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浜田の方言集 ハ行

  方言 注釈
は- もう S
  はー 肯定の返辞 O
はー、はーおわった もー終わった L
はーから 予期より早く K
はぁ 早い C
はあ もう E
はあー 早く、もう T
はあーみてた もう なくなった H
はい EC
はいつくばう 這う K
はいふり ノーパンティ B
はえ 南の風の事、主に西日本で使う H
はえる 器を傾けて水を注ぐ S
はえる (お茶)入れる A
はえる、ちゃをはえる 入れる、茶を入れる H
はがいい 歯痒い』口惜しい N
はがいい じれったい AT
はがま Y
はがま ETS
はげちゃびん はげ頭 K
はさがる 物がはさまる事 S
はさげる 挟む K
はさげる さしこむ S
はしかいい 利口だ、ずるいこと L
はしかいい 小利口で抜け目のない、敏捷 SK
はしかいい 痛いかゆい時使う S
はしから 片端から T
はしま、はすま 間食 NT
はしり 流しもと E
はしリ 流し YT
はしリ 炊事場の流し C
はしりぶね 流し台 B
はしる ひどく痛む状態 SY
はしる しみる様に痛む H
はしる 痛い言葉、じっくり痛い時 L
はしる 痛い INK
はしる 痛む、(歯傷など) MCT
はじき 釣竿 C
はじき 釣竿 TYM
はすま おやつ E
はすま 農村で昼の合間に食べる間食 L
はすま 間食、おやつ C
はすま 午後の間食 B
はすま 間食、食事と食事の間 SKN
はすま、はしま 昼食と夕食との間の食事 T
はすや 包丁で物を切る事 S
はずんで うきうきと B
はせる 間に物を挟む K
はぜ 稲をかけ乾かす木組 L
はだかんばら 裸体 T
はだかんぼー 裸体 T
はだけ 裸<母音 T
はだけ 裸体 Y
はだけんばら 裸になる事 KS
はだしばし 素足 S
はちもん うすのろい S
はっくしょう くしゃみ Y
はっくしょん くしゃみ N
はつく 繁盛する、盛んになる K
はつめーな 器用 K
はつめーな 勤勉な K
はつめいな 仕事をよくする M
はつめいな 利口だ L
はつめいなひと 真面目によく働く Y
はで 稲架け T
はで 稲をかけ乾かす木組 L
はなえる 物事を始める Y
はなえる はじめる CT
はなえる 準備する K
はなえる 始める HMA
はなぐリ 牛の鼻輪、牛の鼻に通す輪 ST
はなぐりいし 船を繋留する岩(人工で加工 I
はなじゃ 花だ T
はなはじきもせん 相手にしない B
はなはる 始めを砕く C
はなわリ 始め T
はなわる、はなえる 始める K
はなんこ 尖端 C
はねまくる 転ぶ O
はばしい はげしい、荒々しい SK
はぶ 歯ぐき YCE
はぶてる すねる YEA
はぶてる ふくれ面をする、反抗する S
はぶてる 腹をたてる C
はぶてる 腹を立て不機嫌 M
はぶてる ふてくさる、すねる I
はぶてる 拗ねる、怒りっぽい時 K
はまち 鰤の4~50cmのもの K
はまる 落ちこむ SK
はみ まむしの古名 M
はみ 蝮 マムシ TSA
はや- 早い T
はやす きざむ、包丁でハヤス H
はやす 野菜等小さく切る Y
はやす 少刻 C
はらがにがる 腹痛(烈痛 T
はらがほそい ひもじい T
はらをかく 腹を立てる S
はらをこく 立腹する T
はりまぁしちゃる 殴ってやる C
はりまあす なぐってやる Y
はる 叩く(頬など) T
はる 打ち叩く C
はろーた 払った T
はんぎリ 浅い桶、半きり桶 YC
はんげ 夕方 T
はんこ 印鑑、判子』 C
はんざき 山椒魚サンショウウオ K
はんたん 不十分、不足 S
はんど かめ ATS
はんど 水甕 M
はんどー T
はんどう 水甕 ECM
はんどう 水かめ YN
はんどう 口が広い陶器のカメ KS
はんどう 飯胴」唐物茶入れ、禅院で使う K
