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平成21年度第3回金城自治区地域協議会

開催日時 2009年08月11日 13時30分~ 16時45分
開催場所 浜田市金城町下来原171番地
みどりかいかん 2階 中集会室
議題 【協議】
(1)「浜田市金城運動広場施設」「浜田市金城総合体育館」及び「浜田市今福スポーツ広場」の指定管理について
(2)地域協議会委員の任期の期間について
(3)平成21年度サマーレビューについて
【報告】
(1)自治区制度の検証について
(2)波佐診療所小国出張所の移転について
(3)有限会社かなぎ加工センターの解散について
(4)株式会社ケイ・エフ・ジー工場増設計画について
 
公開・非公開 公開

議題の趣旨及び主な意見、質問

【協議】
(1)「浜田市金城運動広場施設」「浜田市金城総合体育館」及び「浜田市今福スポーツ広場」の指定管理について
≪趣旨≫
 「浜田市金城運動広場施設」「浜田市金城総合体育館」及び「浜田市今福スポーツ広場」の3施設については、現在、嘱託職員雇用により管理人を配置し、清掃等施設管理は委託方式により直営管理を行っている。これを平成22年4月1日から指定管理者制度を導入し、コストの削減、収入の増加などを図る。
 また、この指定管理者制度導入による条例改正に併せ、現在ふれあいジムと多目的広場やテニスコートの条例が別々になっているものを1つの条例とする。平成22年度から公募による指定管理とするためには、9月議会に条例改正及び委託管理費の債務負担行為について提出する必要がある。

〔質問〕 ふれあいジムでは、収入と支出の差が19,000千円もあるが、建設当時もこういった赤字を前提としたシュミレーションだったのか。違うのであれば、これだけ赤字となっている理由は何か。また、指定管理者制度導入により何割程度の経費削減を見込んでおられるのか。また、利用料が改定されるのか。
〔回答〕 ふれあいジムのような社会体育施設等は、利用料によって維持管理費が賄えるものではない。当初から町(市)の持ち出しがあることが前提だった。コスト削減については入札の結果によるが、1割以上という考えをもっている。また、利用料の改定については、現時点では未定である。現在、浜田市内の各施設の利用料の設定基準が様々であるため、浜田市スポーツ振興審議会において統一的な考え方の基に使用料・利用料及び減免措置を設定するという答申が検討されている。同一単価で利用料を設定するのではなく、時間単位など統一的な考えのもと料金設定をするということである。

〔質問〕 施設の老朽化による修繕が必要であるという説明があったが、原価償却分を上乗せするなど何らかの対応をしなければ指定管理者が運営していけないのではないか。
〔回答〕 指定管理は、基本的に施設整備は市の責任であり、軽微な修繕は指定管理者で行うが、大きな改修等については市が行う。

〔意見〕 民間に委託してコスト削減を図るという安易な考え方はやめていただきたい。

〔意見〕 地域協議会は、合併しても自治区の良いところは残すことを目的に設立されたものである。地元の財産を使って地域住民が使いやすいように建てた施設であるのに、合併して自治区の均衡が保てないので同料金を徴収するというのはおかしな話である。地域協議会としては良いところは残してほしいというのが基本である。

(2)地域協議会委員の任期の期間について
≪趣旨≫ 地域協議会委員の任期期間については、現在、合併移行時の都合上、11月21日から翌々年の11月20日までの2年間となっている。委員の推薦母体のほとんどの任期が4月に開始され、役員変更などにより地域での活動の停滞や委員選出に苦慮するなどの問題が起きているなどの意見を先に実施した「自治区制度の検証」のヒアリングにおいて多くいただいた。これを受け、4月からの任期に改正することとし、第2期目の任期が今年11月20日で終了することから第3期目を平成21年11月21日から平成22年3月31日とし、第4期目を平成22年4月1日から平成24年3月31日とすることを附則とする条例改正を行う。なお、金城自治区においては委員の推薦母体である各自治会役員の方と意見交換を行い、この任期期間の変更について特に異論はなかった。

