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平成20年度第3回三隅自治区地域協議会

平成20年度第3回三隅自治区地域協議会
開催日時 2008年10月29日 18時30分~ 20時55分
開催場所 浜田市三隅町1434番地
浜田市三隅支所 3階 集会室
議題 1.会長あいさつ
2.自治区長あいさつ及び近況報告
3.平成21年度予算要求の概要について(主要事業を中心として)
4.図書館設立について
5.地区まちづくり推進委員会設立に向けた各地区の取り組みについて
6.下水道の使用料について(報告)
7.浜田市三隅自治区の肝炎対策について(報告)
8.ごみ処理手数料の改定について(報告)
9.その他
公開・非公開 公開

議題の趣旨

1.会長あいさつ
 会議開催にあたってのあいさつ
2.自治区長あいさつ及び近況報告
 市及び三隅自治区の主要事業等の近況について、あいさつにあわせ概要を説明。
3.平成21年度予算要求の概要について(主要事業を中心として)
 サマーレビューで提出した平成21年度三隅自治区の主要事業について、実際の予算要求額や事業内容の変更などの報告。
4.図書館設立について
 「子ども図書館」(仮称)設立について前回の会議に続く協議。
5.地区まちづくり推進委員会設立に向けた各地区の取り組みについて
 「地区まちづくり推進委員会」設立に向けた地域協議会委員を中心とした、各地区の取り組み状況の報告。
6.下水道の使用料について(報告)
 下水道の使用料の変更に関する状況報告。
7.浜田市三隅自治区の肝炎対策について
 三隅自治区内における肝炎対策の状況報告。
8.ごみ処理手数料の改定について(報告)
 ごみ袋代金の変更に関する報告。
9.その他

会議の経過、主な意見、質問及び協議結果等

1.会長あいさつ 
 ※質疑等なし

2.自治区長あいさつ及び近況報告
(1)島根あさひ社会復帰促進センターについて
 10月からPFIにより運営が開始された状況、盲導犬訓練センターが設けられていることの説明、開所式開催の状況、及び施設内の状況等を説明。
(2)国立浜田医療センターについて
 センター及び浜田駅舎の工事の進捗状況の説明。
(3)中央会館の改修について
 改修を終え、10月1日から和紙会館の営業を開始したこと、10月12日に開館記念シンポジウムを開催したことなどを説明。
(4)学校給食の一元化について
 金城と旭については、金城の給食センターで対応し、弥栄と三隅自治区についての学校給食は、浜田給食センターで対応する計画、またその実現は平成23年度になる見込みであることを説明。

 ※質疑等なし

3.平成21年度予算要求の概要について(主要事業を中心として)
 各課が、平成21年度の予算要求書を提出したことにともない、前回の地域協議会で内容説明した、平成21年度の三隅自治区の主要事業(1件300万円以上)に関し、サマーレビュー当時想定していた予算と、実際の予算要求額がどのようになったか、その状況を各課長から説明。

 ※質疑等なし

4.図書館設立について
 前回の地域協議会で協議した「子ども図書館」(仮称)について、地域協議会で示した検討のチェックポイントに対する教育委員会三隅分室の考え(下記「子ども図書館(仮称)設立の考え方」のファイル参照)を、室長から説明。

   「子ども図書館(仮称)設立の考え方」へのリンク

 それを基に、協議会委員で協議を行った。委員から出された意見、質問、及び回答などは以下のとおり。

<委員からの主な意見や質問>
「意見」
 読み聞かせの大切さをあらためて感じている。特に絵本の読み聞かせは重要であると認識している。絵本なら何でもいいように思っていたが、その時代時代にあった絵本もあることを知った。今は、読み聞かせのボランティアが、浜田や益田の図書館で借りている。また新刊をボランティアの者が買って読みきかせをするということも考えられるが、そういった資金もない。是非、図書館を設立してもらいたい。

「質問」
 質問する前に一つ苦言を呈しておく。支所は耐震構造がなされておらず、一般市民が来庁することは危険とあるが、今私たちがいるところは危険なのか?こういう記述は少し配慮願いたい。
 合併したのであるから、新市全体で考えるべき問題もあると思う。そういう観点から、図書館はどうなのかということである。そこで、まず、それぞれの自治区の図書館の状況等を教えてほしい。
「回答」
 資料を準備しているのでそれを基に説明する。
 ~資料に基づいて、主に以下の項目について説明。~

