族がファンだった有名人の名前をもらった人もいれば、画数にこだわってつけられた人もいて、その由来は様々ですがそのどれもに私たちを取り巻く様々な人たちの思いや願いがこめられているはずです。
以前、国語の授業で、学級の友達の名前の由来を聞きました。私がいつも仲良くしている「美和」さん。彼女の名前は、美しく、平和を愛する子に育ってほしいという家族の思いがこめられていました。また、「あかり」さんという友達の名前には、明るい子に育ってほしいという願いがこもっているのだそうです。
いつも何気なく呼んでいる学級の友達の名前に込められている思いを初めて聞いて、私は改めて名前は大事にすべきものだと感じました。
しかし、私の周りには嫌なあだ名をつけられ、呼ばれ、傷ついている人がいます。実際私も経験があります。
最初は一人の男子が呼び始めました。それは私にとって思い出したくない嫌なあだ名でした。そのうち、周りの男子が私のことを同じ名前で呼ぶようになり、いつの間にか女子にも伝染していました。私が何度「やめて」と言っても、友達はやめてくれません。そのうち私はあきらめて、「やめて」という気力すら失ってしまいました。それどころか、時が経つにつれて、このあだ名を嫌だなと思う気持ちが麻痺してしまい、何とも思わなくなってしまいました。
考えてみればそれはとても怖いことだと思います。もし自分が友達に対して嫌なあだ名を使って呼んでいたとしても、友達が嫌な思いをしていることに気づかなくなる可能性があるからです。
あだ名には、長所もあります。その友達に親しみを感じたり、いいイメージを与えたりするといった点です。しかし、呼ばれている本人が嫌な思いをしているあだ名に長所はないと思います。国語の授業で友達の名前の由来を知り、私は今まで以上に名前を大事にすべきだということ、あだ名には気をつけないといけないということを感じました。そして、私の周りの人たちにも、自分の名前、そして友達の名前を大切にしてほしいと思います。
名前は、親が子どもの幸せを願って考えるものです。
この作品からは、親に対する子どものほのぼのとした感謝の気持ちが伝わってきます。また、友だちの名前にまで思いを寄せ、相手を思いやる心が育っています。ところが、名前について人の心を傷つけるような言動も多くみられます。人の心を傷つけるような呼称などに早く気づき、自分を見直すことで多くの人とつながり、偏見や差別をなくして明るい社会を築きましょう。
言葉のいじめ 無言のいじめ あなたはしていませんか