2023年 6月 26日
6月23日(金)に、浜田市立石正美術館の学芸員でいらっしゃる横山由美子さんを講師としてお招きし、表記の教室を開催しました。
最初の1時間は、日本画の定義・歴史・特長についてと絵の具の基礎知識についての講義でした。そして、次の時間には「日本画の絵の具を作ろう」というテーマで、孔雀石を砕いて顔料にする作業体験を行いました。ふだんなかなか体験できない貴重な機会となりました。以下、生徒の感想を紹介します。
私が最も印象強く心に残ったのは、ひとつの石から10色以上の色ができるということです。ほんとにそんなにたくさん色ができるの?と疑っていましたが、実際にやってみると1つの石を3つに分けることができてびっくりしました。粒が大きくて粗いものは色が濃くなって、小さくて細いものは、色が薄くサラサラになります。そのやり方にもとづいて、1つの石から10色以上も色を作り出すのです。日本画の絵の具は混ぜ物が苦手な性質で、濃くしたいときは、1度塗ったものが乾いてから塗らないといけないので、とても手間と時間がかかります。たくさんの色を作っていくのは大変なことだと思いましたが、興味が湧いたのでまたやってみたいです。
このページに関するお問い合わせ先