開催日時 | 2010年06月03日 19時00分~ 21時30分 | |||
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開催場所 | 浜田市弥栄町長安本郷544-1 弥栄会館 大研修室 |
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議題 | 報告 1.「社会福祉法人弥栄福祉会への支援」の経過報告について 2.その他 (1)ウィンドファーム浜田建設事業の着工時期の延期について (2)平成22年国勢調査の実施について (3)地上デジタル放送のアナログ変換について (4)浜田市農業振興計画について (5)その他 |
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公開・非公開 | 公開 |
主な意見
1.「社会福祉法人弥栄福祉会への支援」の経過報告について
質問:改築しない部分で、特に火の元が心配な厨房や食堂が対象になっていないが、既に火災対策は整っているのか。
回答:スプリンクラーは未設置のため、改築しない部分も今回とあわせ設置をされる旨を聞いています。
質問:今回は防火設備を設置しないのか。
回答:厨房・食堂において、詳細な設備類は把握していませんが、今回消防法に定められたスプリンクラーの設置はする予定になっています。
意見:今回改築しない施設は、先々改築を見込み、いずれ同じように協議するのか。例えば、その時が来たら地域振興基金を持って改築できるようにならないのか。
回答:昭和47年に出来た施設なので、改築しない施設も遠からず必要な時期がくると思いますので、県補助の増額を要望していくことが必要で、これが出来ない場合は、市としての対応を検討していきます。
意見:次期改築の時にも、自己資金を見込むことになるため、地域振興基金により100%補助で改築できるようにならないか。
回答:100%補助というのは確約できませんが、そういった意見を反映して現行条例を改正できるかなど何らかの方法を検討しなければならないと思います。
意見:福祉会も苦慮しての結果だと思うが、整備した時期は同じであるため、いずれ改築する時期が目に見えている。合併時の10年事業計画では改築を計画しているので、他の法人とのバランスは考慮せず、地域振興基金により全面改築した方がいいのでは。
回答:確かに投資枠の計画をしていたので、初回提案ではその予定をしていましたが、福祉施設への補助条例があり、初回のまま実施すると条例違反でもあるため、2回目より市からの補助は約5千万円にしています。福祉会では貸付となると償還が発生しますので、苦渋の決断により事業費を圧縮されています。管理棟など改築しなければならないのは承知のうえで、何とか市内部の調整や県への働きかけが必要だと思います。これ以上の回答は現段階ではできないので、ご理解ください。
意見:第1回目の提案では、いきなり地域振興基金を全額充てるような内容だったので、内訳が良く分からないため次回に持ち越されたと思う。2回目では、経緯も分からず約9千万円を貸付にするということで説明を受け、貸付にするぐらいなら補助にしたほうがいいような雰囲気だったと思う。そういうことだったので、検討の余地を残すために前回では結論を出していなかったように認識している。そして、本日の説明では、主要な施設改修をしない旨になっており、何故なのか説明を聞いていると条例違反が原因のようだが、地域振興基金は貸付ではなく補助にしてもらいたい。それから、早急にと縛然に言われているがしっかりとしたものを示してもらいたい。また、同じことを繰り返さないためにも、今後の改築における確認をしておいてもらいたい。
回答:所感ですが、第1回目において地域振興基金で1億5千万円補助はどうだろうかという雰囲気だったと思います。このことを踏まえて、福祉会と協議を重ねた結果、2回目の提案内容になりました。スケジュールについては、9月補正にすると工事が年度内に間に合わないと思われます。
質問:今回見送る施設も改築する時期が来たら、また自己資金のことを心配しなくてはならないので、これを見越したうえで福祉会と詰めて説明しているのか。
回答:前回の提案内容のとおり、貸付は地域振興基金により約9千万円で補助は約5千万円で協議しました。あくまで、福祉会が検討されたうえで今回は改築しない部分を判断されています。
意見:次回改築する時の支援策はどう考えているのか。仮に、自己資金がない場合は改築自体できなくなるために、先を見据えて地域振興基金の補助により改築できる道筋が協議会で立たないのか。
回答:現時点では、次回の改築のことまで詰めていません。県への働きかけや市の調整は必要ですし、先ほどから意見をいただいていますように地域振興基金の活用も検討すべきことだと思いますので、今回の支援が終わりではありません。
質問:先程よりある10年事業計画はなくなったのか。
回答:なくなっていません。これからも、合併時の建設計画に基づき取り組んで参ります。投資枠が合併時より30%程度減ったことはお伝えしていますが、15%復元される見込みにもなっています。仮に自治区制度が当面10年とされていることを踏まえると、今年は合併5周年で半分経過するため、改めて事業計画を立てて協議会へ諮りたいと思います。