項目

浜田

金城

弥栄

三隅

開館日数

324日

345日

288日

309日

 97日

蔵書数

136,152冊

19,444冊

21,743冊

20,043冊

 9,750冊

年間予算

18,408千円

1,725千円

3,196千円

541千円

827千円


「意見」
 浜田市全体で読書環境を整備することが大事ではないかと思う。浜田の図書館の一番の欠点は、駐車場がないことだと思う。おおよそ浜田にある公共施設には駐車場が少ない。そういう意味では、大学周辺は駐車場も広いし、割と環境整備がなされている。したがって、その中心に図書館をつくって、各自治区に地域住民が集う図書館があってもよいと思う。自治区がなくなったときの図書館の存続や予算措置のコンセンサスが得られていないということも気がかりであり、コンセンサスを得ることも必要である。したがって、三隅自治区だけの問題としてとらえるのではなく、新市全体の構想を確立し、その中で三隅の図書館のことも考えていくということが大事ではないか。最も図書が必要なのは学校であり、子どものいるところであると思う。したがって、家庭と学校が、子どもが本を借りたり、本に接する一番の原点であると考える。

「意見」
 旧仁摩町の図書館は大田図書館分館という位置づけで、1~2年前にできたということである。旧仁摩町では、人が集まる場所が図書館であり、コミュニティセンター的な要素を持っている。浜田市全体の読書環境がどうなのかというと、不十分だと思っている。そういった意味では、分館としての三隅図書館の考え方も必要なのではないかと思う。

「意見」
 市長の発言を重く受け止めてもらいたいと考える。図書館建設要望に対し、市長から、地域の盛り上がりと整備の必要性は認識しており、整備を待ってほしいというのでは地域の思いがしぼむといったような記事を新聞で読んだことがある。自治区の地域振興基金で対応してほしいということもあり、建設に向けた検討委員会を設置し、具体的なことはその中で検討された方がいいのではないかと思う。

「意見」
 中央公園周辺を教育文化ゾーンとして発展させていくことに異論はない。同じことが浜田にもいえ、大学周辺が教育文化ゾーンであると言えると思う。その教育文化ゾーンには、自治区それぞれに特色があってもよい。美術館のことを言うと、子ども美術館と石正美術館あわせて、年間1億5千万円ぐらいの予算を使っている。教育文化の問題なので、これが高いか少ないかということを言うつもりはない。しかし、石正美術館という立派な美術館があるので、これが浜田市の美術館だいうことにしてもよいのではないか。したがって、三隅の教育文化ゾーンは、石正美術館を中心としたゾーンに人を呼び込むことになり、特色をもつことになる。一方、浜田においては、今の子ども美術館を浜田市の中央図書館にするといった発想があってもよいのではないか。この中核図書館があって、それぞれの自治区にサブ図書館がある。こうして全体の施設環境を整備する中で、ラブック号ももっと巡回して、本を借りやすい体制をつくる。こういうことが実現すると、読書環境整備はかなり進むと思う。
 もっとも、三隅の重要施策のために地域振興基金を活用するとなると、図書館という施設が、三隅に新たに必要かどうかということをもう一度考える必要があると思う。いま食の安全性などの問題が問われているが、三隅においても、山間部においては、上下水道が未整備のところが沢山ある。山水を飲んだり、あるいはヒ素が検出された水でも除去装置をつけて飲んでいるところもある。こういう問題に対し、どうするのかということも我々自身も考えていかなければいけない。地域振興基金であっても、必要なら見直しをかけて、対応することが必要であり、その一環として、図書館の建設等の予算配分も考えながら、全体でバランスのよい使い方を考えるべきであると思う。

「意見」
 図書館の問題で、当初協議会がとりあげた当時と、子ども図書館として、提示された内容とは全く話が違っていると感じている。高齢化し、浜田や益田に行けない住民のための図書機能を充実させた気軽に行けるようなところというのが発端ではなかったかと思う。仮称ではあっても、子ども図書館の設立という動きの中においては、こういった図書館設立を認めていいものかどうか疑問も感じている。当初の話からすると、高齢者も子どもも含めた考え方をしなければいけないのではないかと思う。
 また、浜田市という一つの組織体として考える必要のあることは当然あるが、今三隅が抱えている問題を考えた場合、三隅でどのような図書館が必要なのかを一から考える必要があると思う。したがって、この件に関しては、組織体も三隅のことを考えて検討していいのではないかと思う。

「意見」
 図書館整備の目的が、旧三隅町時代から築いてきた、生涯学習による人づくり、まちづくりにあるということはよく理解できる。しかし、管理運営に関して、経費節減の観点から、平日は1人勤務で、館長は半日勤務といった考え方ではなく、有能な司書を、例えばヘッドハンティングするようなことをしてでも運営すべきであると思う。箱物をつくって、書籍を入れただけの図書館にする程度なら、図書館設立はやるべきではないと思う。大切なのは、図書館を通じて、三隅のまちをどうするか、どういうことができるかということを十分に考えることが重要ではないかと思う。

