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浜田の方言集 カ行


  方言 注釈
か- つい AK
  かー 思わず、つい T
かー、かー終わった もう終わった、ついに終わった L
かー、何々かー何けー ねー、何々がつい、行ったから
かー何々した 予期せずに、とんでもない事
かぁー…… つい何々… <接頭語 I
かあ つい、遂に C
かあ、かあしもうた 不図、無意識 I
かあー おもわず N
かあ「かあ逃げた 副詞>ふと逃げた V
かい 粥、おかゆ<母音脱落> TYC
かい「いやんかい ……だなあ) V
かいさく 山や野を切り開く、開墾 L
かいしき 全然 T
かいしょうなし 意気地無し K
かいち かいつぶり、水鳥 T
かいな 弱い C
かいの 何いの、そうであろう C
かいのー「何々- であろうか<推測 I
かいる E
かえし 表裏が逆の事 L
かえりんさい 帰っていいです A
かえりんさんな 帰ってはいけない A
かかー 妻(他人に射し T
かかさん 母の呼称、母さん TY
かかりうど 何もしないで親係りの長男 S
かかりご 嫡子 T
かかりつけ 何時も世話になる先 S
かがち 摺り鉢 T
かがつ 摺り鉢、すりばち TMY
かがなる (腰)を曲げる A
かがみくさ 薬?草、ほほずき T
かくがい 大変 N
かくがい 格外、並みはずれている K
かくれごー 隠れんボー<遊び童語 T
かけってくる 走ってくる B
かけやいこ 駆け足競争 M
かけらかす 早く走る A
かけらかす 走る CK
かけりこー 走る、走りくら T
かける 走る YET
かこー 書こう T
かこう 仕舞っておく T
かこくさい 布など)焦げ臭い T
かごむ 屈む、しゃがむ C
かさ 梅毒 T
かしこまる 座る K
かしこまる 正座 A
かしこまる 正座する BTM
かじける いじける K
かじなる かごむ、身を曲げる T
かじむ 縮まる K
かす 水に漬ける T
かす 糟粕」水に浸す S
かす、みずやゆにかす 水や湯に浸す Y
かす 聾唖<罵り語 L
かず おし、聾 M
かず 反応の鈍い者、耳--」 K
かず 耳が聞こえなぃ S
かずえる 数えるカゾエル C
かずき 冬顔を掩(ォォ)うもの T
かずく 被る KA
かずつんぼら つんぼ E
かずむ 嗅ぐ CAT
かずむ 臭い、嗅かぐ K
かせる ふやける K
かたかい 痙攣ケイレン T
かたくわ いつこく、律儀 S
かたくわな 片意地な C
かたぐ 運ぶ K
かたぐ かつぐ T
かたし 椿の実 T
かたつら 片方 K
かたひら 片一方 AS
かたる 話す KS
かち A
かっこ 子供の下駄、下駄 YM
かっせき 貸席」芸者を呼んで遊ぶ所 K
かった 借りた B
かって 台所 KL
かっぽ うすばかげろう T
かつえる 飢える』食べ物がない状態 S
かつがつ ぎりぎり A
かつれる 飢える A
かづく かむる、冠る C
かど 前庭 T
かない 妻(他人に対し T
かなおや 仮名親、契約親 C
かばち 饒舌ゼウゼツ、よくしゃべる TSL
かばち 口、物言い IN
かばちたれ よくしゃべり過ぎる人 L
かばちたれ 言う K
かばちをいれる 発言する M
かばちをたてる 口答する T
かひ、かい お粥 E
かぶる かむ、噛み付く CK
かベ 黴、かび NC
かまう からかう KSA
かまう からかう CT
かまう いじる T
かまう、いろう 弄する T
