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平成21年度第3回三隅自治区地域協議会

開催日時 2009年08月11日 18時30分~ 20時50分
開催場所 浜田市三隅町三隅1434番地
浜田市三隅支所 3階 集会室
議題 (1)会長あいさつ
(2)自治区長あいさつ及び近況報告
(3)自治区制度の検証結果報告について
(4)地域協議会委員の任期について
(5)平成22年度予算要求(サマーレビュー)の概要について
(6)三隅自治区投資枠事業及び地域振興基金について
(7)バス井野線廃止にともなうひゃこるバスの運行について
(8)三隅自治区図書環境整備検討委員会について(報告)
(9)その他
・広報紙の月1回発行について
・防災無線のチャイムの変更について
・国民健康保険料率の決定について(報告) 
公開・非公開 公開

議題の趣旨

1.会長あいさつ
  会議開催にあたってのあいさつ

2.自治区長あいさつ及び近況報告
   市及び三隅自治区の主要事業について、あいさつにあわせ概要を説明。
 
3.自治区制度の検証結果報告について
   8月10日に議会全員協議会で報告された「浜田那賀方式自治区制度の検証について」冊子に基づき検証結果を説明。
 
4.地域協議会委員の任期について
   地域協議会委員の任期について、現行の11月からを4月からに変更することについて三隅自治区地域協議会の意見集約を実施。
 
5.平成22年度予算要求(サマーレビュー)の概要について
   平成22年度に計画する主要事業(1件300万円以上)で、サマーレビューに提出した事業の概要を説明し、地域協議会委員との意見交換を実施。
 
6.三隅自治区投資枠事業及び地域振興基金について
   次回の地域協議会において協議を予定している三隅自治区投資枠事業一覧の概要説明と地域振興基金の活用実績について説明。
 
7.バス井野線廃止にともなうひゃこるバスの運行について
   路線バスの廃止協議にともない、井野地区で行ったアンケート調査結果とそれをもとに作成したひゃこるバス運行計画について説明し、三隅自治区地域協議会の意見集約を実施。
 
8.三隅自治区図書環境整備検討委員会について
  検討委員会の委員名簿と7月22日に開催された第1回検討委員会における意見を報告。
 
9.その他
(1)広報紙の月1回発行について
(2)防災無線チャイムの変更について
   第2回地域協議会で、次回の地域協議会において委員の意見を聞くこととしていた(1)(2)について意見聴取と三隅自治区地域協議会の意見集約を実施。
 
10.国民健康保険料率の決定について
   6月に決定した保険料率について報告。

会議の経過、主な意見、質問及び協議結果等

1.会長あいさつ
  ※質疑等なし
 
2.自治区長あいさつ及び近況報告
(1)島根あさひ社会復帰促進センターについて
    受刑者の収容状況について説明。
(2)浜田医療センターについて
    工事の進捗状況と開院の予定、導入予定のPET-CT(陽電子放射断層撮影装置)について説明。
(3)三隅自治区内の主要な事業について
    石正美術館増築工事、市道改良工事、石見西部広域農道工事について説明。
(4)自治区制度の検証について
    議会に報告した検証結果について、本協議会で説明することについて説明。
(5)新型インフルエンザについて
   市内の発症状況と市の対応について説明。
 
 ※質疑等なし
 
3.自治区制度の検証結果報告について
   ~資料「浜田那賀方式自治区制度の検証について」に基づき説明。~
○説明内容の要旨
【地域協議会に関する考察】
「評価」
(1)地域協議会は、合併前にはなかった組織として、直接住民の声を行政に届ける役割を有し、その重要性・必要性が認識されている。
「課題」
(1) 自治区制度の根幹となる仕組みであるが、住民への制度内容の周知が不足している。
(2) 議論の場とするため、委員が住民の声を集約するシステム、協議した内容を住民にフィードバックするシステムが必要である。
(3) 運営について、報告事項が多く協議事項が少ないとの意見が多くあった。十分な協議の場とする必要がある。
(4) 委員の任期及び改選時期については、実情を考慮し見直しを検討する必要がある。
(5)  委員の人数については、人口に対応した柔軟な設定等、検討する必要がある。
(6)  開催回数が少ないという意見があり、充分な開催ができるよう配慮すべきである。
(7) 地区まちづくり推進委員会の設立を促進し、地域協議会との連携を図ることにより、住民の声を行政に反映する仕組みづくりにつなげる必要がある。

