第3章 浜田市の情報化の現状と課題

1 地域情報化

 浜田市では、平成16年より一部地域でケーブルテレビ局が開局し、議会中継や行政情報番組「浜ッ子タイムズ」や地域情報番組などを提供している。他に情報を伝える手段として防災行政無線が整備されており、屋外に設置された拡声器や体制上必要な家庭及び一般希望家庭に配備された約6,000台の個別受信機により情報を提供している。
 一方、近年急速に発展してきたブロードバンド環境については、平成12年度から平成14年度にかけて、島根県の財政支援制度によるDSL局の整備に取り組み、市内の大半の地域で利用が可能となっている。しかしながら、一部の地域では、光収容などの関係でDSLサービスが利用できない状況が残っている。
 ブロードバンドとともに急速に普及した携帯電話についても、中山間地域を中心に、いずれの携帯電話事業者のサービスも利用できない状況となっており、定住促進や非常時の通信手段確保の面からも携帯電話不感地区の解消が課題となっている。
 平成15年に東京、名古屋、大阪の三大都市圏において開始された地上デジタル放送は、平成19年12月から浜田市においても、浜田中継局(大麻山)で放送が開始された。その他の中継局についても、平成23年7月までの地上デジタル放送への完全移行に向けて、順次デジタル化される予定となっているが、市内には、アナログ放送の区域外となっているエリアも多く存在するため、新たなテレビ難視聴地域の発生が懸念されている。
 また、地域の情報化を推進する団体として、市内ではNPO法人やボランティアサークルなどの活動が行われており、着実な成果が上げられている。合併により広範囲になった市内の情報化を推進するためには、今後も引き続き、これらの団体をサポートするとともに、新たな情報化推進人材を育成する必要がある。

2 行政情報化

 浜田市の内部事務の情報化は、平成2年に稼動した汎用機型コンピュータによる電算システムに始まり、住民記録、税、福祉など24の業務システムからスタートした。その後、一部オープン型コンピュータシステムへ移行し、新規の業務システムが加わったこともあって、現在汎用機型コンピュータで稼動する業務システムは14業務となり、オープン型コンピュータで稼動するシステムは、約20(小規模システムを除く)となっている。
 汎用機による業務システムについては、導入時より稼動しているシステムを更新して使用しており、平成17年度の市町村合併時には、機能強化を実施した。しかしながら、導入後18年を経過し、業務の迅速化・高度化が求められる中、メーカーが今後汎用機の機能強化を行わない方針とするなど、汎用機システムを維持・管理していくことは限界を迎えている。
 このため、平成19年度から基幹系業務システムの再構築を進めており、平成21年1月には新システムによる業務開始を予定している。
 なお、基幹系業務システムの再構築においては、①電子自治体への的確な対応、②新システムによる業務の効率化推進、③行政事務の資質向上、④住民サービスの高度化、⑤運用経費の削減などを目指すこととしている。
 一方、平成14年11月に整備した情報系庁内LANについては、メールの活用や予定表、ファイルの共有を行うとともに、庁内ホームページによる会議室・公用車・プロジェクター等の備品予約システムを導入し、庁内資産の効率的な運用を行うとともに、庁内データベース登録システム(庁内掲示板機能)による、通知・回覧・事務連絡等について事務の効率化を進めてきた。しかしながら、電子自治体の進展に伴い、情報系庁内LANで利用するシステムの見直しが必要になってきている。
 また、市に対する申請・届出等手続のオンライン化については、県及び県下全市町村の共同アウトソーシング事業として共同調達を行った。浜田市では、平成18年1月から電子申請受付サービスの運用を開始しており、現在以下の49手続を公開している。

表 2 利用できる電子申請手続一覧

 

手続名

本人確認方法

1

被害状況報告

不要

2

防災行政無線施設(個別受信機)損傷、亡失、異状届

不要

3

家屋解体届

利用者ID

4

軽自動車継続検査用納税証明書の交付申請

利用者ID

5

軽自動車税減免申請(一般(公益)減免用、身体障害者用構造のもの)

