2021年 12月 2日
弥栄中学校では、日々自然にいる生き物を見かけます。
著者の家でもスズメバチが巣を作り始め、除去騒動となったそうです。無事に、巣を撤去して安心したと思ったその日、娘さんが帰宅してスリッパを履いたところ、駆除しきれなかったスズメバチに足の甲をさされたそうです。猛毒を持つと言われるスズメバチでしたが、処置をして事なきをえました。
ところが、スズメバチはまたもや娘さんのスリッパに潜り込み、彼女の足をさしたのです。娘さんからすれば、「しつこい、たちが悪い。」となります。
しかし、スズメバチからすれば「すみかを追われた後やっと安住の場所を見つけたばかりなのに……。」しかも、何か大きなものがヌッと入ってきて……となる。そして、皆さんの想像どおりの運命をスズメバチはたどるというわけです。
この本を読まれた教頭先生は、人間の都合で「命の価値」を決めたり、必要以上の殺生はしたくないという思いを生徒に伝えられました。「言葉を発しない虫や動植物の思いをくむ」姿勢も。愛猫の死を体験されて、より一層その思いは強くされたそうです。いつも笑顔で生徒たちに声をかけてくださる教頭先生から、「命の尊さ」が、皆さんに伝わった心温まる時間となりました。ありがとうございました。
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