かまうな ほうっておけ、構うな」 S
かまかけ かまきり、蟷螂 T
かまぎ Y
かまぎだいく 下手な大エ B
かまつか つゆ草 M
かまふんばり 年がいっても嫁にいかぬ女 B江津
かまぶこ 蒲鉾 E
かまぶし かまぼこ Y
かみいい 髪結い』美容院、床屋 K
かみざ 上座敷 Y
かや、何々したかや 何々されましたか K
かや「いくかや 疑問の助詞) V
かやくめし 糅飯、まぜ御飯 T
かやる 転ぶ、倒れる OA
かやれる 倒れる SHM
かやれる 物が倒れる Y
からー 辛い<母音 T
からかさ 傘、頭に冠むらない枝の有傘 K
からかみ 襖フスマ EY
からげる 裾を絡げる」折り返し上に揚 S
からつ 唐津焼』焼もの M
からむし L
からん 借りない、借らん T
かりん 僧りない、借らん T
かるう 荷う、荷負う、担ぐ TS
かるう 背負う A
かわ 年上の妻 S
かわりばんこ かわるがわる、交代に L
かわりばんてん かわるがわる、交代に L
かんかんぐさ 酸漿草 T
かんかんぶたい 買いだしの行商人達(金属箱 K
かんきち 瓦職人の弟子 B
かんしゃくもち 短気者 Y
かんしょ 甘藷(使わなくなった K
かんぜよリ 紙縒コヨリ EK
かんづち 金槌 N
かんぼこ かまぼこ Y
があ つい C
がいな 強い、強く大きい CM
がいに 思った以上 E
がいに ひどく、大変 S
がいに、--暑い 非常に暑い(米子地区も) L
がいる T
がえる N
がき 子供(卑様)罵り語 TL
がき N
がき 子供(叱る時使う) Y
がごんどんさる しゃがんでいなさる M
がしん 臥薪』飢饉 ST
がず つんぼ N
がっそ、がっそー 女の髪の乱れている事 T
がっそう 頭髪のみだれ Y
がや 「いうたろうがや 強く念を押す) V
がやしい 逆、さかさま C
がらんどう 中が空、空っぽ M
がんぎ 石の階段、石の畝等 M
がんぎしゃ 雁木社』石神社 K江戸
がんち めんちかつ E
がんち 片目 T
がんつ- T
がんつう N
がんぶる 船が横にゆれる、ガブル S
きあいがわるい いやな感じで気分が悪い A
  きいず 蝗いなご N
きがこまー 臆病な人 L
きがこまい 意気地がない K
きぐみ、きじめ 布の焼ける臭い S
きさくなひと 気さくな人、男ぎのある人 C
きさま 貴様』お前 Y
きしゃなあ- 汚い H
きしゃない 汚い YSE
きしゃない きたない<子音転換 TN
きずいもの 気随、気侭 C
きずし 鯖の塩漬け B
きちゃんさい 来てみて下さい K
きっぽ 傷跡 ESY
きっぽ- きずあと、?痕 T
きっぽう 傷跡 KG
きつい 厳しい、苦しい SKL
きつぱ 傷痕 N
きてみんさい 来てください、来て見なさい KH
きとい 味の濃厚な事 Y
きなーれ 着なさい O
きない 来なさい、命令語 C
きない 着なさい O
きにょー 昨日<音韻添加 T
きにょーのばん 一昨夜 TK
きにょう 昨日 C
きねリ 甘柿 YA
きの TY
きの 杵キネ CE
きばる 元気をだす、力む S
きばる 奮発する N
きばる 振る舞う C
きび 玉蜀黍 L
きび とうきび Y
きびがわるー 気味が悪い H
きびくそ 気持ち、--悪い」 SH
きびしゃ かがと EMN
きびしゃ かがと Y
きびしゃ 踵キビス BKA
きびす かがと T
きびる 結ぶ CN
きびる 結ぶ、いわえる、くくる MS
きぶんがわリー 病気であることを示す T
きほんもう 気ほんもう』気の向くまま C