はんな なさるな C
はんば 開墾し残したところ T
はんぼ 飯櫃 E
はんぼ- 飯櫃、おひつ T
はんぼう おひつ S
はんぼう 飯櫃 MCN
はんぼう 飯びつ Y
ばかたれ 馬鹿なこと(罵語)間抜け L
ばかに「バネがばかに 機能を失ったバネ K
ばくだい 沢山に G
ばくだいもなあー 莫大もない」大変 N
ばさら 沢山 N
ばっそ 子孫(江津) B
ばっぽ 着物<幼児語 O
ばっぽ 衣服(幼児語) T
ばば 台所(江津) B
ばばいー まばゆい H
ばばいい 眩しい T
ばばいい 目映い<子音転換>まばいい TNY
ばばちい 不潔だ L
ばらい 魚籠 TK
ばる 小便などをする状態 S
ばんげ 夕方 Y
ばんじろ 小鯛 E
ばんじろ はだい Y
ばんぞー 売買の仲介をする B江津
ばんぞう とりもつ M
ぱっち ズボンの一種 Y
ぱっちん 面子メンコ、子供の遊び K
ぱっぱ 煙草(童語) Y
ぱつち ずぼん E
ぱんぱん 戦後の売春婦、共通隠語 K
ひーなこ 羽子 T
  ひーなさん お雛様、節句の人形、土人形 K
ひーらかす 乾かす K
ひーリこ 羽子 T
ひーる 荷札 T
ひいりすぼ ふくらはぎ TA
ひいる 蛭ヒル C
ひかっこー 手燭 T
ひかる 叱る T
ひかんばち 干あがったもの C
ひがら 斜視、やぶにらみ T
ひがんばな まんじゅしゃげ TL
ひがんぼーず 土筆、つくし T
ひき ひき蛙 SC
ひきあげばーさん 産婆 T
ひきずリ 血統 B
ひご 牛の飼料とする藁 Y
ひさし Y
ひざーくずす おぐらをかく B
ひざぼうず 膝ヒザ EY
ひしね 疣イボ(ワルチュ TB
ひしゃぐ つぶす K
ひしゃげる 潰れる K
ひたき 肥料 T
ひだりぎっちょ 左手がきき手の人、左利き CT
ひだるい ひもじい S
ひだるい 腹がへった時 K
ひちめんどうくさい 手間がかかる S
ひっくりかえす 裏返す L
ひっしもっし 一生懸命する時の形容 L
ひっつかまえる 捕らえる Y
ひつこいい くどい Y
ひてー 一日中 K
ひてー 一日 YET
ひてー 一日 S
ひてーじゅー 一日中 HLB
ひてる 失う、なくす、すてる T
ひてる、してる 失う、なくす、すてる T
ひとよーさ 一夜 S
ひどい 恐ろしい N
ひどひら G
ひなか 一日中の事 L
ひのはら 祭の当日 TB
ひぼ 紐の事 Y
ひゃくにちこぶ 内側のくるぶし T
ひゃこる 叫ぶ(ゃ=拗音、上ゲ発音) K
ひゃこる 叫ぶ N
ひゃっかん もみあげ T
ひやい 冷たい K
ひやこってみないや 大きな声で呼んでみなさい H
ひやこる 遠方を声を掛けて呼ぶ T
ひやこる 呼ぶ YE
ひやこる 叫ぶ KCM
ひやこる 大声で呼ぶ SH
ひやこる 遠くの人を大声で呼ぶ A
ひやこれ 呼び叫ぶ K紙漉
ひやめしくい 次男以下をさす S
ひやり 田に湧き出る冷水 B
ひょーげじー 大神楽の脇役、道化役 T
ひょーげる ふざける、おどける KS
ひょーげる おどける T
ひょうきんもの 面白いじょうだんの多い人 L
ひょうげる 面白いことをする L
ひょうげる 風変わりで奇抜 K
ひょうげる おどける Y
ひょうげる 冗談を言って人を笑わせる M
ひょうしあげる おだてる、ひやかす S
ひょこっと 突然に現れる時使う L
ひょっくり しゃっくり YN
ひょっこリ 急に現れる Y
ひょんな へんな K
ひょんなこと 変な事 V
ひようこのかわ うかつに(江津) B
ひよひよ 乳児の頭頂部の鼓動で動く部分 T
ひよひよ、おどり ひよめき、嬰児の前頂郎 T
ひらぐき 白菜 E
ひらち やたらに(江津) B
ひりあたリ まぐれ当たリ B
ひる 排泄 C
ひる 大便を排泄する時 Y
ひる 乾く H
ひるのつじ 真昼 B
ひれつ 喰い意地が悪い M
ひろー 広くなった、広く T
ひろひろしとる 物欲しい、腹がへって--- H
