このページの本文へ移動

12月17日(火)読み聞かせ「ぼくのニセモノをつくるには」ヨシタケシンスケ(ブロンズ新社)

2019年 12月 18日

  • 印刷する

 

12月17日(火)読み聞かせ「ぼくのニセモノをつくるには」 

ヨシタケシンスケ(ブロンズ新社)

 

今回の「読み聞かせ」は、9月に引き続いておはなしエンデの会の竹岡幸江さんが担当でした。選ばれた絵本は「ぼくのニセモノをつくるには」でした。

主人公のけんたくんが、ニセモノロボット(面倒なことを押し付ける自身の身代わりロボット)をつくるため自分のことをたくさんたくさん説明するお話です。名前や家族構成はもちろんのこと、身体的特徴、好きなものや嫌いなもの、出来ることや出来ないこと…けんたくんはロボットにわかりやすく説明していきます。

 

  

 

竹岡さんはけんたくんを演じるように張りのある楽しそうな声でテンポよく読まれました。その声に子どもたちは引き込まれていきました。

この絵本は説明していく様子も面白いのですが、何より「楽しみながら自分自身を知ることができる」ことに面白さを感じます。けんたくんが「自分がどういう人間か?」を説明するのを1ページ1ページ聞いているうちに、自分自身は・・・?と考えてしまいました。けんたくんはロボットに「もう少し詳しく」と言われながら自身を知ることで、自分がココにいるのはお父さんとお母さんがいるからということ、また、周りからどう見られているかという「外から見える自分」にまで考えが及びます。そして、「ぼくは『ぼくしかしらないことがある』」と自分は唯一無二の存在であることにも気づかされます。自分のことを改めて見つめ直すきっかけになるお話でした。

竹岡さんは読み聞かせの後、中学生だからこそヨシタケシンスケさんの作品に含まれる思いがけない発想や深い考えに気づくことができるので紹介できてよかったと仰っていました。

このページに関するお問い合わせ先

  • 弥栄中学校
    電話:0855-48-2239   FAX:0855-48-2647   メールアドレス:yasaka-j@hamada.ed.jp

ページの先頭へ戻る