きまち 来待」陶器の釉薬による色 K
きまんごく 今を限り/絶対 N
きゃかす 消す C
きやーがった きた<卑俗語> N
きやいがわるい 気持ちが悪い M
きやいがわるい 不快である T
きゅういも 甘藷 Y
きよ- 着よう T
きらず 豆腐のかす、おから M
きられる 来るの敬語 C
きりいも 馬鈴薯 T
きりご 蝗イナゴ T
きりばん 俎板マナイタ T
きりめ 繊維の焼ける臭い S
きりめくさい 紙など)焦げ臭い T
きりもの 着物 MTY
きりもん 着物 EY
きんか はげ頭 S
きんか(ん)いも 馬鈴薯 C
きんかいも 馬鈴薯 TS
きんかん はげ頭 K
きんかんいも 馬鈴薯 YKE
きんかんいも 馬鈴薯 AN
きんく ごへいかつぎ -
きんさい 来なさい E
きんさい 着なさい OT
きんさい 来て下さい AH
きんだめる きたえる M
きんばる りんとひっぱる T
きんりょーう 稈秤 T
きんりょう 秤ハカリ KM
ぎーす きりぎりす T
ぎいす きりぎりす E
ぎし A
ぎっちょ 左きき手の人 C
ぎっちょ 左利き MT
ぎっちょ、左ぎっちょ 左利き E
ぎっちょん 左手きき N
ぎっつちょ 左利き Y
ぎっと ちんば M
ぎっと- ちんば、びっこ、揃わない事 T
ぎっとん ちんば、右と左が違う S
ぎょーさん 多いこと、非常に L
ぎょうさん 沢山、量の多いこと LNO
ぎょうさん 非常に、沢山 T
ぎょさん 多数 Y
ぎり つむじ、施毛 KT
ぎんなん 銀杏』 N
ぎぼうし 擬宝珠、ギボシ C
くいくさす 食事なかばで立ち去る B
  くいわけ 食べ残し T
くえる 崩れる K
くぎる くすぶり焼ける S
くぐし 草などためて焼く S
くぐし 草木等の焼床を作る M
くさあ くさい N
くさす 嘲る C
くじゅ-くる 叱る AHS
くじゅうくる 叱る MLK
くじをくる 文句をゆう「公事を繰る」カ K
くじをくる 叱る「九字を切る」カモ K
くじをくる 叱る事、しかる CN
くじをくる 叱る EY
くじをくる 小言をいう、叱る M
くすねる 横取りする A
くすぶる いぶす、煙をたてる K
くすぼっとる 家の中にとじこもっている B
くずな 甘鯛 EMA
くずな あま鯛 Y
くずや 草葺き屋根 C
くたばれ 死ね C
くたびれる 疲れる N
くたぶれる 草臥クタブレ』疲れる SCN
くだらん 詰まらない T
くだん 件』 C
くちなお 蛇の事 B江津
くちびる Y
くちびろ くちびる N
くつがた 魚を入れておく小桶(江津) B
くど 突局」竃カマド C
くど 竃突」竃の煙出し、かまど K
くど 竃 カマド TLM
くど 火をたくかまど YN
くどーまんどー しつこく繰り返す S
くどい しつこい N
くどにきをくべる 竃に焚き木を燃やす H
くびって きびる、括る I
くびる きびるき、括る(重宝記) I
くま- 来ないであろう T
くまい 来まい T
くまく 縫い方の種々 M
くみじ 汲み地」泉、川端の洗い場 LK
くみじ 川端の洗濯場 T
くらわす 撲る、食らわす、被害さす C
くリ 暗礁 K
くるげな 来るそうだ(予測 K
くれ- 呉れ T
くれえ 呉れ N
くれんさい 下さい T
くろーなー 黒くない T
くろうなー、--ない 暗くない、黒くない T
くろねこ 金つり、戦前の海水パンツ K
くろや- めじな<魚名 K
くわいちご 桑の実 LT
くんじん 迷信 TSC
くんじんをいう 禁句をいう、 M
ぐずい、おびがぐずい 緩い K