ひろみがお 泣き出しそうな顔つき T
ひんごて ひごと、毎日 TE
ひんじょう 進上しよう 【1】
ひんじょうをいう 文句を言う M
びーどろ 硝子 T
びーびー A
びいどろ 硝子細工 C
びいびい 魚く幼児語〉 NC
びく 竹篭、魚かご YM
びく 手籠、腰に下げる篭 C
びく 比丘』尼、女子を卑しめる語 C
びく 女の児 TB
びく N
びく、びち 女の子 EY
びっくリ 驚く N
びっくりする 吃驚する」驚く O
びっしり 常に T
びっしり 度々、常時 I
びっしリ 何時も何時も Y
びっしリ 常に、たえず、一ぱい S
びっしリ いつも M
びっしリ 終始、始終 NB
びっしリ いつも、隙間のない ECM
びったら だらしない L
びったら 不衛生なのを平気でいる人 K
びったり 全部、いつも C
びったリ 泣き虫、だらしのない N
びったリ だらしのない事 KL
びったれ 不潔にしている事 L
びったれ だらしがない S
びったれ 不潔に頓着せぬ女 T
びったれ 汚い M
びゃこる 大声で叫ぶ C
びょうげる おどける C
びらかす 泣かす Y
びり 席次の最後 T
びり しまい S
びり 一寸した事ですぐ泣く子供 L
びりっこ しまい E
びる 泣く SYC
びる 子供が泣く TK
びる 泣く NTO
びる、びり しくしく泣く様子 L
びをかす なかす E
びんすず びん N
びんた 頬 ホホ KN
びんたー、びんちゃー 頬ホホ S
びんちゃ、びんた 横髪の事、横びんを叩く C
びんちゃ、よこ-- 横びん E
びんびんかいご 肩車 M
びんびんこ 肩車 ATK
びんびんこ 肩くるま S
びんぼーくさい 粗末な事 L
ふ、ふがええ 運、運がよい T
  ふ-がわリー 体裁が悪い K
ふ-がわりい 運が悪い、ついていない K
ふーがわるい 格好が悪い、はずかしい L
ふいきん 布巾、炊事場の布 C
ふいだけ 火吹き竹 T
ふえっこお M
ふく 河豚、ふぐ<濁らずに言う GK
ふく 牛蒡大根等を小さく削る事 S
ふくちゃん 顔の丸い者、お多福 C
ふくれる 腹をたてる C
ふくろべ 衣類のほころび S
ふさる ねる S
ふざる 持ちたれる程(重宝記 I
ふずくる 強いる、強制する/騙す M
ふてる すねる V
ふてる 不満でふくれる S
ふてる 不貞る、節操をなくす C
ふみつぎ 踏み台 T
ふやぐ 乾く T
ふりょ-る、ふりよる 降りつつある T
ふるしき 風呂敷の訛り N
ふん 肯定の返辞 O
ぶえん なまの魚 S
ぶきさん 仏飯をいれる仏具 B
ぶくリ 木履」足駄 NTO
ぶくり 木履げた S
ぶくり 高下駄 EAY
ぶちまわす 打擲する O
ぶっさく たたく、打擲する TN
ぷっさく きつく叩く C
ぶっさく 殴る B
ぶっさく 打ちたたく Y
ぶり 不機嫌、そっぽを向く K
ぶりつリ 他人の意に嫌悪する K
ぶりをつる 拗ねる YKA
ぶりをつる 不機嫌 MK
ぶりをつる 腹を立てすねる S
ぶりをつる 立腹する T
ぶりをつる 立腹鰤を釣と腹縞が縦になる C
ぶりをつる 怒って機嫌の悪い様 【1】
ぶる 偉そうにする N
ヘー はい E
  ヘー、へい 肯定の返辞 O
ヘーせらもん 降参 B江津
ヘーと めったに T
へいおい へい N
へいとう 滅多に MN
へぇたい 兵隊 C
へぇと めったに C
へえ 返事 C
へえー、へい はい Y
へえーと 滅多に N
へえーとをな- 又とない K
へえおい へい覆い』塀 C
へえとう 滅多に S
へか すきやき S
へかやき すき焼き T
へきれき 霹靂』霹靂神社、稲妻 K
へぐ 剥ぎ取る M
へぐ 剥ぐ事 C
へぐ 剥はぐ』削ぐ SNT
へぐ 剥ぐ、皮をヘグ」 H
へげる 剥がれる K
へげる はげる M
へこ 女の腰巻き Y
へこ 兵児帯へこおび、褌 C
へこ 褌(男子用/同(女子用 T
へこきむし カメ虫 K
