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平成26年6月定例会での反対理由

2014年 7月 23日

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平成26年6月定例会での反対理由

反対理由

本議会

議案第49号

浜田市税条例等の一部を改正する条例について

議員名

反対理由

西村 健 自動車取得税の引き下げに伴う財源措置としての自動車税の引き上げは筋が通らない。

議案第50号浜田市有料駐車場条例及び浜田市立図書館条例の一部を改正する条例について

議員名 反対理由
澁谷 幹雄  今年三月の予算委員会で、同僚議員の質問があった。同僚議員は、こう述べている。
 「益田市の駅前の立体駐車場は、一時間までの車の駐車は無料である。一時間を越えたら一時間毎に100円なので、駐車料金の心配をせずに、ゆっくり食事や買い物ができる。浜田より益田の方が利用しやすいので、結局どうしても益田に行くことが多くなる。駐車料金を安くすると、管財課にとっては収入減になるだろう。しかし、市民や観光客に駐車料金を気にせずに、ゆっくりと浜田駅周辺に滞在してもらい、食事や買い物をしてもらった方が、経済的なプラス効果は高いはずだ」  この時、同僚議員は執行部に答弁を求めなかったのに、同僚議員の言葉で言えば、「ご答弁はもうされても、されなくても結構です」ということだったのに、市長は積極的に挙手をされ、自分から進んで答弁をされた。予算委員長は( ほいじゃあ、市長。)と指名。市長は、こう述べておられる。
 「議員ご指摘の部分、実は私も同じようなことを考えているところであります。先般の施政方針でも申しあげましたけれども、駅前、旧浜田市内、幾つかのゾーンを分ける中で、浜田駅前はにぎわいゾーンだと考えておりまして、やはり人々に来ていただいて、買い物をしたり、食事をしたり、あるいは文化ホールで文化的な体験をしてもらったり、今文化ホールもお客さんが少ないという問題もあるので、ひょっとしたらその一つの理由に駐車場問題があるのかも知れない。この浜田の発展という観点から、浜田を元気にするという観点から、もう一度、そこら辺は検討させていただきたいと思います。」
という、どう考えても、益田駅前と同じように、駐車料金を一時間無料にすることに、極めて前向きな答弁だった。
 この答弁を聞いたものとすれば、浜田駅前の駐車料金は、益田駅前と同じように、一時間無料になるだろう、と硬く信じていたが、この市長の答弁と今回の条例提案の乖離はどう理解すればいいのか、明らかに矛盾があるように思う。あの予算委員会の市長の答弁は、何だったのか!
 また、今回の料金体系は、駅前の市営駐車料金と立体駐車場料金が、浜田医療センターの駐車料金と連動している点について、まったく考慮されていない。
 今、浜田医療センターの医師の技量や判断力に対して、市民から苦情をきくことが多くなっている。せっかく、病院は綺麗になったのに、医者の腕は昔のままだ、という苦情である。家族の手術がうまくいかなかった、入院した家族が、すぐに悪くなるとは聞かされていなかったのに、突然死んでしまった、という悲嘆を聞くことが多くなっているのである。
 これは、浜田医療センターが市民の信頼を失いかねない「危機」と捉えなければならないのではないか。早急に、地元自治体として出来る手立てを打たなければならないはずだ。その上、入院した家族の世話に医療センターに行って、駐車時間が30分を超えると、200円も駐車料金を取るのか、という市民の不満が寄せられている。
 浜田医療センターの駐車場の料金体系は、浜田駅前の市営の駐車料金と同じになっているので、家族の見舞いや、入院している家族の身の回りの世話に訪れても、30分を超えれば駐車料金をとられるわけだ。病院側は、駐車場収入で利益を稼ぐつもりはないが、駅前の市営の駐車料金より、病院の駐車料を安くすれば、病院を利用しない人たちが車を停め始めて、病院の利用者に不便をかける恐れがある。だから、医療センターは浜田市の駐車料金より安くすることに、消極的だ。浜田市という行政サイドすら、一時間無料にしないのに、何故、医療センターが一時間無料にしなければならないのか、という理屈だ。そうなら、地元自治体の政策として、浜田駅前の駐車料金を「一時間無料」として、医療センターにも、一時間無料を促すという、市民の利便性を高めることが、正しい政策であると考える。
 さらに、市長は、施政方針の中で、H26年度を「元気な浜田」づくりの実効元年として3つの重点政策を発表された。その三番目は、「高齢者が安心して暮らせるまちづくり」であり、その第1が「医療の充実」となっている。浜田医療センターを、より市民が使いやすい、充実した病院にするのは、市長の今年の公約と言えるのではないか! であるならば、浜田医療センターの駐車場を、市民が使いやすい駐車場にしていくのも、行政としての責任であろう。
 一時間までの駐車料金を無料にしないで、30分から1時間までの間、100円の駐車料金を徴収するこの条例は、政策の小出しであり、圧倒的な支持で就任された市長の、市民からの信頼を裏切りかねない条例である、と考える。
 よって、私は、この条例に反対する。 

 

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