2019年 11月 6日
11月1日、5・6年生を対象に、歯の健康づくり講座を開きました。
講師には、日本大学歯学部 尾崎哲則 教授に来ていただきました。
尾崎先生からは、むし歯についてと、噛むことの大切さについての主に2つのことを教わりました。
むし歯ができるのは、口の中に歯があること、そこにむし歯菌がいること、そしてむし歯菌のエサとなる甘いものが歯に付着していること、この3つの条件が重なったときであると教わりました。
児童から、「むし歯菌を0にすることはできないのですか」という質問がありました。尾崎先生は、「できなくはないが、口の中の細菌のバランスが崩れることになるし、しかもかなり高額な治療になる。むし歯菌をなくすことよりは、むし歯菌に悪さをさせないようにすることの方が、ずっといい方法だと思う。」と話されました。
むし歯菌は口の中にいるもの。それとどううまく付き合っていくかが大切なのですね。
続いて噛むことの大切さについて学びました。
赤と青の2つのガムを噛みます。
しっかり噛めていればガムは紫色に、噛む力が弱いと赤と青のガムが混じりません。
しっかり噛むことは消化にも関係しますが、歯のことについて言うと、しっかり噛むことで歯についた汚れを落とす効果があるそうです。
よく噛むことは健康な体をつくるためにもなりますし、歯を健康に保つことにも役立つのですね。
最後に、本の贈呈を受けました。
題して、「がんばれ!たのむぞ!騎士リ・トールくん」。
お察しのとおり、キシリトールをもじったダジャレ的なタイトルです。
キシリトールが歯に対してどれだけ有効なものか、熱く?語りかけてくる絵本です。
今後、図書館に置く予定にしていますので、見かけられたら手に取って読んでみてください。
また、学習のまとめとして「歯と口の健康を守る6か条」が示されました。
➀歯をみがく
➁フッ素入りの歯みがき剤を使う
➂規則正しい生活をする
➃よく噛んで食べる
➄ダラダラ食べ、ながら食べをしない
➅(むし歯でなくても)歯医者さんへ定期的に行く
これらを守って、健康な生活を送りたいものですね。
なお、この日は日本海テレビの取材がありました。放送日時はまだわかりませんが、連絡がありましたらまたお知らせします。
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