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「無題」森脇 忠筆油絵麻布

指定日:昭和48年5月1日
所在地:浜田市黒川町
所有者:浜田高等学校同窓会

森脇忠

 森脇忠(1888~1949)は江津市に生まれ、浜田中学校在学中に当時同校教諭であった杉浦非水に画才を認められ、卒業後、東京美術学校に学ぶ。当時の洋画壇の指導者であった黒田清輝に師事し、美術学校在学中に第一回光風会展で奨励賞を受賞するなど、新進の画家として華々しく画壇に登場した。
 卒業後、第三高等学校・京都高等工芸学校などで教鞭をとりながら、帝展・新文展など大正期から昭和戦前にかけて活躍したが、晩年は単身浜田市内(錦町、田町、熱田町)で過ごした。
 この作品は、初期印象派の正統を行く新進画家として絶好調にあった筆者が、新印象派の手法を取り入れ描いた快心の作として、母校(現浜田高等学校)へ寄贈したものである。石見の海岸風景が明るく穏和な色彩、細かな筆遣いで描かれている。
 ◇P30号(縦65cm×横90cm)額装

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