2020年 5月 15日
5月12日(火) 読み聞かせ ふるさとの心をつなぐ『古事記』と『風土記』
担当:正田
「絵で見て分かる初めての古典1古事記・風土記」監修・田中貴子
「えほん風土記32 しまねけん」 編集・えほん風土記 島根県刊行会
「浜田市の人物読本 ふるさとの50人」 編集・浜田市教育委員会
今年は,日本の歴史書「日本書紀」が編纂されてちょうど1300年にあたる年です。それがきっかけで, ふるさと「島根」の古い歴史書を読んでみることにしました。
図も多くわかりやすい古典の入門書ともいえる「絵で見て分かる初めての古典シリーズ」は,いにしえの人々の思いが分かりやすく書かれています。今回は,石見神楽でも有名な「やまたのおろち」伝説を「えほん風土記しまねけん」から抜粋して読みました。「古事記」(写本)にも「須佐之男命」が「酒」を造り,ヤマタノオロチがその酒を飲んだと記述されています。
また,代表的な島根の神話である「くにびき神話」について読みました。「出雲風土記」から,1300年も昔より「出雲国」「石見国」の存在が朝廷に知られていることを生徒の明さんと一緒に知ることができました。
最後に,「えほん風土記」から現代の浜田市や津和野町などの内容とともに,ふるさと弥栄町の偉人3人を紹介して,本年度最初の読み聞かせを終えました。
新型肺炎の感染拡大の影響でしばらく臨時休校の措置が取られており,なかなか友達や先生とも会えない日々が続きました。しかし,こんな時だからこそ,心のふるさとの物語にふれ,人と人の心が繋がり合っていることを感じてほしいと願いながらの読み聞かせでした。
今年もたくさんの本と出会い、読書を楽しいでほしいと思います。
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