2018年 7月 17日
7月17日(火)読み聞かせ エンデの会 佐々本厚子さん
「わたしたちのアジア・太平洋戦争」(古田足日、米田佐代子、西山利佳)
今回はエンデの会の佐々本さんに担当していただきました。読んでいただいたのは、「わたしたちのアジア・太平洋戦争」(第3巻)という本でした。本の初めのところは、、、
わが子を軍隊にさしだして
東京の多磨墓地の一角にひっそりと立つ小さな墓石があります。腰をかけられそうな低い石に「○○家の墓」という文字はなく、ただ「平和を願ってここに眠る」ときざまれているだけです。…
著者の一人、米田佐代子さんが書かれた「平和を願ってここ眠る-墓碑銘にきざまれた母の戦争体験」のところを読んで聞かせていただきました。
米田さんの母親は、6人の子どもさんを育てられました。ただ一人二番目の息子さんが中学3年で少年兵として志願するのを止めることが出来ず、16歳で“戦死”させてしまった経験を、「自分の戦争責任」として戦後ずっと背負い続けてきたそうです。「何も知らなかったからって許されるものじゃない」というのが亡くなられた母親の遺言だったそうです。
二冊の本を紹介していただいた後に、たくさん学んで、学んだことをもとに、自分の考えを持って生きていける大人になってほしいと締めくくられました。
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