【総括(今後の制度運営に向けて)】
(1)自治区長について
   住民への安心感や対応の面からも、大きな役割を果たし、住民の中でも自治区長の必要性は理解されているものと考える。また、意見として整理した、処遇や権限の部分については、今後、住民に対し、制度の内容を十分に説明していく中で、認識を深めていく必要がある。
(2)地域協議会について
   直接、地域住民の声を行政施策に反映させる役割を持つ、自治区制度の根幹をなす仕組みとして位置付けられる組織である。 
   委員の任期については、個別の経緯や市の政策を把握した上で協議する必要があることから、任期を延長してほしいとの指摘があった。また、改選時期についても、11月となっているが、実情を考慮し、委員の選出に無理が生じない 時期とするなどの工夫が必要である。
   また、求められる議論の場とするため、委員が住民の声を集約し、協議結果を住民にフィードバックできる仕組みづくりが求められる。さらに、運営においては、「報告事項が多く協議事項が少ない」、「開催回数が少ないため、十分な協議ができない」などの意見を踏まえ、報告のあり方の見直しや開催回数を増やすなどの改善を行う。
   最も重要な課題としては、「地域協議会の役割や地域協議会で協議された内容が、住民に理解されておらず、地域協議会の機能が十分に発揮されていない」としている。その上で「今後は、地域協議会の役割や仕組みについて広く住民に周知し、個性あるまちづくりへの参画を促していくとともに、住民自治を推進していくためにも、地域協議会の一層の活性化を図っていく必要がある。
(3)本庁・支所体制について
   総合支所の設置により、住民にとって生活上変わらぬ安心感やきめ細やかな行政サービスの維持、さらには、住民の声が本庁に届きやすくなる点などが維持でき、良い評価を得ているものと認識している。しかし、一方では、職員の減少により、今後も迅速かつ適切な住民サービスが維持できるかといった懸念もある。今後も総合支所として機能させることが望ましく、これまでの評価からも、引き続き検討することが必要である。
   自治区の個性あるまちづくりを推進するため、今後、自治区の特性に併せた人員配置、例えば特定の業務への重点配置などについても検討する必要がある。 また、行政内部の課題として、市全体の重要施策等に関して、起案から意思決定まで、合併前との比較で、協議や決裁等に時間を要することに起因してやや時間を要する事態が生じており、効率的な会議のあり方や決裁にかかる迅速な事務処理方法などを模索する中で、解決していかなければならない課題である
(4)予算(地域振興基金、投資的経費枠)について 
   投資的経費の配分及び地域振興基金の活用により、合併後も継続して個性あるまちづくりに向けた取組みを進めることができていると認識できた。一方、今後の課題として、投資的経費の配分率は、当面10年間は維持すべきものであるが、それ以降の投資的経費の配分及び配分率については検討する必要がある。
   地域振興基金は、自治区の固有財産として今後も引き続き個性あるまちづくりに使われるべきであり、繰上償還に活用した事例は、真にやむを得ない場合に限るものである。さらには、基金保有高のばらつきにより、将来的に自治区によって事業実施に差異を生じることが危惧されるが、その解決に向け、新たな基金造成等を検討することが必要である。地域振興基金の使途については、住民の理解を得るためにも、引き続き情報公開に努める必要がある。

<委員からの質問>
「質問」
   総括中の予算に関するところで、「基金保有高のばらつきにより、将来的に自治区によって事業実施に差異を生じることが危惧されるが、その解決に向け、新たな基金造成等を検討することが必要である」との説明だったが、新たな基金という部分で具体的な施策が出ているのか。
「回答」
   過去に旧浜田那賀江津でふるさと市町村圏というものをつくり基金造成しており、数億円の金額が残っている。本年3月でそのふるさと市町村圏を解散したことから、出資割合によってその基金を清算することで、浜田市についても基金として積むことができること。また、合併してまちづくりの共通基金を31億円程度積んでいるので、これの活用もできるのではということで、ここに新たな基金造成と記載しているものである。