〔質問〕 3期目の任期を4ヶ月にするというのは無理があるのではないか。4ヶ月であれば、その間全く会議が開催されないこともあり得る。また会議が開催されたとしてもこの短い任期では、議題の検討を委員に求められても難しい。
〔回答〕 4月1日からの任期にしたいという要望が強くあり、来年の4月1日をスタートにしたいというのが、大前提にある。任期を短縮できても延長することは制度上無理ということであり、3期目を4ヶ月という形としたものである。

〔意見〕 統一する境目の時期なので、どうしても短期が生じるのは避けて通れない。その期間は、不合理が生じないように上手に調整していただき、努力していただき、いつかはしなければならないことである。

(3)平成21年度サマーレビューについて
≪趣旨≫ 7から8月にかけて実施した平成21年度サマーレビューの金城自治区に関する内容について各担当課長から説明。このサマーレビューは、1件300万円以上の事業を対象として来年度の予算編成の参考資料とするとともに、中期財政計画をチェックする目的のため毎年実施されている。

〔質問〕 「遊歩道整備事業」について、遊歩道の丸太が腐って危険な状態ということだが、どの程度なのか。利用者はいるのか。
〔回答〕 木が腐ったところがあり、踏むことで足を取られ、滑ってしまうところがある。現在、立ち入り禁止にしている。この木を撤去し、舗装など永久的なものに変えていきたいと考えている。地元旅館組合からも陳情をしたいとの意向があり、ある程度の利用者はあると考えている。

〔質問〕 「農業集落排水事業雲城地区」について、来年度で終了ということだが、その他の地区について当初計画されていたと思うが、予定はどうなっているのか。弥栄自治区では、市町村設置型でやっておられると聞くが、金城自治区では認められないのはなぜか。
〔回答〕 地元の推進協議会を立ち上げていただくなど、事前準備が必要であり、雲城地区が終わってすぐ次の地区というわけにいかない。財政事情もあり、ひとつの事業が終わらないと新しい事業を実施することができない。また、金城自治区では、集合処理地区の区域が設定できておらず、市町村設置型の生活排水処理事業として事業採択を受けることができていない。

〔質問〕 新交通システムが始まると思うが、それに伴う投資的経費がないがどうなっているのか。また、現在の患者輸送車をどうするのか。
〔回答〕 新交通システムについては、業者に委託し、業者の車両を利用して運行する。患者輸送車については、老朽化しており、雪道の走行も難しいことから基本的には廃車する考えである。

【報告】
(1)自治区制度の検証について
≪趣旨≫ 地域協議会での意見交換や各種団体のヒアリング、職員アンケートなどを行った「自治区制度の検証」について、この度、浜田市議会全員協議会において報告された。この内容について報告。今回の検証によって自治区制度の様々な問題点が指摘され、その対応について一定の整理ができたことを成果とし、今後この課題について具体的に見直しを図っていきながら、自治区制度がより良い制度となるよう運営に努めていかなければならないとしている。なお、今回の検証は、自治区制度の根幹を見直すものではないため、そのような意見については意見として聴取することに留めている。

〔質問〕 自治区の根幹に関わる点以外のところはどこが良くなったのか。
〔回答〕 この検証を終えたから何かが良くなったということではなく、この検証によって出てきた課題などを今後検討するべき課題として整理ができたものと考えている。

〔質問〕 自治区の根幹に関わることとそうでないことの線引きは人によって差異があり、特に行政と我々とは大きく違うと思う。例えば自治区長の処遇や権限などについては、根幹に関わることではないと考える。これに関する意見は多く出ているので改善する必要があるのではないか。
〔回答〕 自治区長の処遇や権限については、まとめにおいても「今後、住民に対し制度の内容を十分に説明する中で認識を深めていく必要がある」と課題として認識しているので、今後、皆さんに説明をしていくことを検討していく。

〔質問〕 「投資的経費の配分率は当面10年間は維持すべきものであるが、それ以降投資的経費の配分及び配分率については検討する必要がある」と報告されているが、悪い方にとればローカルには費用対効果を計算し、人口比率などから計算して投資的効果のあるところに使うというふうに取れる。また、振興基金については自治区によってばらつきがあり、事業実施に差異があるので解決しなければならないとある。合併10年までは担保があるが、その後は見直すということでは心配である。
〔回答〕 合併後10年間の財政計画はあるが、その後平成28年度以降については推計がまだできていないということもあり、平成28年以降は投資的経費の財源や財政推計について新たに作っていかなければならないという意味での記述である。

