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石州半紙がユネスコ無形文化遺産「和紙」として記載決定

 ユネスコ無形文化遺産「石州半紙(せきしゅうばんし)」が、本美濃紙(岐阜県)、細川紙(埼玉県)とともに、平成26年11月26日(日本時間27日)、ユネスコ無形文化遺産「和紙:日本の手漉和紙技術」として、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表(以下「代表一覧表」と略)」に記載されることが決定しました。

  石州半紙は、平成21年9月30日にユネスコ無形文化遺産「石州半紙」として決定され、記載されましたが、その後のユネスコでの議論の中で、無形文化遺産の更なる周知を行うために、その範囲や規模をより大きく包括的にすることになり、類似性のあるものをグルーピング化(拡張)して提案する方向となりました。

  そのため、平成25年3月、石州半紙と同じく、原料に楮(こうぞ)のみを用いるなどの伝統的な手漉和紙技術で、国の重要無形文化財に指定されている本美濃紙、細川紙を加えて、「和紙:日本の手漉和紙技術」として、ユネスコに拡張提案が行われました。

 そして、平成26年10月、ユネスコ無形文化遺産保護条約に加盟する161カ国の内24カ国で構成される政府間委員会の補助機関(委員会の24カ国の内の6カ国で構成)で事前審査が行われ、代表一覧表への「記載は適当である」との勧告が行われました。

  この勧告を受け、11月27日にパリのユネスコ本部において開催された第9回政府間委員会で決定されました。

  このたび、石州半紙が、本美濃紙、細川紙とともに、ユネスコ無形文化遺産「和紙:日本の手漉和紙技術」に決定されたことは、改めて日本の手漉和紙技術が、国内外に認識されたものであり、浜田市としても、大変喜ばしく思うとともに、石州半紙、本美濃紙、細川紙の関係者の皆さんが、これまで懸命に努力され、積み重ねてこられましたことに敬意を表します。

  この決定を契機として、これまで以上に日本の手漉和紙技術が、保存・継承され、世界に誇る魅力ある文化として、発展させていかなければならないと考えています。

 
 

ユネスコ無形文化遺産「和紙:日本の手漉和紙技術」の構成

名称

保持団体

関係自治体

石州(せきしゅう)半紙(ばんし)

石州半紙技術者会

島根県浜田市

本美濃紙(ほんみのし)

本美濃紙保存会

岐阜県美濃市

細川紙(ほそかわし)

細川紙技術者協会

埼玉県小川町・東秩父村




石州半紙

リンク:石州半紙について

 

石州和紙会館

 

石州和紙会館
  浜田市では、平成20年10月1日に石州半紙の普及、継承の拠点施設としてオープンしています。ご活用ください。

リンク:石州和紙会館ホームページ(外部リンク)
 

リンク:千葉すずさんを「ユネスコ無形文化遺産石州半紙PR大使」に委嘱


平成21年のユネスコ無形文化遺産「石州半紙」については下記のリンクをご参照ください。

リンク:ユネスコ無形文化遺産「石州半紙」の決定について

 

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