2021年 10月 20日
読み聞かせ 10月19日 火曜日 エンデの会 永野 純子 さん
「どうぶつさいばん ライオンのしごと」
作:竹田津 実 絵:あべ 弘士 出版社:偕成社
野生の動物と聞いて、皆さんは何を連想しますか。自分は「弱肉強食」、「百獣の王ライオン」、そのようなイメージを漠然ともっていました。
ところが、ライオンがヌーの母親を食い殺してしまった理由が、物語の裁判の中で明らかになっていきます。一見、被害者と加害者との関係にある「ヌーの子」と「ライオン」です。しかし、「狩りをするライオン」のおかげで、サバンナに病気が広がることを防いだり、生体系の草食動物の数を一定にしたりできているそうです。
本を読み終えられた永野さんからは「一つの出来事に、一つの見方以外にも他の見方ができないか考えてほしい。」という言葉をいただきました。考え方や感じ方が柔軟な生徒たちにとって、物事を深く、多面的に考えることの大切さを教えられる本でした。 永野さんありがとうございました。
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