ぐずる 愚図る』苦情いう、我が侭 S
ぐつ 都合、あんばい、具合 S
ぐみ あきぐみ、あさどリ T
ぐり 石の事 K
ぐわいがわりー 病気であることを示す T
け! 右へ行く時(牛馬ら掛け声 K江戸
  けー --から、故に TG
けー から、ので。 A
け- つい K
けー、--だけえ --から、故に T
けー、おわったけー もう終わった、末にも付す L
けー、何処へいくけー 何処何処へ行くから L
けー、昨日けー、何々 昨日から俺がね、行ったから L
けーのー そうだから…ねえ G
けぇーのー 故に K
けえ 故に、であるから C
けえ、つめたぁけえ 冷たいから(重宝記) I
けえー…… <接頭語 I
けえ「高価だけえ ・・・だから、故に V
けえすみ 消し炭 M
けえとう 鶏頭の花/ケートを編む C
けえのう 故に、やるけえのう I
けけしい 少ない、稀々しい C
けせる、けせり キセル N
けそけそ あわて者、軽率な I
けたいがわりい 気が悪い C
けたくそがわりい 気持ちが悪い G
けたくりがわるい 恥ずかしい K
けちんぼ 出し惜しみする人 L
けちんぼ 吝嗇家リンショク、物惜しみ T
けちんぼ 必要以上に使わない閉まりや K
けっか 却って、結句 KBT
けっか 割り合い、少しは S
けっかえ- 案外良い A
けっかと 割合に E
けっく かえって M
けっこ- 思いのほか S
けったくさい 面倒くさい L
けっらかす けとばす S
けつ お尻 YN
けつかええ 案外よい N
けなあ 稀ない、少ない C
けぶたあ 煙たい N
けぶる 煙る<子音転換 T
けぼちゃ、かぶちゃ かぼちゃ E
けま- 下駄の歯 T
けら 金ヘン+母=3月鈩粗鋼 K
けんけん 片足跳び、けんけん TK
けんけんご 片足跳び T
けんご あっけなく M
けんご 決して、きっと S
けんご 思わず、--に言うて仕舞た E
けんご 必ず、念を押す L
けんご 必ず、みごと N
けんごに 案の定 K
けんちゃんじる ご正忌の忌明けの料理 B
けんびき 筋肉の小痙攣 T
げえ 嘔吐 N
げさく 小作 T
げさく 下品な A
げさく 悪い事 K
げじげじ 毛虫 L
げじげじ・げじ げじげじ T
げす 席次の最後、びリ T
げつ 席次の最後 T
げつ しまい E
げつ 最下位 N
げと 嘔吐」反吐」けとを吐く CN
げどー 外道』人を罵る語 L
げどう 悪、土方、無頼漢 Y
げどう 外道」人非人、あんなゲドウ I
げどう 悪いやつ NA
げどはき 嘔吐 GM
げな --だそうだ T
げな 何々そうな C
げな、……だげな げな、否定語、不確実な事 T
げなげなばなし 根拠の無い又聞き話 MK
げに 不確実な事「前言を打ち消す K
げに そうそう、思出し語りだす時 T
げに ひどく、甚だしく K
こーごー 背が前屈みな事 S
  こーた かった、買う K
こーに、喰わんこーに 食わずに置く T
こーベ S
こーらん、こーらん花 山百合 T
こいつとそいつ 是れと其れ T
こいベ 今夜、今夕 CT
こう 買う N
こうこう 香のもの(草に沢庵漬け) EY
こうしゃくをいう 理論めいた話をする「講釈 M
こうじ 糀』麹トモ K
こうぞう 楮コウゾ』同意ウをおった K
こうぞお 楮苧」楮の皮を剥いだ品 K
こうへいな 生意気な M
こうへいなひとだ 要領のよい人 H
こうベ 微カビ EMC
こうろく 賃金を受けずに働く、奉仕 M
こえ 昔の肥料の事 L