利用者ID

6

固定資産証明の交付申請

利用者ID

7

固定資産税名寄帳兼課税台帳閲覧申請

利用者ID

8

市県民税の課税証明書の交付申請

利用者ID

9

所得証明書の交付申請

利用者ID

10

土地台帳、家屋台帳、公図の閲覧申請

利用者ID

11

入湯税納入申告

利用者ID

12

納税証明書の交付申請

利用者ID

13

国民健康保険被保険者証(高齢受給者証)再交付申請

利用者ID

14

退職被保険者被扶養者認定届

電子署名

15

福祉医療費医療証(資格証)更新申請

利用者ID

16

福祉医療費医療証(資格証)更新申請(ひとり親用)

利用者ID

17

老人保健高額医療費支給申請

電子署名

18

印鑑登録証明書の交付申請

利用者ID

19

戸籍の附票の写しの交付申請

利用者ID

20

住民票の写しの交付申請

利用者ID

21

付記転出届

電子署名

22

介護保険 要支援認定の申請

利用者ID

介護保険 要介護認定の申請

23

介護保険 要支援更新認定の申請

利用者ID

介護保険 要介護更新認定の申請

24

介護保険 要介護認定区分変更の申請

利用者ID

25

介護保険 負担限度額認定申請

利用者ID

26

介護保険 被保険者証等再交付申請

利用者ID

27

介護保険 居宅サービス計画作成依頼(変更)届出

利用者ID

28

介護保険 居宅サービス計画作成依頼(変更)届出(小規模多機能型)

利用者ID

29

介護保険 介護予防サービス計画作成依頼(変更)届出

利用者ID

30

児童手当額改訂請求

電子署名

31

児童手当額改訂届

電子署名

32

児童手当受給事由消滅届

電子署名

33

児童手当現況届

電子署名

34

妊娠の届出

利用者ID

35

犬の死亡届

利用者ID

36

犬の登録申請

利用者ID

37

犬の登録事項変更届

利用者ID

38

承認工事完了届

不要

39

占用工事完了届

不要

40

道路占用更新申請

利用者ID

41

道路占用廃止届

利用者ID

42

普通河川道路占用工事完了届

不要

普通河川道路形状変更工事完了届

43

普通河川道路占用更新申請

利用者ID

44

市営住宅入居申込

利用者ID

45

市営住宅同居者異動届

利用者ID

一般市営住宅同居者異動届

市営地域定住住宅同居者異動届

46

収入申告

利用者ID

47

市営住宅家賃減免(執行猶予)申請

利用者ID

一般市営住宅家賃延納(減免)願

市営地域定住住宅家賃減免(執行猶予)申請

特定公共賃貸住宅家賃減免(執行猶予)申請

若者住宅家賃減免(執行猶予)申請

48

市営住宅模様替(増築)承認申請

利用者ID

市営地域定住住宅模様替(増築)承認申請

特定公共賃貸住宅模様替(増築)承認申請

若者住宅改造(増築)申請

49

上水道使用申請(届)

不要

 なお、電子申請については、全国的に利用が低迷しており、その利用促進が課題となっている。国の各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議では、平成22年度までに達成すべき目標として、利用者視点に立った手続の見直し・改善等を進め、国に対する申請・届出等手続のオンライン利用率を50%以上とすることなどが掲げられている。浜田市においても、利用促進のため本人確認の簡素化などの対応を行ってきた。

 


 

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【この情報の提供元】
浜田市 広報情報課   ( 庁舎配置図広報情報課の提供情報
電話: 0855-25-9150(直通)  FAX: 0855-23-0210  Mail: jouhou@city.hamada.shimane.jp
関連項目
地域情報化の推進
石見テレトピア計画 (抜粋版)
浜田市情報化計画
第1章 計画の概要
第2章 情報化の動向
第3章 浜田市の情報化の現状と課題
第4章 情報化の基本方針
 (1) 情報格差(デジタルデバイド)のない情報通信基盤の整備
 (2) 地域の活性化を促進するための情報化
 (3) 学校・生涯教育の情報化
 (4) 市民サービスの向上のための情報化(電子自治体の推進)
 (5) 地域の情報化をリードする人材の育成
 (参考)具体的に取り組む施策一覧
第5章 計画の推進に向けて
語句解説
石見の貴重映像ライブラリー
情報通信基盤の整備
電子自治体の推進
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