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平成20年度第1回三隅自治区地域協議会

開催日時 2008年05月01日 18時30分~ 20時30分
開催場所 浜田市三隅町三隅1434番地
浜田市役所三隅支所 3階 集会室
議題 1.会長あいさつ
2.自治区長あいさつ及び近況報告
3.地区まちづくり推進委員会設置にかかる地域協議会の方針確認
4.職員の地域担当制度の改正等にかかる意見について
5.海老谷桜の復旧について
6.図書館設立にかかる状況報告
7.後期高齢者医療制度について
8.ウイルス性肝疾患医療費助成制度の改正について
9.その他
公開・非公開 公開

議題の趣旨

1.会長あいさつ
 会議開催にあたってのあいさつ

2.自治区長あいさつ及び近況報告
 市の主要施策及び自治区の主要事業等について、あいさつにあわせ概要を説明。

3.地区まちづくり推進委員会設置にかかる地域協議会の方針確認
 非公開で開催した、平成19年度最後の協議会(第6回協議会)において、地区まちづくり推進委員会の設置に向けて、地域協議会委員が先頭にたって汗を流そうということを確認したが、あらためて各地区の状況や今後の計画等を確認。

4.職員の地域担当制度の改正等にかかる意見について
 地区まちづくり推進委員会の設置、運営支援等のため、職員の地域担当制度も改正する考えのある旨を過去の地域協議会で提案していたが、その要綱案を示し、委員の意見を聴取する。

5.海老谷桜の復旧について
6.図書館設立にかかる状況報告
7.後期高齢者医療制度について
8.ウイルス性肝疾患医療費助成制度の改正について

 5番から8番の項目については、平成19年度第5回地域協議会以降の自治区内の重要な出来事、また注目されている制度等について、その状況あるいは改正内容等を報告。

主な意見、質問及び協議結果等

1.会長あいさつ
 
2.自治区長あいさつ及び近況報告
(1)平成20年度当初予算について
・当初予算は321億7千万円で、昨年度から5億8千万円の減となっていること。
・道路特定財源の問題で、執行停止になっていた事業数その予算額の概要を説明。
(2)島根あさひ社会復帰促進センターについて
・建設及び食材納入等に関する進捗状況の説明。
・職員採用の状況説明。
(3)浜田医療センターについて
・浜田駅舎の建築を含めた進捗状況の説明。
(4)図書館建設に関する陳情について説明
・3月26日に「三隅の図書環境を考える会」から、中央公園に子ども図書館を建設して欲しいという陳情があったこと。
・市長から「できれば地域振興基金で対応してほしい」という発言があったこと。
 
 このような経過をうけて、自治区長から地域協議会に対し、地域協議会としての意見を今年度末までにまとめてほしい旨を依頼。
 
 ※以上2つの項目については、意見及び質疑等なし。
 
3.地区まちづくり推進委員会設置にかかる地域協議会の方針確認
(1)会長からの経過説明
 3月に、平成19年度第6回地域協議会を非公開で開催し、地区まちづくり推進委員会設立に向けて、地域協議会委員としての取り組みを協議した。その結果、各地区の状況も異なることから、助走期間をおいて、関係機関、組織等と協議し、地区まちづくり委員会設立をめざし、各委員が汗を流そうということになった経緯を説明。
(2)事務局からの提出資料の説明
 事務局が作成、提出した資料「新しい住民自治組織によるまちづくりシステム構築の必要性」の概要を説明。
 特に、三重県名張市では、地区のまちづくりに対し、交付金制度を導入したことに伴い、区や自治会組織より広い、概ね公民館単位(小学校区単位)に「地域づくり委員会」を設立したこと、さらにその代表で組織する「地域づくり会議」も設けられていることを説明。
 公民館単位に「地区まちづくり推進委員会」を設け、自治区単位に「自治区まちづくり会議」を設置しようとする浜田市の構想によく似ているこの例をあげ、今後の協議や推進する上で参考にしてほしい旨説明。
(3)各地区の取り組み状況及び今後の方針の確認
 ・岡見地区
 5月中に、岡見地区自治振興会の役員、地域福祉推進協議会及び生涯学習地域推進委員会の代表等による会合をもつ予定にしている。その際、自治振興課職員に出席を求めたい。
 ・三保地区
 まずは、地域協議会委員と公民館長と話す場を設けた。今後、三保地区の連合自治会と話をした上で次の段階に進みたい。
 ・白砂地区
 まだ具体的な話はしていないが、今年度中にある程度、今後の方向性を出せるように努力したい。
 ・三隅地区
 助走期間を設けながら進みたい。今後、まずは自治会長と話をしながら、今後の計画を考えたい。
 ・黒沢地区
 地域協議会委員と公民館長と協議した。次回は、生涯学習地域推進委員等を含めて、今までの経過説明を行いたい。その際、自治振興課職員の出席を求めたい。この1年の間に、おおむねの方向性を出していきたい。
 ・井野地区
 組織を立ち上げる方向で1回目の会合をもった。井野地区の連合自治会の総会においても話をした。この1年の間に組織を立ち上げたいと考えている。
 
