2019年 5月 21日
5月21日(火)読み聞かせ「よだかの星」 宮沢賢治
今年度第3回目の「読み聞かせ」は、おはなしエンデの会の山田和夫さんが担当でした。
読み聞かせは8:15から8:30までの15分間で、担当の方にはその5分前に来ていただいています。本日、山田さんは30分前には来られ、入念に準備しておられました。
「大人になっても、老人になっても、宮沢賢治の童話は素敵ですね。」と語る山田さんは、以前にも「虔十公園林」や「なめとこ山の熊」を読んでくださったことがあります。今回の「よだかの星」については、「読み聞かせの時間の関係で、残念ですが少し内容を削りました。鳥が星になるなんていいですよね。・・・生徒には静かに聞いてもらいました。これを機会に宮沢賢治の童話がたくさん読まれるといいなあと思います。」と仰っていました。
生徒と一緒に聞いていた先生からは、「大人でも考えさせられる内容でした。山田さんが感情豊かに読まれたので、惹きつけられました。この本を読んだことがある生徒は多かったようですが、以前と違う感じ方ができたらいいなと思います。」と感想をもらいました。
いじめられていたよだかが死んで星になる、一見悲しいお話です。しかし、短い話の中に「食べることと生きること」「生きることと殺すこと」など、宮沢賢治の独特な「死生観」が詰まっている点が今でも愛読される理由の一つだと感じました。
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