〔意見〕 この「自治区の検証」については、先ほど(資料を)もらったばかりであるので、この場で全てを話し合っていくことはできない。各委員で熟読し検討され、今後の協議会などで話し合っていきたい。

(2)波佐診療所小国出張所の移転について
≪趣旨≫ 波佐診療所小国出張所を新小国公民館内に診療所と待合室を整備し、平成21年11月1日を目標に移転することを計画。診療日も小国公民館の会館日にあわせて現在の月曜日と木曜日から火曜日と木曜日に変更する。この移転については9月議会において浜田市国保診療所条例の改正が必要となる。また、要望が出ている小国公民館玄関のスロープ改修については、22年度予算で行うこととしている。

〔質問〕 波佐診療所の先生は身分としては浜田市職員なのか。
〔回答〕 浜田市の国保診療所には現在、3名の常勤医師と1名の嘱託医師が勤務しており、各先生に専門があるので全ての先生が各診療所において交代で診療を行っている。また、医療センターとの連携ということで週に1度は医療センターで診療をされ、その代わりに医療センターの研修医の受け入れを行っている。波佐診療所の北條先生は常勤である。

〔質問〕 旧小国公民館の使い道はどうなっているのか。
〔回答〕 地元自治会の会館として使用し、維持管理は自治会で行う。

(3)有限会社かなぎ加工センターの解散について
≪趣旨≫
 浜田市農畜産物加工施設の管理について、平成21年4月1日からいわみ中央農業協同組合を指定管理者として指定し、運営を行っている。それまで運営にあたっていた有限会社かなぎ加工センターについては5月25日に解散総会を行い、解散の手続きを進めている。出資金については、解散費用などを引いた90.0246%を出資者に返還することとなり、浜田市には4,512,300円が返還された。

〔質問〕 解散した理由は何か。
〔回答〕 浜田市として開発公社などいわゆる第3セクターについては、できる限り民間へお願いできるものは任せるという方針が出されており、指定管理方式に切り替え、解散することとした。

(4)株式会社ケイ・エフ・ジー工場増設計画について
≪趣旨≫
 株式会社ケイ・エフ・ジーは、平成元年よりミネラルウォーターの製造を行ってこられたが、需要増加に伴い、現在の工場の近接地に第2工場の建設を計画されている。7月29日には島根県庁において株式会社ケイ・エフ・ジー、島根県、浜田市の3者で工場等の立地に関する覚書の調印式が行われた。新工場操業後は、3ヵ年で10名程度の雇用増を予定されている。着工は平成22年7月頃を予定。温泉供給料金については平成16年7月から減免(2,100円/1㎡→1,260円/1㎡)となっているが、平成21年6月で減免を終了。また、平成16年7月から平成21年6月までの減免相当額(53,472千円)を平成22年1月から8年間の毎月分納で市へ納付する。新しい第2泉源については、開発した同社の所有とし、新しい工場では第1、2泉源の双方で操業を行う。

〔質問〕 土地は、株式会社ケイ・エフ・ジーで取得されたのか。
〔回答〕 まだ、取得はされていない。農地法、中山間地域直接支払制度などの各種個別法をクリアしないと取得ができない。地権者には内諾を得て、手続きを進めている。

4その他
○金城スマートICについて
  直近の利用状況について説明。

○新型インフルエンザの浜田での集団発生後の状況について (委員より質問)
 浜田市での集団発生の状況と公表の対応について経緯を説明。今後の対応は、2名以上発生した場合には施設名を公表するが、休園などの要請は行わず、施設利用などの自粛を求める方針であることを説明。また、現在の浜田市内の集団発生の状況について報告。医療機関については、全ての医療機関で受診可能であり、事前に症状などを連絡して受診していただくことを周知していることを報告。

結論

(1)「浜田市金城運動広場施設」「浜田市金城総合体育館」及び「浜田市今福スポーツ広場」の指定管理について
  承認。

(2)地域協議会委員の任期の期間について
  承認。 

(3)平成21年度サマーレビューについて
  承認。

 

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