 各地区の設立に向けた取り組みの進捗状況等に違いはあるが、地域協議会委員を中心に、設立に向けて努力するという前回の協議内容を、再度確認できた。
 
4.職員の地域担当制度の改正等にかかる意見について
 職員の地域担当制度については、住民参加の行政推進をめざし、主要施策や主要事業に対し住民と意見交換するといったことを主な目的として発足した制度である。地域課題に対して住民と行政職員が同じテーブルで話し合うといったことも行うこととしている。しかし、主要施策等の説明のみが目的のようになったまま現在に至っている。
 今後は、住民自治が必要となり、そのため、地区まちづくり推進委員会の設置も推進することが求められる。そこで、この制度もそれを支援できる制度に変革することが必要であるという考えから、昨年度の第5回、第6回の協議会にも資料を提出したが、今回制度にかかる要綱の具体的な改正案、及び要領案を示し、協議会委員の意見を求めた。
主な改正点は以下のとおり。
(1)班編成について、これまでは班長と班員数名で組織していたが、班長(課長職)のほかに副班長(課長職ないし係長職の者)をおき、班長とよく相談しながら、地域担当班としての機能をより発揮できるようにしたこと。
(2)主要事業等の説明及び意見交換、地域計画書策定及び実践の支援、地域課題解決のための助言や資料提供等をこれまでの主な目的としていたが、改正案では以下のとおりとし、地区まちづくり推進委員会の支援に重点をおいていること。
・地区まちづくり推進委員会の設置にかかる助言、支援
・地区まちづくり推進委員会が策定する地域振興計画策定にかかる助言、支援
・地域振興計画の実践及びそれに関係する学習活動等の助言、支援
・地区まちづくり推進委員会の運営に関する助言、支援
・三隅自治区の主要施策・主要事業等に関する説明及び意見交換
・その他目的達成のために必要を認められる活動
(3)これまでの地域会議に加え、地区まちづくり推進委員会等の地元組織が開催する会議にも出席できるようにしたこと。
(4)班の設置は、自治区内15ブロックに分けていたが、それを地区まちづくり推進委員会設置と同じ公民館単位に6ブロックにしたこと。
 支所の職員が今後減少することも想定した班編成でもあり、一班は多いところで11名、少ないところで8名程度と考えていること。
 ただし、6ブロックのうち小さな範囲での会議開催要望があれば、当面は対応しなければならないと考えている。
 
<委員からの主な意見等>
・今年は、従来どおりの地域会議になると思われ、自治会単位で開催を希望するかもしれないが対応をお願いしたい。
・今後地区まちづくり推進委員会設置を推進していこうとしているので、改正案にすでにその名称が入っているのはどうなのか。
・住民自治を確立することが重要であるが、地区まちづくり推進委員会はそのためにも早く設置すべきである。行政のプロが支援し力を貸してくれるというのは、その委員会設置の働きかけにもなり、考え方そのものは良い改正案だと思う。
 
