2018年 10月 10日
10月10日(水)読み聞かせ「一枚の布を ぐるぐるぐる」
文・絵:深井せつ子
今回は学校司書の横山さんが担当されました。
朝礼前の読書の時間に全校生徒が図書館に集合し、生徒の協力のもと楽しいパフォーマンスを含めお話を聞きました。
日本の布といえば、「手ぬぐい」がまず頭に浮かびます。手ぬぐいはよくお祭りで見かけると思います。布を粋なねじり鉢巻きにして、思い神輿をかつぐかつぎ手を思い浮かべます。2人の男子がねじり鉢巻きをした姿を見せてくれました。
次に、アラブ地域の男の人がかぶっているスカーフを紹介されました。四角い布を二つに折って三角形にし、頭にのせて輪にした固いひもで布を押さえます。砂漠の砂や風、強い太陽から身を守ってくれます。
また、インドネシアの島、バリ島での布の使い方を紹介してもらいました。女子生徒2人がきれいな布を腰に巻き、帯を巻いて完成。暑い土地にふさわしい涼しげな伝統衣装に生徒も教員も感心しました。
最後に、アフリカ、タンザニアの女性がどのように布二枚を服として使っているのかを生徒の実演も交えて紹介してもらいました。一枚は腰にぐるりと布を巻き、布の両端を適当におなかのところに押し込み出来上がり。もう一枚は上半身にくるっと巻き付けて完成。本物のタンザニアのきらびやかな布を使って見せてもらいました。
インドのサリーも紹介してもらいました。
布というのは、たいてい正方形や長方形です。その布を体に巻き付けるだけで、すてきな衣装に替えてしまう人たちが、世界各地にいます。一枚の布の使い方を通して、民族、文化、生活様式、伝統などいろいろなことを知ることができます。また、布を通してコミュニケーションも広がっていく。布をぐるぐるぐるぐると巻き付けてできあがる、すてきなドレスや帽子から学びを実感できました。
このページに関するお問い合わせ先