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絹本著色石門源義頂相

指定日:昭和48年5月1日
所在地:浜田市清水町
所有者:洞泉寺

石門源義

 頂相とは、禅宗高僧の肖像のことである。
 これは、臨済宗洞泉寺(とうせんじ)の開山、石門源義禅師の頂相である。源義は源聡ともいい、京都の東福寺から上府町の安国寺の開山第一祖として迎えられた。隠居後、現在の清水町に移り洞泉寺を開いた。延文五年(1360)同寺で亡くなっている。
 この頂相は、延文元年(1356)、源純により描かれたもので、明治四二年(1909)の同寺の火災の折、上部の説話の部分が焼失しているが、下部の肖像は難をのがれた。
 絹の織り目はやや荒く、画像は写実的で一部補色があるが原状がよく保存されている。

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