指定日:平成9年7月11日
所在地:浜田市高佐町
所有者:個人
この絵図は、民間の絵師により和紙に描かれた浜田城下町絵図である。現在の野原町辺りの上空から海に向かって鳥の目になって見通した様に描かれ、立体感のある絵図である。
作成時期は、長安院が既に取り払われていること、新高部屋町、杉戸町など後年整備された町並みが描かれていることなどから、天保7年(1836)以降の松平右近将監家藩政時代と推測できる。
前面に広小路を中心として町方八町及び浜田浦が配置され、家並から人々の生活まで生き生きと描かれている。高札場から浜田川に架る大橋の向こうに武家屋敷街も表されていて、城郭部は雲形で隠されている。東側三重口・田町門の外も、城下の門前町としての賑わいが手に取るよう描かれている。
この絵図は、当時の浜田の城下の様子を視覚的に知る貴重なものであり、また、県下では大変珍しい鳥瞰絵図である。
◇ 縦72cm×横165cm
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