2019年 10月 9日
10月8日(火)読み聞かせ「トラのじゅうたんになりたかったトラ」
文・絵:ジェラルド・ローズ 訳:ふしみ みさを(岩波書店)
今回の「読み聞かせ」は、本校の寺迫先生が担当でした。
選ばれたのは「トラのじゅうたんになりたかったトラ」でした。
「トラ」と聞くと普通、強くて怖い動物のイメージですが、この絵本の表紙に描かれている主人公のトラは、やせ細って口を開けて舌を出し締まりのない表情をしています。話は、年を取って獲物を捕れなくなりやせ細ってしまったトラが、宮殿の広間で楽しそうに食事をしている王さま一家の仲間になりたいと、宮殿の庭に干されていた「トラのじゅうたん」と入れ替わることを思いつきます。まんまと成功したトラは、皆と一緒にいられる幸せと王さま達の食事の残り物を毎日食べているうちに、だんだんとふっくらし毛並みがつやつやになってきました。正体がばれてしまうとヒヤヒヤしていた時、宮殿に3人のどろぼうが入ってきました。その時、トラはがばっと立ちあがり、どろぼうに飛びかかります。そして大さまを助けます。
最後は、大さまの宮殿で皆に可愛がられて暮らします。それまでのトラの一生懸命な様子と素敵なハッピーエンド。みんなで楽しめる絵本でした。
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