こえたご 肥え桶 Y
こかす 倒す KS
こがー……のー こんな事は……なる I
こがーな こんな、この様な TKN
こがーに こんなに ES
こがぁだっちゃ- こうゆう事だのに H
こがあ、あがあ 形容的な内容をもつ--な物 I
こがあ、こがあな この様に N
こがあなる こんなになる K
こがい 牛馬の飼料 T
こがせ 乾田 B
こがり 釜底に焦げついた飯 Y
こきんはょう 早くの感動語 C
こぎお 扱苧』麻の皮を剥いだ半製品 KL
こぎる 値切る S
こく 頭を打つ K
こくーうに 非常に B
こくうに 金輪際コンリンザイ N
こくれる 仕事が遅れる M
こぐ 欠く K
こぐ 折る N
こぐ 扱ぐ』麻楮の皮等はぐ事 K
こぐち ものの端 T
こけら 木屑 T
こける 転ぶ OTN
こける 倒れる CM
こげ 飯の底つき T
こげ-な この様な E
こげる 折砕、折れる CM
こげる 一部が砕けたり剥がれたりする K
こころぼそい さみしい L
こし 釣銭 T
こしき 甑(重宝記) I
こしつとう 子供馬鹿 N
こしと 子供<罵り語 T
こじき 金や物を恵んで貰い生活する L
こじける 凍える MN
こじける かじかむ、手足等が凍える KC
こじける 手足がかじける S
こじりま 僅かばかりの仕事(江津) B
こすい ずるいこと L
こすい 利益誘導しずるい K
こそぐる くすぐる MV
こそげる 刮げる、こさぐ(重宝記) I
こそばい 擽ったい、クスグッタイ K
こそばいい くすぐったい T
こそばかす くすぐる S
こそぶる くすぶる K
こたえる 弱る N
こちあたる ぶっつかる S
こっきん、こっちん けん玉、子供の遊び道具 K
こっくりさん 呪いの一種 K
こっつく ぶつかる A
こっていかけたか ほととぎすの鳴き声 T
こっとい 雄牛、牡牛おうしこといの転 MT
こっといかけた 時鳥の鳴き声 T
こっぱ 燃料 T
こっぽ うすばかげろう幼虫(蟻地獄 T
こてつ 小鉄、砂鉄(鉄山用語 K
こでっち 小せがれ T
ことリ 人さらい、子捕り K
ことわリ 謝る K
こどうに 是も前と同 C
こない 小さい T
こなす 砕土する M
こにわ 庭の事 K
こねえな、こが-な こんな N
こねら 小鼠 TS
こばかにする 人をけなす Y
こびるま 午前中の間食 B
こぶ 昆布 EY
こぶい 出し惜しみする人 L
こぶら ふくらはぎ、こむら T
こぶらがえり ふくらはぎが収縮痙攣する状態 K
こま- 小さい BN
こまい 来まい T
こまい 小さい EKH
こましゃくれ 大人ぶった子供 Y
こむそーがん 沸きすぎた洒(江津) B
こもそう 虚無僧コムソウ C
こらえてくれ 許してくれ H
こらえる 堪える K
こらえる 赦す T
こらえんさい 我慢しなさい。堪えなさい」 S
ころがし 肥料桶 T
ころげる 転ぶ ON
こわあ 息苦しい C
こわい 硬い T
こわい 疲れた K
こわい 苦しい T
こん」何こん 魚を数える時の単位、1匹 S
こんげん すっかリ M
こんげん 全部 L
こんげん それぎり I
こんげん それっきり、それ限リ NTA
こんげんもくれん 一目散 M
こんご うすばかげろうの幼虫 蟻地獄 T
こんた、こんたし N
こんちくしょう 此の卑劣(愚かな人) I
こんちゃ 今日は C
こんちゅう 此中、先日 C
こんとー 此の通り」こんな S
こんな、あんな 方位から転化、こんな奴 I
こんなさん これをされる人、注意要する I
