平成4年6月、「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」の開催以降、地球的な規模での温暖化対策が始まり、我が国では京都議定書が平成17年2月16日に発効しました。
この地球温暖化は、大気中の二酸化炭素やメタンなどの太陽からの熱を地球に封じ込め、地表を暖める働きがある温室効果ガスが人為的に大量に大気中に排出されるようになっためであると言われております。
世界的にはもちろんのこと、浜田市でも様々な対策が進められてきましたが、それをあざ笑うかのように地球温暖化は予想をはるかに超えるスピードで進行し、人類にとって躊躇(ちゅうちょ)する間も無い非常に危険な段階にきています。今世紀末には北極圏の海氷が姿を消す可能性があり、海水面も最大で59センチ上昇するとの予測もあり、取り組みを急がなければ世界的に多くの土地が水没するほか、集中豪雨や干ばつなどの異常気象による食糧危機や伝染病の流行など、重大な影響が予想されます。
私たちは地球の一員として、今何ができるかを考えなければなりません。そして、今すぐに一人ひとりができることから取り組みを始めなくてはなりません。
本ビジョンは、市民・事業者・行政のそれぞれが協働して対策を進めるための指針として策定しました。このビジョンの実施にはいくらかの煩わしさと不便さがあるかも知れません。しかし、その取り組みが、青い海と緑の大地に恵まれた豊かな自然を持つ浜田市の環境を、次世代を担う子どもたちに残す私たちの使命でもありますので、着実に進めていきたいと思っています。
最後に、この「浜田市地域省エネルギービジョン」を刊行するに当り、ご多忙にもかかわらず策定にご協力いただきました島根県立大学総合政策学部の岩本浩史助教授をはじめ、熱心なご協議いただきました15名の策定委員の皆様、並びにアンケート調査やヒアリング等にご協力いただきました多くの皆様に対しまして深く感謝申し上げますとともに、目標達成のため今後一層のご協力をお願い申し上げます。
平成19年2月
浜田市長 宇津 徹男