2020年 7月 31日
7月22日(水)
エンデの会 佐々本厚子さん
作品「良識派」著者:安部公房・「うえきばち」著者:川端誠
「良識のある人ですね。」と言われて嫌な気持ちにある人は,まずいないでしょう。今回の作品は,まさにその「良識」とは何かを短く分かり易い例え話を通して問いかける内容でした。
今や,一つの価値観がインターネットで瞬時に世界中を駆け巡る現代です。目の前で起こる物事や言葉の羅列に偽善や嘘が含まれていないか,また、誰もが賛同しやすい穏健な意見がベストチョイスとは限らないという視点を持った上で自分でよく吟味し,判断することが大事だと考えさせられました。
この話に関連し、佐々本さんは、最近の香港の状況を例に挙げ海外で起きていることにも興味をもってほしいと仰いました。2年生の生徒の感想にもあったように、アンテナを高く張り、ある事柄について多面的に考える癖を身に付けたいものだと感じました。
年度始めからコロナウィルス感染症の拡大が懸念される中、地域のエンデの会の皆さん、杵束公民館さんには大変お世話になりました。引き続き,2学期も読み聞かせの時間を楽しみにしております。ありがとうございました。
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