(産業振興ビジョン)3 まとめ

更新:2007年05月12日

(1)市経済が負の循環に陥る危機

 浜田市の人口は、今後も減少傾向で推移し、平成27年における人口は、56,910人となり、現在と比較して約6,000人が減少するものと推計される。(あさひ社会復帰促進センターの影響を除く)
 また、住民所得の面から見れば、有効な取り組みを行わず現状のまま推移すると平成27年には、7,419人分に相当する所得が減少するという試算結果となり、家族を含めれば相当数の人口が雇用機会を求めて市外へ流出することが想定される。
 こうした人口の減少は消費の縮小や税収の減少をもたらすとともに、域内市場産業・域外市場産業を支える産業人材の不足、生産活動の低下など産業規模の縮小につながり、雇用機会の維持困難、公的サービスの低下をきたすおそれがある。
 さらに、国・地方公共団体における行財政改革や社会保障制度改革に伴い、地方交付税や年金など公的マネーへの依存が高い本市の経済に大きく影響を及ぼすものである。
 このような影響連鎖によって、スパイラル的に経済が縮小し、経済活動を維持することが困難になることも懸念される。

 

(2)考察

 浜田市推計の実施によって、本市経済が置かれている状況が浮き彫りとなった。もちろん必ずしも数字自体にとらわれる必要はないにせよ、強い危機感をもって総力を挙げて取り組むことが不可欠である。
 また、この推計からは、所得・雇用の面で住民生活を直接的に支える域内市場産業を維持するためには、マネー供給源である域外市場産業を伸ばしていくことが必要であることが明らかになった。とりわけ製造業は域外市場産業のうちでも域外マネー獲得規模が大きく、重点的な支援を行っていくことが必要である。

今回の浜田市推計のポイントは次のとおりである。

○有効な取り組みをせず現状のままで推移すると、市経済から7,419人分の所得が失われ、スパイラル的に経済が縮小していく恐れがある。
○住民の雇用や所得は、サービス業や小売業などの域内市場産業が支えている。
○域内市場産業のマネー供給源は、(1)住民消費、(2)公的マネー、(3)域外市場産業からの供給の3つが大きいが、このうち(1)住民消費と(2)公的マネーが今後減少すると見込まれるため、(3)域外市場産業によって減少分を補う必要がある。
○域外市場産業では、製造業が大きな域外マネー獲得産業となっているため(「電力」を除く)、製造業への重点的支援が欠かせない。

 

【この情報の提供元】
浜田市 産業政策課   ( 庁舎配置図産業政策課の提供情報
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関連項目
序論
第1部 産業編
第1章 産業別の現状
第2章 地域経済構造分析(浜田市推計)
1 市経済のマネーフロー(お金の流れ)の分析
2 将来への影響の推計
3 まとめ
第3章 産業振興の方向性と視点
第4章 産業振興戦略
第2部 推進編
第3部 資料編
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