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第3回浜田市人権教育・啓発推進基本計画策定委員会

会議結果報告
会議名 第3回浜田市人権教育・啓発推進基本計画策定委員会
開催日時 2011年11月01日 13時30分~15時25分
開催場所 浜田市殿町1番地
浜田市役所 地階 会議室
会議の担当課 人権同和教育啓発センター
議題 (1)「浜田市人権教育・啓発推進基本計画」(案)及び市民意識調査アンケート結果について
(2)今後のスケジュールについて
(3)その他
公開・非公開 公開

主な意見

事務局:前回の会議で指摘を受けたことについて修正した箇所の説明をする。
 
委員:P10の(1)国、県、人権擁護委員との協力・連携について、「松江地方法務局浜田支局」、「島根県西部人権啓発推進センター」、「人権啓発活動ネットワーク協議会」の3者が、それぞれ浜田市と連携を強化する意味だと思うが、記述の仕方を工夫してほしい。
 
委員:P7の4つの中項目の順序について、「職員の人権意識向上への取組」が、1番目でよいか?「学校等における取組」が最初の方がよいと思うが。そうすると、P8以降の項目の順序が変わってくる。
 
副会長:「職員の人権意識向上への取組」が1番上にきてもよいのではないか。順序については、事務局で再度検討してほしい。
 
事務局:計画案の後半部分の説明(項目ごとに)。P21の4)高齢者から説明をする。
 
P21~の4)高齢者は特に指摘事項なし。
 
副会長:P23の5)障がい者について、よく省略して「身障者」という言い方をするが、差別用語ではないのか?
 
事務局:特にきいていないが、確認しておく。
 
事務局:学校などでは、「ガイジ」という侮蔑発言がある場合がある。
 
事務局:*ノーマライゼーションと*ユニバーサルデザインの用語の解説を、(2)の下に持っていく。
 
委員:P24の6)外国人について、外国人の人数が少し減ったが、全人口に対する割合は多い。外国人は、国勢調査の対象となる。
 
会長:P25の7)患者及び感染者等について、結婚するときなどに、エイズ感染者でないという証明書を発行するのがなかなか難しいという話を聞く。検査は簡単だが、潜伏期間が長いので、証明が難しいそうである。地元でなく、他の地域から来た人の証明書発行の依頼が多いと聞く。こういうこと自体が差別である。
 
委員:「(3)膠原病など難病に関する支援」とは、具体的にはどういうことを指すのか?
 
委員:難病について「支援」という言葉を使うと、広がりすぎである。無理をして書く必要はない。項目だけにしてはどうか?内容を検討してほしい。
 
事務局:前回の基本計画にも、この項目はあった。難病の関係は保健所の管轄であるが、市と連携している。
どの人権課題についても、担当課の係長級職員に内容を確認してもらっている。「支援」ということに関して、担当課にもう一度確認する。
 
委員:P26の8)犯罪被害者とその家族について、「被害者の安全確保の推進」とは、どういうことか?
 
事務局:DVやストーカーなどから被害者の安全を守るということで、例えば隔離することなどである。
 
委員:現在進行形も含んでいる。
 
委員:P27の9)刑を終えて出所した人等について、「苦しんだり悩んだりすることがないように」とあるが、敢えてここだけに、この表現を使っているのはなぜか?
 
事務局:表現を変える。
 
会長:家族自体が刑を終えた人を引き受けない場合がある。
 
委員:P29の10)インターネット等による人権侵害について、浜田市でのインターネットの加入率は?
インターネットは、生きるために必ずしも必要なものではない。そこで人権が侵害されているのは、非常に残念である。人権侵害の媒体となるのに、「文明」と呼んでいる。
   
会長:自殺の原因ともなる。
 
委員:実際に存在するのだから否定するわけではない。便利なものが、その弊害のために本来の目的に反したことに利用されている。
 
事務局:2008年に38,000件の学校裏サイトがある。匿名性を利用した誹謗中傷がある。
 
副会長:P30の11)北朝鮮当局による拉致問題等について、浜田市で講演会をしたことがあるか?
 
