2018年 12月 4日
12月4日(火)読み聞かせ「まいごのどんぐり」(童心社)
松成真理子・作
今回は本校の林先生が担当しました。
・・・ぼくはどんぐり。コウくんのどんぐりです。ぼくのおしりには「ケーキ」とかいてあります。コウくんがつけてくれたぼくのなまえです。
コウくんのカバンのなかは どんぐりがいっぱい。みんなきのたね。きのこども。・・・(本文より)
「コウくん」は、大好きなどんぐりの「ケーキ」といっしょに「よーい、どん」とかけっこをしたり、雨の日も元気に散歩をしたり、いっしょに泳いだり。
でも秋のある日、「ケーキ」は迷子になってしまいます。次の日もその次の日もコウくんは探しにきます。「ケーキ」も見つけてもらおうと枯れ葉をはらいのけ、「ケーキ」の名前が書いてあるおしりを上にして頑張りますが、見つけてもらうことはできません。
やがて、季節がうつり、木となった「ケーキ」は「コウくん」の成長をずっと見守り続けます。そしてある日、コウくんが大きな木に成長した「ケーキ」を見上げて声をかけます、、、「ケーキ?」
子どもの頃に交わした約束を一生覚えているかのような、どんぐりの「ケーキ」と「コウくん」の深い絆に心が温かくなります。
子どもだけでなく、大人にも読んでほしいと思う本でした。
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