こんなしー 人に話しかける時、其処の人 L
こんの- 穀物の刈入れ後の処置 ST
こんのう 脱穀 M
こんまい 小さい K
ご-ぎに 非常に、ひどく OT
ご-じゅくな 執拗な、シツヨウ(江津) B
ごーじょうぱり かたくわで、意地っ張り L
ごあがに この様に C
ごあさって 明明後日 T
ごいた 寄越す K
ごいんげさま 真宗の僧侶(御院家様) K
ごいんげんさま 寺にいて仏事を司る人真宗 L
ごうたあがすく 腹を立てる、立腹 M
ごき 御器』木椀 TYC
ごきあらい みずすまし T
ごく 無頼漢 N
ごくと-れ 放蕩者ホウトウ T
ごくとーれ 遊びふける品行の悪い人 L
ごくとうれい 親不孝もの M
ごくとおれい 品行素行の良くない事、同人 I
ごくどおれ 無頼漢 N
ござーうつ 軽病で寝る B
ござしき 後妻(主に老人) Y
ござんした「何で-- 何々でございました E
ござんす ございます C
ごしない 自分に呉れ K
ごしない「まって-- 待って下さい K
ごしんさい 下さい B
ごしんさん 主婦の呼称 O
ごしんぞうさん 上流のおかみさん Y
ごす 呉れる TK
ごせ 下さい K
ごせー 呉れ T
ごせー、ごっせや 呉れ T
ごせーや 下さい S
ごせえ よこせ、呉れよ C
ごぜんさん 相手の家の主人を尊敬して I
ごそぐ 運ぶ I
ごたい 身体 Y
ごたをあげる 腹を立てる N
ごっそり 前同様 C
ごっつー 非常に、おおいに L
ごっと 総て、全部 C
ごつ 沢山 M
ごつー ひどく、甚だしく KO
ごつー 大変 NS
ごつー、ごっーに 大変、非常に K
ごつい 大い、仰山な K
ごつい ひどい、並みはずれた S
ごつに 非常に O
ごねる 死ぬ T
ごねんにいりまして 御念に入る、十分に心を入れる I
ごばいがはやい てきばきと人より余計にする Y
ごへいだ 五平太』石炭 C
ごもく 塵芥 T
ごもくた ごみ K
ごもっそう M
ごり 鯊ハゼの事、石ぶし魚 KT
ごりっちょ ごり(魚名 E
ごんげん 是れ限りで C
ごんごんじい 恐いお爺さん K
ごんぞー いたずら計りする子供、腕白 LK
ごんぞー 無頼漢 T
ごんぞう 無頼漢、悪 YN
ごんちゃ 今日は C
ごんちゅう 此中、先日 T

  

出典
〔N〕 (長浜)   『長浜青年団と郷土の記録』方言珍言集
〔C〕 林 勘次郎 『濱田地方 方言訛語録』
〔S〕 山藤 忠   『浜田市誌』
〔M〕 森脇    『弥栄村誌』方言
〔B〕 盆子原米市  『石見方言番附』
〔E〕 周布小学校  『周布村郷土誌』郷土の方言
〔H〕 浜田方言保存会『浜田方言集』『観光課パンフ』
〔 I 〕 浜田市文化財愛護会の例会より
〔V〕 藪田    『浜田市誌』
〔O〕 島根県学務課 『二十種方言島根県郡別統計』那賀
〔T〕 島根県女子師範学校編 『島根県に於ける方言の分布』
〔G〕 郷語改善会 『島根県下訛音方言一覧』今福項等
〔K〕 神山 典之   採取の方言
〔Y〕 山根 哲夫  『ひのあし』日脚の方言
〔A〕 石見地方方言見立番附 平成十三年発行
〔L〕 東北大   『消滅する方言語彙の緊急調査研究』の報告
本一覧表は神山典之氏が編集された『石見那賀郡 浜田地方の方言集』をベースに神山氏のご協力をいただいて作成したものである。
作成:浜田市教育委員会 平成22年11月19日

 

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