4.地域協議会委員の任期について 
   自治区制度の評価検証おいて、「改選時期については11月となっているが、実情を考慮し、委員の選出に無理が生じない時期とするなどの工夫が必要である。」という総括がなされている。すでに旭自治区の地域協議会においては、委員の任期の開始時期を、4月1日にするという意見集約されている。4月1日からの任期ということになると、11月21日に選任される委員は、3月31日までの任期となり、あらためて、推薦された方を地域協議会委員として、4月1日から2年間委嘱するということになる。
   この協議会委員の任期については、各自治区の地域協議会が足並みを揃えることが適当であるということから、各自治区の地域協議会の意見集約を行うこととなった旨を説明し、三隅自治区の地域協議会委員の意見の取りまとめを行なった。

<結果>
    三隅自治区地域協議会としては、任期を4月1日からに変更することで意思確認した。

5.平成22年度予算要求(サマーレビュー)の概要について
   各課からサマーレビューに提出した平成22年度に計画する主要事業(1件300万円以上)69項目について、各課長から概要を説明した。

<委員からの主な質問や意見>
「質問」
  リハビリテーションカレッジ島根奨学金貸与制度について、最近は入学生が減少傾向にあるということだが、定員は何人で現在どのような状況なのか。
「回答」
  今年度春の時点で、定員は1学部が40人で、1学年120人。入学生は24人という状況である。

「質問」
  21年度の主要事業実施計画書に載っていた、B&G海洋センターの外壁改修工事は、今回の事業計画に載っていないので、今年度と来年度実施する計画が無いということか。改修を実施するのであれば早くしないと、遅くなるとより修理費がかかるのではないかと思う。
「回答」
  このサマーレビューの計画書は来年度以降の計画を載せている。B&G海洋センターの改修工事については、21年度の事業で行なうこととしている。

「質問」
  地域づくり振興事業の中で、22年度からエアコンの整備についても対象にすると言われたと思うが、補助事業について具体的なことを聞きたい。
「回答」
  集会所整備補助で行い、地域の世帯数等によって補助率に違いはあるが、事業費の66%から70%を少し超える程度の補助率になっている。但し、地域計画書を策定されている自治会の優先的な補助に配慮したいと考えている。
 
6.三隅自治区投資枠事業及び地域振興基金について
  「三隅自治区投資枠事業(配分枠)一覧」「地域振興基金の運用状況」という資料に基づき説明。
○説明内容の要旨
   投資枠事業とは、合併協議の際に各自治区が実施する投資的事業に対し決められた配分金額で行なう事業である。配分金額は合併当時、平成26年度までで81億3千万円であったが、その後の財政推計の見直しにより、現在は平成27年度までで、64億1700万円余となっている。  
  地域振興基金については、平成17年度から毎年度取り崩し事業を実施している。平成20年度末の基金残高の見込み額は6億84万円となる。平成18年度に4億5千万円、19年度に4億6千2百万円、財政健全化のために繰り替え運用し貸し付けているが、平成19年度から27年度までに返済される見込みである。
   三隅自治区の投資枠事業や地域振興基金の計画については、地域協議会委員の意見を聞きながら、策定していく。
※質疑等なし。

<結果>
   会長から投資枠事業、地域振興基金活用事業計画にかかる検討のため、地域協議会委員の自主検討会の開催提案があり、委員の総意により9月中に開催することとなった。

