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1月15日(水)読み聞かせ「王さまと王さま」(ポット出版)

2020年 1月 15日

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1月15日(火)読み聞かせ「王さまと王さま」 (ポット出版)

        絵と文:リンダ・ハーン/スターン・ナイランド

        訳:アンドレア・ゲルマー/眞野 豊

今回の「読み聞かせ」は、本校の養護教諭の浜本先生が担当でした。選ばれた絵本は「王さまと王さま」でした。LGBTをテーマに描かれたこの絵本の著者はオランダ人で、世界各国で翻訳されています。

 

「あるところに、年をとった女王さまと若い王子さまとねこちゃんが住んでいました。年をとった女王さまは、もう長いことおつとめしていたのでそろそろ引退を考えていました。「この地方の王子さまはもうみんな結婚しています。それなのにあなたは!」「結婚して王さまになりなさい!」これまでいいお姫さまに出会ったことがなかった王子さま。夜まで続いた女王さまの説得に負けて、とうとう世界中のお姫さまと会うことになりました。オーストラリアのお姫さまやグリーンランドのお姫さま、いろいろなお姫さまが会いにきてくれました。みんなとてもユニークで素敵なお姫さまなのですがどうもしっくりきません。あきらめかけたそのとき、王子さまの胸がときめく人物と出会うのです。・・・」

浜本先生は続けて「あとがき」も読まれました。「・・・これまでの絵本に描かれてきた恋は、異性愛を前提としたお話ばかりでした。しかし実際は、異性に恋をする人だけではありません。同性に恋をする人もいれば、恋をしない人もいます。・・・性的マイノリティは特別な存在ではないこと、私たちの社会に当たり前にいる存在であること・・・」を多くの子どもたちに知ってほしいと思っています。

浜本先生は、今日の読み聞かせに関連して、数年前に全国少年の主張で文部科学大臣賞を受賞した隠岐の海士町出身の井手上漠さんの弁論「カラフル」を読みあげ、LGBTへの理解が広がることを訴えました。

ひとを愛することは素敵なことだと思います。柔軟な心を持っている内に多様性を学ぶことで性的マイノリティの人たちへの偏見や差別は減っていくのではないかと感じました。静かで落ち着いたその声に引き込まれた15分間でした。

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  • 弥栄中学校
    電話:0855-48-2239   FAX:0855-48-2647   メールアドレス:yasaka-j@hamada.ed.jp

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