事務局:ないと思う。
 
委員:江津市に拉致被害者の家族がいる。浜田市でも署名活動をした。
 
委員:P31の12)さまざまな人権課題の中の、(1)性同一性障害者の人権について、ニューハーフなど、マスコミで面白おかしく放映している。性同一性障害者への偏見を助長しているのではないか?社会的な風潮である。
 
事務局:ニューハーフと性同一性障害者とは違う。ニューハーフは、自分が生活するために一致させようと努力している。自分は苦しんでいない。性同一性障害者は、心と身体の性が違うために苦しんでいる。
 
会長:先日の講演会は、よくわかった。
 
委員:心の苦しみを理解するということか。
 
委員:P31の(3)その他の人権問題の、○プライバシーの保護について、市の情報に限られている。それ以外については、どうか?
○迷信等について、「○○家、△△家」というのは、迷信というよりも、古い考えで慣習ではないか?「迷信」を「迷信等」とするか、2つに分けるのか?
 
事務局:昨年、性同一性障害の調査があり、7校から9件あった。自分の制服がいやでたまらない、という意見もあった。
 
事務局:次回の会議の資料は、今日の資料を修正したものと、グラフと、アンケートの自由記載と、ほぼ完成したものを示す。12月議会の調査会で中間報告をし、議会最終日の全協にも示したい。
 
委員:基本計画としては、よいものができるのではないか。
理念・指針があり、施策を示している。人権は範囲が広い。その所管で実施計画を作成するが、大部分は、市の担当部署である。人権は、具体的な実施計画はない。これに沿って、現在進行形でもよいが、どういうものをしたか、できなかったか、把握する必要がある。他の基本計画では実施計画がある。人権計画では、「~します。」といっても、具体的な指針がない。「各部署でも施策を推進していただきたい。」という要請が必要ではないか。啓発まではできるが、そこから先は難しい。
 
事務局:人権尊重の精神がすべての根底に流れている。
 
委員:「推進します。」というだけで、主語がない。宣言のたぐいで終えるのか。所管で、5か年くらいの推進状況を出してもらうのか。
 
事務局:こういう心根に基づいてそれぞれの部署で出てくると、具体的な動きがわかる。
市の全職員の人権研修は、人事課が中心となって動いた。保育所職員の研修では、子育て支援課が中心となって実施した。主に関わりのある部署が具体的な施策をしている。
 
委員:この計画ができて以降も年に1回くらいの会議を開いて推進状況(進捗状況)を聞く協議をしてほしい。計画を作りっぱなしではいけない。
 
委員:矯正施設の関係でいうと、受刑者への偏見をなくすことが大切である。高齢者への虐待の問題もある。公民館でのいろいろな活動は、市へ伝わっているのか?実際やっていることを検証してほしい。講演会ばかりするのではなく。
 
副会長:各公民館での活動が、市の人権同和教育啓発センターへ伝わっているのか。公民館では年間計画を立てている。生涯学習課だけでなく、人権センターにも伝えてほしい。
 
事務局:平成22年度の公民館の活動報告は出してもらった。
 
副会長:保育所の研修などもあがってくるかどうか。
 
委員:例えば、安全安心推進課の計画(「浜田市犯罪のない安全で安心なまちづくり推進計画」)では、環境、福祉、公営住宅、河川、学校など、所管が出ている。年に1回、課長級、係長級が集まって報告会を開いている。人権の計画も、この計画に関わった部署が年に1回集まって協議をすることは、意義があると思う。
 
事務局:数値目標はあげづらい。
 
委員:浜田市だけの計画ではない。市民と共同のものである。具体的に動くのは、市民も一緒である。推進委員とか。矯正施設の仕事に5年間関わったが、「出所した人をバスに乗せてもらっては困る。」ということも言われた。市民と一緒になって機運を盛り上げることが大切である。
 
委員:先日、公民館の研修で発表をした。受刑者や家族の中で話し合うこともした。職員の家族を公民館の中にとりこむことも大切。ハロウィーンパーティには、100人単位で集まった。いろいろなことを公民館で協力している。矯正施設に対する悪いイメージがなくなった。地道なことの積み重ねである。
 
事務局:次回は12月議会があるため、12月の下旬(予定)に開催したい。そして、最終案をまとめたい。

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