7.バス井野線廃止にともなうひゃこるバスの運行について
  「井野地区バス利用に関する調査結果」「井野地区ひゃこるバス運行計画(案)概要」「バス利用者分布及び路線図」という資料をもとに説明。
○説明内容の要旨  
   石見交通の井野線運行の廃止協議に伴い対応が必要なことについて、これまで地域協議会において報告しており、調査結果をもとに、バスの運行計画を作成し井野地区まちづくり推進委員会にも協議してきた。
調査結果をもとに、今後の井野線の対応について提案し、地域協議会としてのご意見を聞きたい旨を説明。
(1)バス利用に関する調査結果について
   井野地区のバス利用者が、主に高齢者で、三隅市街地等への通院や用事で利用されることが多い。その傾向は、ひゃこるバスが走行していない地域にも同じことがいえる。石見交通のバス利用者について、月に数回利用するという回答が圧倒的に多い結果となったことから、新たにひゃこるバスの運行を開始する地域においても、週に1~2回程度の運行で対応ができるのではないかということが考えられる。ただし、数は少ないにしても石見交通のバスをほとんど毎日利用する人の中には、職場の通勤で利用すると回答との回答もあり、JR便や国道バスへの接続の配慮は必要であると考えられる。
(2)井野地区ひゃこるバス運行計画(案)概要について  
   朝、三隅方面の向かう第1便と、夕方三隅から井野方面に向かう5便、6便は、基本的に毎日運行することとし、運行ルートは現在石見交通と概ね同じにする。その間の2便から4便は、現在の地区連絡線として運行しているひゃこるバス同様に、午前便の第2便は、井野方面から三隅市街地方面へ向かい、逆に三隅から井野方面に向かう便は、お昼頃の第3便と、午後の第4便を運行する案とした。ただし、この2便から4便は、曜日ごとに、井野地域内を分けて走行することとする。

○井野地区地域協議会委員から井野地区まちづくり推進委員会における協議内容を報告 
   現行のバスをひゃこるバスに替えるという大筋の考え方については良いということで先日意見集約した。細部にわたっては、検討の期間が短いこともあり地域での意見の聴取を終えていないため、今後検討したい。
※質疑等なし。

<結果>
   井野地区のまちづくり推進委員会との協議は、平成22年度当初予算要求の提出までに終わらせることとする。
    三隅自治区地域協議会としては 提案されたバス運行計画のとおり進めることを了解する。

8.三隅自治区図書環境整備検討委員会について(報告)
   「三隅自治区図書環境整備検討委員会名簿」「第1回三隅自治区図書環境整備検討委員会報告書」という資料をもとに説明。
 ※質疑等なし。

9.その他
(1)広報紙の月1回発行について
(2)防災無線のチャイム変更について
   第2回地域協議会で、次回の地域協議会において委員の意見を聞くこととしていた(1)(2)について意見聴取と三隅自治区地域協議会の意見集約を行なった。

各地区の意見は次のとおり。
・黒沢地区
   黒沢地区のまちづくり推進委員会で意見を聞いた。広報紙は月1回発行で良いのではないかという意見が圧倒的に多かった。無線については現状のままで、入れ替えしないでも良いのではという意見であった。
・岡見地区 
   広報紙月1回の発行については、どうしても今までどおりとするような強い要望、意見はない。防災無線のチャイムの変更については現状のままという意見である。
・井野地区
   月1回にした場合、広報紙に自治区の話題のコーナーを必ず入れること。今は隔月になっているものを毎月全部の自治区のコーナーを設けるということ。防災無線のチャイムについては現状で良いのではという意見である。
・三隅地区
   広報紙については1回でよいという意見であった。防災無線のチャイムについては、改修費用をかけてまでする必要はない。今のままで十分であるという意見であった。
・白砂地区
   市民歌の普及という点において、変えた方が良いという意見もあったが、 市民歌に変えるのは、機運が高まってからでも良いのではないか。
・三保地区
   広報紙は月1回で良い。無線については現状のままで、入れ替えしないでも良いのではという意見であった。

<結果>
   広報紙の発行については月1回で良い。防災無線のチャイムについては、改修経費の関係もあり現行どおりで良いという地域協議会の意見取りまとめを行なった。

(3)国民健康保険料率の決定について(報告)
   「国民健康保険料率の決定について」という資料に基づき説明。
※質疑等なし。
 

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