質問:3回の会議内容を振り返ると、内容が変わりすぎており、焦点が協議するたびにずれている。2回目の資料で、弥栄地区における福祉会の支援のメリットが理解できるようになり、現在では1回目で提案があったような内容で支援できないかと思っているが、これは、条例に抵触してしまうのか。
回答:1回目に説明していますように、今年度の投資枠はほぼ満額予算計上していたので、地域振興基金により補助支援を説明しました。その後、配分枠が今年度より15%復元の見込みが立ちましたので、2回目でこの投資枠により補助金を5千万円予定しており、この5千万円の根拠は、補助対象経費(2億円)のうち県が1/2(1億円)で、残る1/2(1億円)のうち更に1/2(5千万円)が市の補助対象額となるのが内訳です。詰めが足らなかった部分については、たいへん申し訳なく思っています。
質問:投資枠に地域振興基金事業も含まれているのか。
回答:合併時に単年度平均3億1千7百万円が一般財源と起債をあわせて弥栄自治区は投資枠として事業ができますと説明しておりますが、財政運営上削減されており、単年度で他自治区が投資枠を多く執行する場合は、他自治区の投資枠を調整するようになっておりますが、基本的には平均すると3億1千7百万円の7割程度となっています。そして、投資枠と地域振興基金は別枠のものです。地域振興基金の取扱要綱では、単年度にて投資枠を超えた事業をどうして取り組む場合は地域振興基金をもって実施することとなっています。
意見:その理論なら協議会で了解が取れれば、全面改築を地域振興基金で支援できるのではないか。先々の不安材料を残さずに済むのではないか。
回答:それは福祉施設への補助条例が定まっているので困難です。1回目の時は、投資枠の余裕がなかったので、全額地域振興基金を予定していましたが、その時の協議会の様子では、全額地域振興基金というのはどうかということだったと思って、2回までに福祉会との調整をして参りました。いずれにしても、来週月曜日には議会提案する運びになっていますので全額補助というのは間に合いませんのでご理解ください。
意見:今回の案件は、統一性に欠けていると言わざるを得ないと思う。地域振興基金全額補助から一変して貸付になり、更に改築部分の縮小に伴う貸付額の減額と紆余曲折している。何にしても市として福祉施策に不十分さを感じている。償還計画も説明されていないまま不安が残るが、それよりも次の改築が確実にあるのでそれを全委員は心配しているのではないかと思う。先ほどから今後検討するとの回答をしているが、1~2年で検討結果が出ることは考えにくいため、何とか9月補正で残り部分も改築できるようにしてもらうためには、地元議員や協議会としても市長へ働きかけをしなければならないと思う。
意見:今回はこの計画で実施してもらい、次回の改築時までにはしっかりとした計画を立てておいてもらうしかないのでは。
回答:ご意見はよく理解できますので、今後支援策を良く考えて参ります。
質問:昭和47年建設施設ということだが、今回は消防法によるものなのか耐震の関係のものなのか。また、改築しない部分は耐震上問題ないのか。
回答:改築しない建物は耐震基準をクリアしていません。食堂は平成12年度に修繕していますが、ほとんど耐震構造にはなっていません。
質問:現行施設で残しても支障はないのか。
回答:問題はあると思います。昭和57~58年度以前の建物はだいたい適応していないと思います。
意見:長期に渡り利用できる施設改築をお願いする。
質問:貸付にしないと市議会の承認を得にくいのか。
回答:不安要素はありますが、この提案で議決していただけるようにしっかりと説明して参りたいと思います。
意見:貸付ではなく全額補助にしてもらいたいとは思っている。
回答:現行制度では全額補助は困難でありますので、今回貸付は変わりませんが改めて提案させていただいています。
質問:困難というのは、約9千万円の貸付がということなのか。
回答:全額補助が困難ということです。補助条例や他の福祉会への影響なども考慮するとハードルは高いです。
質問:1回目の案で財源が共通経費5千万円と地域振興基金1億円でも、補助は補助という扱いになので厳しいのか。
回答:そのとおりです。貸付なら償還が発生するので主旨が変わります。
質問:1回目は1億5千万円のうち全て地域振興基金を充てるのではなく、共通経費から少しでもみた方がいいと理解している。2回目では、共通経費から5千万円補助になっているが、この補助はいらないから、全て地域振興基金で補助にしたほうがいいのではないか。でも、このことがハードルは高いということなのか。
回答:1回目の提案で合意があれば進めていく予定にしていましたが、皆さまからのご意見は全額地域振興基金がどうなのかということだったと思います。このことを踏まえて福祉会と協議を重ねてきました結果が、貸付になっています。しかしながら、福祉施設への補助条例があるためこれを無視することはなりません。補助対象範囲の確認が薄かったことも認識しています。
