(浜田市上水道ビジョン)2-2 施設の概要

更新:2008年05月08日

 

図3 配水系統図


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(1)取水及び浄水施設

  『安全』で『きれいな水』を『断水』することなく給水するのが、水道事業者に課せられた使命です。浜田市上水道給水区域には、下府川・浜田川・周布川が流れ、それぞれ国府水源地・ 黒川水源地・美川浄水場を建設しています。

 美川浄水場は昭和45年に建設し、第1取水井~第4取水井で浅井戸から地下水を取水して、塩素滅菌処理後、160kwの送水ポンプ4台で内田調整池へ送水しています。

 

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写真3 美川浄水場 昭和45年建設

  
 
 
 
 


 

 

                                                                        

 
 
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写真4 水質監視設備
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写真5 送水ポンプ 160kw
 
 黒川水源地は平成9年に建設し、浅井戸から地下水を取水して、塩素滅菌処理後、相生配水池へ送水しています。
 国府水源地は平成12年に建設し、浅井戸から地下水を取水して、塩素滅菌処理後、国府配水池へ送水しています。
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写真6 黒川水源地 平成9年建設
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写真7 国府水源地 平成12年建設

 

 井戸から取水した原水は濁度計で常時濁度を監視するとともにづく所定の水道法に基検査を行い、水質の保全に努めています。

 また、これらの水源地やポンプ場及び配水池は広範囲に点在し、管理が難しいため、美川浄水場に遠隔集中監視システムを設置し、24時間体制で運転状況を監視しています。

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写真8 遠隔集中監視システム

 

 

                         

 

 

 

 

 表8 水源地の取水能力

(日量)

井戸の名称
認可水量
現在取水能力
美川浄水場
1~第3取水井
地下水(浅層)
10,000㎥
10,000㎥
4取水井
地下水(浅層)
12,000㎥
12,000㎥
5水源
表流水(河川水)
取水量5,400㎥
5,000㎥
計画中
国府水源
地下水(浅層)
4,000㎥
4,000㎥
黒川水源
地下水(浅層)
3,000㎥
3,000㎥
大麻水源(予備)
地下水(浅層)
108㎥)
108㎥)
計画給水人口50,000人 (1人1日最大680㍑)
34,000㎥
29,000㎥

 

2)送配水施設                                 

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写真9 内田調整池V=4,000㎥

  配水施設は、美川浄水場・国府水源地・黒川水源地
の水源ごとに配水系統を独立させています。(図3)

  

 

                 

   

 

美川配水系  

  美川浄水場から内田調整池に送水された水は、自然流下により石原配水池と建設中の竹迫配水池に配水します。石原配水池からは、熱田・長浜以西の西部地区へ給水し、一部は原井第1配水池を経由して原井地区へも給水します。県道浜田美都線から国道9号線浜田バイパスの側道を経由して竹迫配水池に送られた水は、浜田地区と石見地区に給水します。

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写真10 石原配水池V=4,500㎥
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写真11 原井第1配水池V=500㎥

  

黒川配水系  

   黒川水源地から取水した水は、相生配水池を経由して石央団地配水池へ送水し、相生町・黒川町・長沢町等石見地区の一部や石央物流軽工業団地に給水しています。
   相生配水池への送水管は、狭隘で急勾配の里道に埋設し、配水管を併設することが難しいために送水管を配水管としても使用しており、水圧が安定せず改良が必要となっています。

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写真12 相生配水池V=960㎥
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写真13 石央団地配水池V=500㎥

 

国府配水系  

  国府水源地からは、国府配水池へ送水し、上府配水池等を経由して、国府地区全域に配水を行っています。 

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写真14 国府配水池V=1,000㎥
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写真15 上府配水池V=500㎥

 

3)災害への備え

  

      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   平成17年2月に浜田市上水道事業危機管理計画を策定しました。
   この計画では、1872年の浜田地震M7.1と同程度の地震が発生した場合、配水管1,820箇所で被害が発生すると予想しています。
   梅雨末期に降る集中豪雨では、道路の決壊や橋梁の流失が発生した場合被害を受けますが、配水管が地下に埋設してあるため、豪雨による直接の被害は受け難くいと考えています。
   また、黒川水源地と国府水源地が渇水や水質汚染等で運転できない場合、美川浄水場から竹迫配水池を経由して黒川配水系へ、生湯配水池を経由して国府配水系へそれぞれ送水することができます。
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写真16 生湯配水池V=3,000㎥

