浜田市教育振興計画（令和4年度～7年度）

浜田市教育振興計画策定に当たって

 

　　浜田市教育委員会では、平成27年度に浜田市教育大綱及び浜田市教育振興計画（平成28年度～令和3年度）を策定し、自ら学び高めあう学習活動の推進と、郷土に誇りを持った次世代を担う人づくりを目指して取組を進めてまいりました。

　この間も、技術革新による飛躍的なICTの発展、SDGｓへの参画意識の高揚、個人の価値観やライフスタイルの多様化等により、教育に対する課題やニーズが変化しています。

　学校教育においても、知識・技能の習得のみに留まらず、それらを活用して現代社会の様々な課題を解決するために必要な思考力や判断力、学びに向かう力の育成が求められています。　

　今回策定した教育振興計画（令和4年度～令和7年度）は、浜田市総合振興計画後期基本計画（令和4年度～令和7年度）の実施計画として、前述のような時代の変化や社会の変化に対応した教育の方向性を示し、その実現を目指すものです。　

　今計画では、前回の計画において列挙していた具体的取組の項目を精選し、より重点的に取り組むべき項目に絞り込みを行うとともに、幼児教育の充実、教職員の働き方改革、高校の教育魅力化支援、日本遺産の活用等に関する新しい項目を追加しました。

　教育振興計画の根底にあるのは、「夢を持ち、郷土を愛する人を育む」という前計画から変わらぬ基本理念です。少子化、人口減少という大きな課題を抱えながらも、「子どもだけでなく大人も夢を持ち続け、故郷を愛し続ける」、そうした人々が暮らしている地域や育むことができる地域こそが元気で住みよいまちと言えるような気がします。

　教育は、地域総がかりで取り組むことが重要です。浜田市教育委員会は、幼児教育をスタートとして学校教育から生涯学習に至る年齢に応じた縦軸の教育の充実と、学校・家庭・地域のお互いが当事者となる横軸の協働体制に機軸を置いて、この計画を着実に推進してまいります。

　次代を担う子どもたちが、夢と希望をもって、自立に向けた生きる力を身につけ、心豊かに健やかに成長することができるよう、教育に関わる全ての方々、そして市民の方々のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。

　

 令和4年4月 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　浜田市教育委員会　教育長　岡田　泰宏　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

 

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