「意見」
 まず、自治区制度ができた根幹を考えないといけないと思う。三隅自治区を寂れさせない、特色あるまちづくりをする必要があると考える。その観点から、教育文化ゾーンに図書館を設立する方がよいという声があり、自治区の3分の1の方が要望書に署名されたのだと思う。カルチャーホール改修の案もあったが、三隅分室では、投資に見合った効果が出ないと判断されたのだと思う。教育文化ゾーンには、学校のほかスポーツ施設、美術館もあり、和紙会館、昆虫館もできた。しかし、すばらしい美術があっても学芸員の企画立案があるから、多くの人が行くのだと思う。したがって、図書館も、ボランティア等でなく、司書の資格をもった人を配置すべきであると考える。学校、公民館、福祉施設等との連携、また老人クラブ等へもでかけるなど、司書の役割というのはすばらしいものがある。国会議員でも、ほしい本のキーワードを言うと、司書が適当な本を選んで持ってきてくれるというようなことも聞いたことがある。図書館を教育文化ゾーンに整備することで、今ある施設との相乗効果も期待できるのではないかと思う。

<結果>
 上記のような数々の意見などが出されたが、結論を出すまでには至らなかった。
 そこで、地域協議会会長から、
 (1)図書環境の整備といっても幅広い問題であること
 (2)地域協議会には、図書館建設の是非、図書環境をどのようにしていけばいかという判断も求められていること
 (3)何が必要でその方法は将来にわたり多くの市民の理解が得られるか検討しなければいけないこと
ということを踏まえ、慎重な審議もやむを得ないと判断し、執行部に、もう少し具体的な企画書提案を求め、この日の図書館設立に関する協議は終了した。今後、企画提案書の提出など、新たな協議材料が出された段階で、あらためて協議することとなった。

5.地区まちづくり推進委員会設立に向けた各地区の取り組みについて
 各地区の地域協議会委員が、この組織の設立に向け、汗を流そうということになっており、組織設立に向けた各地区の現在までの取り組み状況を報告した。今年度、組織を設立する予定の3地区については以下のとおり。
(1)岡見地区 
 これまでに複数回の学習会を行った。11月1日に33団体の責任者に集まってもらい、共通認識をし、組織固めの会議をもつことにしている。
(2)井野地区
 各種団体に声をかけ、学習会を行った。自治会がある程度リードしなければならないという意見が出された。そこで井野地区を8つの地域わけをし、2~3名の委員を選出してもらうことになっている。11月末までには、その委員が出揃うことになっており、12月になると発足に向けた会議を開催することができるという段階である。
(3)黒沢地区
 何回かの学習会を経て、10月8日に第1回目の準備委員会を開催した。準備委員会の位置づけ、推進委員会の規約の(案)なども検討した。12月に第2回目の準備委員会を開催する予定である。

 次年度以降、組織を設立する予定の他の3地区の状況は以下のとおり。
(4)三保地区
 公民館での会合等はあるが、委員会設立に向けての進展はない。
(5)三隅地区
 旧三隅地区、地方地区では、学習会を開催している。向野田地区は、11月もしくは12月を目標に学習会を開催したいと考えている。
(6)白砂地区
 白砂地区は、1地区1自治会という地域であるが、表題のまちづくり推進委員会を作るのは難しいと感じている。地域計画書の改定もまだ終わっていないので、そちらの完成も急ぐと思っている。したがって、白砂地区においては、新たな委員会をつくるというよりも、地域計画書の見直し委員会を、いわゆる地区まちづくり推進委員会に変える形でどうだろうかと思っている。

 以上、6地区の報告を受けて、会長から、以下の2点を確認した。
(1)地区それぞれの状況が異なっているので、地区まちづくり推進委員会が設立できなかったでは困るということ。地域の状況が違うことははじめから理解しあって、地域協議会委員が汗を流そうということにした。
(2)今から半年後に何もなかった、何も進展していないというのはどうかと思う。各委員の自覚をお願いしたい。

6.下水道の使用料について
 下水道の使用料算定の統一について、合併協定の内容、下水道審議会で審議していること、10月21日に三隅自治区の自治会長等に集まっていただき、説明会を行った経過などを、下水道課長から説明。

7.浜田市三隅自治区の肝炎対策について
 肝炎対策事業について、平成19年度末段階の認定者、医療費給付状況などを、市民課長から説明。

8.ごみ処理手数料の改定について
 平成21年度から値上げするゴミ袋代金について、福祉課長から説明。

 ※6番から8番までの項目についての質疑等なし

9.その他
 行財政改革の一環で、選挙における投票所の見直しを検討していることを支所長から報告。見直しについては、自治会連絡協議会、各自治会、集落等の集会で説明会を開催したいこと、及び平成22年4月実施を目標としていることを説明。

 ※質疑等なし


 

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