意見:当初は地域振興基金で全額補助を予定していた提案は、内部調整をしっかりとしたうえで提案していれば今回のようなことにはならなかったのではないか。仮に、1回目で協議会の理解があっても補助条例があるなら出来ないことを予定していたのではないか。誤解を認めることも必要だが、とにかく整理する必要がある。
回答:当初は地域振興基金で全額補助を予定していました。それは、まず協議会の合意がない限り地域振興基金の活用はできないためです。そして、杵束保育園新築においては、社会福祉法人みかわに保育運営を委託したときに旧保育園の解体や新築に伴う補助が今回と同じケースだったためです。また、今回の誤解を招いている部分は、補助条例の解釈を誤ったためでもあります。
質問:市民福祉課長の解釈はどうだったのか。
回答:1回目では、まだ設計段階で流動的でしたが県補助は予算計上され内示がくるところまで来ていました。その時の解釈は、総事業費約3億円に対して市補助条例の対象になるものと考えていたのが誤算でした。それと福祉会との自己資金の出費限度額まで最終調整をしていませんでした。その後、財政協議をしていくなかで、当初は市補助率が1/2なので総事業費約3億円のうち約1.5億円を地域振興基金により補助して、県補助(約1億円)を除く約5千万円を福祉会より自己資金にしてもらう予定でしたが、県補助(約1億円)を除いたもの(約2億円)が市補助対象になることが判明しました。何とか市補助金を5千万円以上にならないか協議しましたが、他の福祉会とのバランスも考慮した結果が貸付という提案になっています。
質問:1回目は約1.5億円の補助を全て地域振興基金ではなく、共通経費より少しでも見てもらえないかということだったと思う。これは市全体の福祉行政のことにもなるからである。しかし、2回目では貸付になったため、この理由を明快に説明してもらいたい。仮に1回目の判断に誤りがあったなら協議会としてそれなりの対応をしていくべきだと思うが、担当課長として財政協議はしていたはずで、このことについてどう考えているか。
回答:地域振興基金を活用するなら、はじめに協議会に諮ってから財政協議をしていきますので、担当課長がということではありません。
回答:当初の約1.5億円補助の内訳は、約1億円が地域振興基金による補助で、残る約5千万円は本来なら配分枠による補助が見込めますが、今年度は既に配分枠をほぼ満額予算計上していたため、全額地域振興基金を予定していましたが、1回目に配布した資料が分かりにくくて申し訳なく思います。
意見:この発言をしていいものかと思うが、福祉会の役員会では貸付を受けた場合の保証人や担保のことも話し合われているようだった。
回答:このことは諮らないといけないと思っていましたが、地元ということでこの協議会全員ということにはならないと思いますが、納得されれば必要ないように調整しています。
質問:約5千万円の貸付が常識的にこれで成立するのか。
回答:保証人や担保の関係はこれからも調整が必要ですが、クリアできるように思っています。
質問:クリアできるのか。
回答:そのように出来ると聞いていますので、進めたいと思います。
回答:福祉会より借り入れ条件として聞いていますのは、5年据え置きで25年償還ということを示されています。連帯保証人については、寿光苑土地を抵当権設定により保証人の免除を受けたい旨の申し入れをされていますので、これから財政協議をして参ります。
意見:地域振興基金を使ってでも今年度改築しない施設も改築できるようにならないか。
回答:できますとは申し上げにくいですが、何とか支援できるようにして行きたいと思います。
意見:厳しいとは思うが、地域振興基金をもって改築しない施設を9月補正で対応できるようにしてもらいたい。
意見:結局1回目の提案のようにならないのか。あるいは、今回改築をしない部分を地域振興基金で改築できるようにならないか。
回答:今回改築しない施設の工事をできるようにならないかということですが、既に来週から6月議会がはじまりますので、本日提案させていただいた内容で進めさせていただきたいと思います。引き続き残りの改築については検討してまいります。
まとめ:質疑応答を終わる。このことについて、諮ることはできないが、協議会として理解や認識は必要なので、本日の提案を理解してもらいたいと思う。残りの工事については、各委員より強い要望も出ており、自治区長も前向きな発言をしているので、9月補正に計上できるように努めていくことを共通認識していくことをお願いしたい。
2.その他
(1)ウィンドファーム浜田建設事業の着工時期の延期について
・特になし
(2)平成22年国勢調査の実施について
・特になし
(3)地上デジタル放送のアナログ変換について
・特になし
(4)浜田市農業振興計画について
・特になし
(5)その他
・今後、協議会便りを発行する。
結論
(1)「社会福祉法人弥栄福祉会への支援」の経過報告について
・理解
(2)その他
(1)ウィンドファーム浜田建設事業の着工時期の延期について
・了解
(2)平成22年国勢調査の実施について
・了解
(3)地上デジタル放送のアナログ変換について
・了解
(4)浜田市農業振興計画について
・了解
(5)その他
・了解
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