2020年 10月 14日
10月2日(金)読み聞かせ 細川 満喜子 先生
作品「はなちゃんのみそ汁(絵本)」 原作:安武信吾・千恵・はな 文・絵:魚戸おさむ
今回は「はなちゃんのみそ汁」の絵本を読んでいただきました。
はなちゃんの母である千恵さんは,娘を産んだ後、持病であるがんを再発します。千恵さんは,5歳の誕生日を迎えたはなちゃんにみそ汁の作り方を,出汁の取り方から教えます。命が宿る「食」には,食べた人の体や心を健やかに逞しくさせる力があることを、千恵さんは身をもって伝えたのです。
はなちゃんを思う千恵さんの深い愛情が,細川先生の語りからひしひしと伝わってきました。読み聞かせが終わると,1年の美浦さんから「毎日みそ汁をつくってくれる家族の大変さに気が付きました。私も,はなちゃんのように自立した人になりたいです。」と感想がありました。誰もが「食」のもつ力と作ってくれる人の愛情をあらためて感じることとなりました。
細川先生から紹介された「はなちゃん12歳の台所~その後の『はなちゃんのみそ汁』」(家の光協会出版)では,同世代に成長したはなちゃんの様子と命を育むレシピが載っています。次回の「もっと元気になる食生活パート3みそ汁レシピをつくる」のチャレンジの参考にしてみてはどうでしょうか。
このページに関するお問い合わせ先