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5月26日(火))読み聞かせ「憧れの人に近づくために」

 

2020年 5月 27日

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5月26日(火)読み聞かせ「憧れの人に近づくために」

学校司書 横山貴子さん

 

「グローバル時代に求められる活字力–––私の字幕人生」 戸田奈津子 氏

 

本日の読み聞かせは「皆さんには、憧れの人がいますか?」という質問からの始まりでした。気になる生徒の皆さんの反応は……,というと半数以上の人が手を上げました。

 

 中学時代に横山さんが憧れた人は,映画字幕翻訳家である「戸田奈津子」さん。

 海外の映画のせりふを日本語に言い換えなければならないその仕事には,いつも日本語との格闘があったとのことでした。

 例えば「1 love him more than she does.」のせりふを訳すのに,映画の字幕だと多くても9文字の日本語にしなくてはならないそうです。これを戸田さんは「私の思いが上よ。」という字幕を付けられたのですが,それはせりふの意味だけではなく登場人物の思いまでもが言葉として選ばれているのです。

翻訳家の彼女は,微妙な意味合いや感情をも的確に表す日本語を使いこなすことが教養を高める鍵だといいます。

 

最後に,横山さんは,「豊かな日本語」の具体例をあげ,読書を通し日本語力を培い,それぞれ憧れの人に近づく努力をしてほしいと話されました。

 

読み聞かせを聞いた1年生の小松原さんは,「英語の勉強ももちろん大切だけれど,そのためには日本語の勉強が大切だと分かりました。誰かに気持ちを豊かに伝えるためにも,日本語の勉強や読書をしっかりがんばりたいと思いました。」と感想を発表してくれました。

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