指定日:昭和44年11月3日
所在地:浜田市久代町
所有者:石見安達美術館
表銘 「藝州住出雲大掾正光 石見國鍋石住源護國爲両人造之」 裏銘 「嘉永四辛亥年十月初子 城市英朝応需作之」 (嘉永4年=1851年)
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地鉄(じがね)は小杢目(こもくめ)、刃文(はもん)(焼刃の部分の模様)は濤乱(どうらん)、焼巾は広く飛焼(とびやき)(刀身の中ある焼刃)があり、匂(におい)(研ぎ澄ました刀身のひかり)・沸(にえ)(焼方によって刀刃にあらわれる雲形のあや)ともに深く秀作である。目釘孔(めくぎあな)一個。
鍋石・井野・田橋・横山等は古くから砂鉄の産地として有名で、折居及び日脚海岸でも採れていた。鍋石にはこの砂鉄を原料とする鈩(たたら)(製鉄所)があった。ここでつくられた玉鋼(たまはがね)でこの刀は鍛えられた。
◇ 刀長47.3cm 反り1.2cm
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