2022年 12月 21日
「戦争をやめた人たち…1914年のクリスマス休戦…」
文・絵 鈴木まもる 出版あすなろ書房
今年も、いよいよ残り数日となり年の瀬となりました。
この日横山さんに読んでいただいた本は、第一次世界大戦の最中、クリスマスイブにイギリス兵とドイツ兵が、戦場で「きよしこの夜」「もろびとこぞりて」をいっしょに歌い合ったという話でした。敵対していた兵士たちが、イブの夜はお互いに聖歌で祝ったというのです。翌日のクリスマスには、若い兵士が自分の服を丸めてボールに仕立て、イギリス兵とドイツ兵が戦場でサッカーを楽しんだというのです。その後は、一緒に聖歌を歌い合った兵士たちが、お互いに銃口を相手にむけることはなかったそうです。上官の命令があっても空に向かって撃ったり、大きな攻撃がある時は相手に伝えたりしたそうです。
戦争を始めるのも、戦争をやめるのも人間です。人間の優しさと本当の勇気とは何なのかを考えさせられるひとときでした。横山さん、ありがとうございました
このページに関するお問い合わせ先