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下府廃寺塔跡(国指定文化財)

2017年 4月 12日

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指定日:昭和12年6月15日
所在地:浜田市下府町
所有者:浜田市 

下府廃寺塔跡


下府廃寺跡については、平成元年(1989)から4年(1992)にかけて発掘調査が実施され、下府平野を望む標高14mの微高地を造成して、西側に金堂、東側に塔を配した南向きの「法起寺(ほっきじ)式」伽藍(がらん)を造営したことが確認されている。
金堂は東西長15.2m、南北長推定13mの基壇の上に建てられ、塔は一辺13.2m四方の基壇上に一辺7.2mの塔初重面が復元できる。その規模から五重塔が想定される。指定地は壇状に削られた塔中心部の72m2で、上面には心礎(しんそ)と四天柱、側柱の礎石が各一個残されている。花崗岩(かこうがん)の心礎には方形の柱座が設けられ、その中央に直径86cm、深さ6cmの円柱孔があり、さらにその中央に直径21cm、深さ12cmの舎利孔(しゃりこう)を設けている。
下府廃寺は7世紀末~8世紀初頭頃に建立され、10世紀初めまでには廃絶したと考えられる。一町四方の寺域などが想定できる堂々たる規模や多様な文様を施す軒瓦の存在などは、石見の中核的な寺院であったことをうかがわせる。

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