平成30年12月受付分

　路線バスへのシートベルト設置につきましては、国が定めた道路運送車両法の保安基準において、路線バスの乗客席へのシートベルト設置が義務付けられていないことから、警察や市がシートベルトの設置を指導することは難しい状況です。
　しかしながら、路線バスは、多くの市民の皆さんが利用される公共交通機関であり、快適で安全な乗り物でなければならないと考えます。
　今回いただいたご意見につきましては、バス会社にお伝えし、特にバスの運転に関しましては、運転従事者の安全運転技術の向上に努めることで、乗客の皆さんが快適に利用できる路線バスとなるよう、申し入れを行いたいと思います。
　今後も、市民の皆さんが安心して利用できる公共交通機関となるよう、交通事業者と協力して取組んでまいります。

　浜田市の人口減少が進む中で、移住者を呼び込み、定住していただくための取組は必要です。
　現在、浜田市では豪華な景品を贈ることはしていませんが、移住者を支援する事業として、空き家の改修費用補助金の上乗せや移住検討者に対する宿泊費助成、移住者等の交流会を開催しています。
　引き続き、定住全般の相談を行う定住相談員を中心に、移住者への支援を行ってまいります。

　浜田市では、ご提案のあった新たなレジャースポットの計画はありませんが、地域資源を活かした観光振興に取り組んでいます。
　観光スポットとして、国の天然記念物でもある石見畳ヶ浦は、浜田市の景勝地として情報発信しておりましたが、最近はインスタ映えスポットとして話題を集め、県外からも多くの皆さんにお越しいただきました。
　また、旅先の楽しみでもある食事に関しては、その土地で取れる新鮮な食材を使った料理が好まれます。このことから、市内の漁港で水揚げされる新鮮な魚をはじめ、豊かな自然に育まれた農産品など、「食」を通じた浜田の魅力発信にも取り組んでいます。
　石見神楽は地域の代表的な伝統芸能で、地元でも子どもから大人まで幅広い年齢層の皆さんに愛されています。豪華な衣装や、荘厳な神社で石見神楽は、県外の人はもちろん、外国人にも好評です。観光客の皆さんは、その土地ならではの景観や体験など、「そこにしかないもの」を求められます。
　今後も地域資源を活かしながら、浜田の良さを多くに皆さんに知っていただき、浜田に訪れてもらえるよう取り組んでまいります。

　現在、市が空き家をリフォームして、貸し出すことは行っていません。
　浜田市の取組としては、平成21年度から空き家の有効活用や定住促進の観点より、市内の空き家の売買・賃貸を希望する所有者と空き家の利用希望者をつなげる「浜田市空き家バンク事業」を実施しています。この事業を通じて、契約が成立した場合には、改修費用の一部を補助する制度があり、多くの方にご利用いただいています。
　今後も空き家を活用して浜田市の人口が増えるような取組を進めてまいります。
 

　市の所有ではないビルやお店の屋上に公園等を設けることは、所有者の協力や設置費用等から、実現は難しいのですが、歩道や花壇に木や花を植えて、自然と街が一体化することは、素晴らしい事だと思います。
　現在は、例えば、島根県立大学通り沿いの歩道には、市民が自由にガーデニングを楽しむための区画を設置し、市民に開放しており、ボランティアによる緑化活動が行われています。
　いただいた意見は、今後の本市の都市における豊かな緑地の創出を進める上で参考にさせていただきます。