<結論>
 ※賛成多数により提案を承認
 
5.海老谷桜の復旧について
 海老谷桜の倒木から復旧までの経過の概要を教育委員会三隅分室長から説明。
 
6.図書館設立にかかる現状報告
 教育委員会三隅分室長が、「三隅の図書環境を考える会」からの要望書提出について概要を説明。要望内容は以下のとおり。
・中央公園の教育・文化ゾーンに子ども図書館の建設を求めます。
・子ども図書館に専門知識を持った職員の常時配置を求めます。
・自治区内の図書(カルチャーホール図書室、小中学校、児童館、公民館)の電算化を求めます。
また、これに対し、中期財政計画や新市の中央図書館としての浜田図書館との整合性を図りながら取り組んでいきたい旨の回答を出していることの説明を行った。
 
7.後期高齢者医療制度について
 今春から始まった後期高齢者医療制度の概要について、市民課長から説明。
 
8.ウイルス性肝疾患医療費助成制度の改正について
 ウイルス性性肝疾患医療費助成制度について、県が同様の助成制度を開始したことに伴う、三隅自治区の制度改正の概要を市民課長から説明。
 
5番から8番の項目については、会長が一括して委員の意見や質問を求めた。
 
<委員からの主な質問や意見等>
「意見」
・図書館に関して、三隅の図書環境が悪いということを認識していただいて、今後前向きに協議いただきたい。
・子どもに限らず、大人の利用も含めて、カルチャーホールを大きくしたような図書館設置を要望したい。
 
「質問」
 後期高齢者医療制度に関して、保険証の未配達のニュースをよく聞くが、三隅ではそういうことはないのか。
「回答」
 未配達なのか、本人がなくしたのかはわからないが、30件程度再発行した。
 
「質問」
 後期高齢者医療制度がよくわからないが、説明されてきたか。
「回答」
 国でも説明不足に関するコメントが出されているが、三隅においてもそれは否定できない。
 
「質問」
 後期高齢者医療制度の保険料がよくわからない。高齢者の方もよくわからないのではないか。結局のところ保険料は高くなるのか、安くなるのか。
「回答」
 固定資産税を多く納められている方は下がる可能性はあると思う。しかし、人によって所得額も異なり、上がるか下がるかケースバイケースであり、一概には言えない。全体として上がるのか下がるのかは、現段階では把握できていない。
 
「質問」
 肝炎対策に関して、県の助成制度が始まったということだが、助成は具体的にどうなるのか。
「回答」
 県はB型慢性活動性肝炎に対しても、C型肝炎に対しても助成する。三隅自治区においてはC型肝炎のみを対象に助成している。したがって、B型については県の助成を受け、C型については、県と三隅両方の助成を受けることになる。
 C型肝炎の患者の負担額は、県の制度では、所得に応じて、月額10,000円、30,000円、50,000円の3つの段階に分かれている。それ以上の経費は県が助成する。
 しかし、三隅自治区の場合、国保の被保険者を例にすると、患者負担額は、県の基準にある10,000円の負担をされる方が2つに分かれ、非課税世帯は月額4,000円、課税年額65,000未満が月額6,000円の負担額となっている。また、県の制度の負担額、30,000円、50,000円いずれの方も三隅自治区では負担額が10,000円となっている。したがって、県の制度との差額分にあたる、6,000円、4,000円、20,000円、40,000円を三隅の地域振興基金から助成することになる。
 C型肝炎の患者さんの負担額に変わりはなく、県の助成制度が発足したことにより、三隅の基金からの負担額が減少することになる。
 
「質問」
 C型肝炎の助成制度の対象者は何人か。
「回答」
 平成20年3月末日段階で、認定している方は56人である。しかし、これまでの統計資料等から、検査をされていない方もおられると思われ、検査をされた後に認定されるので、平成20年度は100人と見込んでいる。
 
 ※5番から8番については報告であり、承認等を求める項目ではなく、質疑応答のみ。
 
9.その他
「質問」
 地上波デジタルに伴う各家庭へのセットトップボックスの設置については、いつ頃予定されているのか。
「回答」
 予定では、9月頃から11月頃にかけて行いたいと考えている。理由として、BSとCSについては、いまデジタル放送ではされておらず、デジタルの信号を流した後でないとテストもできないし意味もないためである。したがって、デジタルで信号を流す事業を行った後にセットトップボックスの設置を行いたいと思う。(地域情報課長)

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