2025年 5月 14日
書名 「はるさんと1000本のさくら」
著者 ただのぶこ
出版社 中央公論出版社
【選書理由と読み聞かせをしてみての感想】
この絵本を読んだとき、架空の村であるはずなのに私には「弥栄」と重なりました。その重なる部分をこの地域に育つ生徒たちだからこそ心で受け止めてくれるだろうと考えました。希望が見える終わり方も朝の始まりにふさわしいと思いました。中学生といっても耳から聞いた内容を咀嚼するには、ある程度平易な言葉で書かれている本でないといけないという点も選書理由の1つでした。途中からなぜか緊張してきたので聞き苦しいところもあったと思いますが、優しい生徒たちは(先生方も)それを受け止め、真剣に聞いてくれたことに感謝したいです。
【職員からのメッセージ】
どんな場所にも「はるさん」のような方がおられ、地域(故郷)を守っている、という忘れてはいけない大切な人たちの想いのようなものを再認識させてもらいました。「私の大切な場所が、誰かの大切な場所になるように・・・」。横山さんの最後の言葉は、今の時代を生きる生徒たちが、覚えておかなければいけない厚み、深みのある温かい言葉でした。本当にありがとうございました。
このページに関するお問い合わせ先