へこたれる 閉口たれ」辛抱できなくなる C
へこむ くぼむ、凹状になる事 K
へごむ 凹、つぶれる C
へざ 膝ヒザ ECY
へずる 削る、減らす K
へずる 剥るヘズル』減らす S
へそくり 臍繰」こっそり貯めた金 L
へたばる へこたれる Y
へたれこむ ひどくくたびれる S
へったり 全部 C
へばる 力む S
へぼ くず、出来損ない H
へや 分家 YST
へや 分家 E
へらへーと 滅多に、たやすく L
へらヘーと むやみやたらと、無闇に HSK
へらヘーとー むやみやたらと A
へらへぇと 稀に、滅多に、普通でない C
へらへぇとう めったに、普通には C
へらへえとう 滅多に I
ヘリ 側、ヘリで見ている H
へんから、何々-- それから K
へんげる かわる、変化する S
へんじょーこんごー 遍照金剛』あれやこれやと S
へんじょうーこんごー 訳が分からない H
へんじょうこんごー 難しい事ばかりで分からない K
へんじょうこんごう くどくど云う A
へんじょうこんごういう 苦情、遍照金剛言う K
べこ 子牛 T
べこ、べこのこ 牛の子 G
ベさら、べつさリ 沢山 N
べそかき 一寸した事ですぐ泣く子供 L
ベたれ ぼたん雪 B
ベたれ 綿雪 T
ベったリ 沢山 N
ベったリ 全部 C
ベっとー 別当』下男、下卒 B
ベっぴん 美人 H
ベつち ボタン E
ベにさしゆび 薬指 K
ベべ 小児の着物く幼児語 IO
ベベ 女の性器 M
ベろ EKT
ベろ CSY
ベんちゃ、べんちゃら おべっか<嘲笑語 C
ベんちゃをはる 頬をたたく YE
ほーいんさん 寺にいて仏事を司る人 L
  ほーけ 間抜けな様 L
ほーしんつく ひぐらし、つくつくほーし E
ほーたー S
ほーたらまい 衣服のだらしない事 L
ほーたらまえ 乱れ姿、着物の前の揃わない T
ほーたれ 着物の前が乱れる姿 T
ほ-たれまえ 着物の前が乱れる様 ST
ほーたれもの 遊びふける品行の悪い人 L
ほーとーもの 遊びふける品行の悪い人 L
ほーとらまえ 帯が緩んで前身が揃わない姿 T
ほーはれ 耳下線炎 T
ほーろく 焙烙ホウロク』素焼き煎り器 S
ほいちょー 包丁 T
ほいと 乞食 YTC
ほいと 金や物を恵んで貰い生活す LM
ほいとー 麦粒腫 B
ほいと-、ほいと 乞食 S
ほいとう 乞食 M
ほいろ 焙炉』火鉢乾燥さす道具紙製 K
ほうら それ、注意を示す時 C
ほう・ほー 這う T
ほうぐ 紙屑、不要な物 SK
ほうぐ 反古 Y
ほうせ 湿疹の一種 Y
ほうち 包丁 EY
ほうちゃく 逢着』傷等が悪化する S
ほうちゃくう 疵が悪化する Y
ほうる 投げる Y
ほえずら 泣き顔 K
ほえずらかく 激しく泣いた顔 L
ほえる、ほえずる 大声で激しく泣く様子 L
ほえる、ほえるな 泣く O
ほかす 捨てる K
ほがっばち 短気者 Y
ほぐくし E
ほけ 咆気 C
ほけり ささら、竹製洗い器 T
ほけり 簓ささら C
ほげる はがれる、欠ける S
ほしい おしい G
ほしか 干鰯』鰯の干した物 K
ほすま・はしま 間食、昼・夕の間の食事 T
ほぜくる ほじくる Y
ほぜる 掘る K
ほそい 細い」小さい S
ほぞう 取り付くらう(重宝記 I
ほぞう 繕う I
ほた つんぼ E
ほたえる うろたえる Y
ほたえる あわてる N
ほたらがす 放っておく S
ほたりもーけ 余分に儲けた金 T
ほたれご 私生児 S
ほだあおぼえん 思慮せず N
ほだつのがたたん 年をとって足腰が不自由 B
ほっぽうする 横取りする C
ほっぽをする 横領をする M
ほところ 懐中、ふところ C
ほとびる 水にしたしふやける S
ほび ぶと T
ほび・ぶと ぶと、ぶよ T
ほぶろをふるぐら 嫁が無断で里にかえる I
ほほうべた 横びん Y
ほほびんちゃ 横びん Y
ほほびんちゃ E
ほほべた E
ほぼろ 竹篭、魚かご YT