   

    地震に対する対策
浄水場等    黒川水源地の建設が平成9年度、国府水源地が平成12年度、美川浄水場の 
                 浄水池とポンプ室の建設 が平成15年度と比較的新しく、構造もRC造りで建設
                 当時の耐震基準を満たしていますので、震度6までは安全だと考えています。 
配水池       配水池はPC構造で、阪神・淡路大震災M7.2の地震でも全体が崩壊する事は
                 ないと考えています。
                    ただし、大口径の配水管の破損により、大量の水道水が流出する事も想定さ
                 れるため、配水池に緊急遮断弁の設置が急がれます。
配水管      昭和9年の給水開始以来拡張を重ね、配水管の延長は約423㎞に達します。
                新しい配水管は、耐震性に優れたダクタイル鋳鉄管と伸縮性のある継手を使用
                していますが、ビニール管や古い鋳鉄管は耐震性が低いため、計画的な改良が
       必要です。
      
    

 表9 管の種類と耐震の課題

管の種類
 管の延長
課題
 改良の順番
 ビニール管
223㎞
昭和50年以前に敷設したビニール管は、接着のりで接合
しているため、耐震性が低く改良が急がれます。
 1番目に
 改良が必要
 その他の鋳鉄管
50㎞
耐震性もなく、漏水の可能性もあるので早い時期の改良
が必要です
 2番目に
 改良が必要
 ダクタイル鋳鉄管
150㎞
管の耐震性はあるので、継手を耐震性のある伸縮継手に
改良する必要があります。
 3番目に
 改良が必要

 

  集中豪雨に対する対策
 配水管は地下60cm~120㎝に埋設しているため、豪雨により直接被害を受ける事はありませんが、道路の決壊や橋 梁の流失等により配水管が破損する被害が想定されます。
 
  被災後の対応
    復旧体制    小規模な災害については、浜田市管工事業組合と『災害時における水道
                        施設の応急措置に関する覚書』を締結し、支援及び協力を確認しています。
                             また、広域の災害に対しては、日本水道協会島根県支部を通じて他の水
                          道事業者の支援を要請します。
         給水体制    災害発生後必要な水道水は、3日間は3㍑/日・人、4日目以降は20㍑/日・
                          人と徐々に増えていくものと予想しています。 
                             配水管を速やかに復旧し、給水の確保に努めます。
                       
                                                    表10  給水資材
項目
容量
保有個数
備考
給水タンク
2,000㍑
1個
車載タイプ
ポリ容器
18㍑
700個
給水袋
6㍑
5,800個
目標10,000袋

  

4)上水道送配水施設の課題
        上水道送配水施設の課題をまとめると表11のようになります。
   表11 上水道送配水施設の課題
施設
課題
取水、浄水施設
浅井戸から地下水を取水し、塩素滅菌処理後送水していますが、生活様式や水源の環境の変化から、今後、水質が悪化する事も予想されます。不測の事態に備えるために膜ろ過装置等処理施設の整備が必要です。
配水池
配水池は震度7クラスの地震に耐えられる構造となっていますが、配水管の破損等漏水事故が懸念されますので、緊急遮断弁を設置し2次災害を防ぐ必要があります。
配水管の改良
送配水管約423㎞の内、建設当時からの古い管やビニール管が65%を占め、耐震性もなく漏水も懸念されることから、継ぎ手や配水管を更新する等、計画的な改良が必要です。
 
【この情報の提供元】
浜田市 水道部管理課   ( 庁舎配置図水道部管理課の提供情報
電話: 0855-25-9900(直通)  FAX: 0855-22-9361  Mail: suidou-kanri@city.hamada.shimane.jp
関連項目
浜田市上水道ビジョン
はじめに
第1章 上水道事業の沿革
第2章 上水道事業の現状分析と評価
2-1 経営の概況
2-2 施設の概要
2-3 第4期拡張事業
2-4 水道未普及地域解消事業
第3章 水道事業の運営方針
第4章 上水道事業の実施計画
まとめ
資料編
浜田市簡易水道ビジョン
地域再生計画事後評価
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