ほぼろ 娘の家出 C
ほぼろ 口の小さい竹籠、魚籠 G
ほぼろをうる 嫁が無断で実家に帰る事 B
ほぼろをふる 嫁が無断で婚家を出る S
ほぼろをふる、-うる 嫁が無断で里帰りする事 T
ほや 電灯の笠 E
ほや ランプの球 Y
ほらふき よく嘘をつく人 L
ほらもーけ 思いがけぬ収入 B
ほりたご・ほれたご 私生児、ててなし子 T
ほりたもーけ 余分に儲けた金 T
ほれたご、ててなしこ 私生児、ててなし子 T
ほろける 落ちる ATM
ほろける 失敗する 【1】
ほろせ 湿疹 A
ほんがめ すっぱん T
ほんこ 親の言うことをよく聞く子 K
ほんこ 子供のあやし言葉、良い子 C
ほんこ 本勝負 M
ほんこ かわいい事 L
ほんそ かわいがる LO
ほんそ、ほんそーご 愛児 K
ほんそーこ かわいい子供 L
ほんそう 可愛い児 C
ほんそうこ 大変かわいい子、溺愛の子 MC
ほんそうご 可愛がられている子 S
ほんそうご 可愛がっている子 Y
ほんそうする 大切にする事 K
ほんそご、ほんそーご 愛児、愛し子 T
ほんそご・ほんそー 愛児・いとしご T
ほんなら それなら S
ほんに 本当 K
ほんに 本当に ST
ほんにほんに 本当に N
ぼーし 紡糸」真綿で作った肩掛け KS
ぼーず 男の子供 T
ぼーふら 南瓜、カボチャ T
ぼーふら、ぼーら かぼちゃ、南瓜 T
ぼいしい 恐ろしい A
ぼいぼい 恐ろしい、強い人 K
ぼいぼい おばけの事<幼児語 L
ぼえー 恐ろしい T
ぼえー 恐い、怖がる O
ぼえせー 恐ろしい TO
ぼえせい 恐ろしい M
ぼけ 馬鹿な事、ぼーとしている人 L
ぼけ、ぼけさく 馬鹿 N
ぼけさく 間抜け(下品語 L
ぼけたれ ばか E
ぼけたれ 相手を侮辱した語 Y
ぼけなす 馬鹿な事、ピント外れな人 L
ぼけなす ぼける事<罵り語 L
ぼし 帽子 YNE
ぼじいてくれ むしって呉れ H
ぼたもち 餅米と粳米を混ぜ餡でまぶす L
ほたもち 餅にあんをまぶした物 Y
ぼたれ 綿雪 T
ぼっくり、ぶくり 木履の音」足駄 N
ぼっちり、へっち ぼたん C
ぼて 天秤棒をもって商いする人 L
ぼて 棒手」天秤棒で行商する人 K
ぼぼ 性交 M
ぼろくた くず、役に立たない S
ぼろける 落ちる K
ぼろける 落後する C
ぼろける もげて落ちる S
ぼろさ ぼろきれ S
ぼんくら ばか E
ぼんぼん 大便の幼児語 A
ぼんぼん よい家の子<上方から流入 C
ぽっほーする 懐に入れ横領する G
ぽんくら 相手を侮辱した語 Y
ぽんぽん 大便 I
ぽんぽん T
ぽんぽん 子供の大便 Y
ぽんぽん 大便〈幼児語〉 NC

 

出典
〔N〕 (長浜)   『長浜青年団と郷土の記録』方言珍言集
〔C〕 林 勘次郎 『濱田地方 方言訛語録』
〔S〕 山藤 忠   『浜田市誌』
〔M〕 森脇    『弥栄村誌』方言
〔B〕 盆子原米市  『石見方言番附』
〔E〕 周布小学校  『周布村郷土誌』郷土の方言
〔H〕 浜田方言保存会『浜田方言集』『観光課パンフ』
〔 I 〕 浜田市文化財愛護会の例会より
〔V〕 藪田    『浜田市誌』
〔O〕 島根県学務課 『二十種方言島根県郡別統計』那賀
〔T〕 島根県女子師範学校編 『島根県に於ける方言の分布』
〔G〕 郷語改善会 『島根県下訛音方言一覧』今福項等
〔K〕 神山 典之   採取の方言
〔Y〕 山根 哲夫  『ひのあし』日脚の方言
〔A〕 石見地方方言見立番附 平成十三年発行
〔L〕 東北大   『消滅する方言語彙の緊急調査研究』の報告
本一覧表は神山典之氏が編集された『石見那賀郡 浜田地方の方言集』をベースに神山氏のご協力をいただいて作成したものである。
作成:浜田市教育委員会 平成22年11月19日

 

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