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石見国天保国絵図懸紙改切絵図(浜田市指定文化財)

指定日:平成9年7月11日
所在地:浜田市黒川町 浜田郷土資料館
所有者:浜田市 
 

石見国天保国絵図懸紙改切絵図
石見国天保国絵図懸紙改切絵図一部(浜田周辺)



本絵図は石見国を縦に十分割して描き、所々懸紙(かけがみ)をして村名・街道・山川などの改訂を施している。
江戸幕府は、天保の国絵図製作のおり、幕府に保管されていた以前の国絵図の写しを作り、国元の藩勘定方に送り、地形や街道の替わった所、村の位置の誤記した所などを改めさせた。改訂された国絵図 は江戸に送られ、これをもとに、幕府勘定方(かんじょうかた)は全国の国絵図を改訂している。天保9年(1838)に改定された国絵図は、幕府勘定所に一組と紅葉山文庫に一組保管し、官撰国土基本図として利用した。この天保国絵図はその後明治政府に受け継がれ、現在は国の重要文化財となっている。
本図は、前記天保国絵図の改訂に際しての下図であり、前段階の作業工程を示す貴重な歴史資料である。縮尺21,600分の1、大きさは左右5.5mにも及ぶ壮大なもので、方位・地形・街道・山川・境界・村などかなり正確に表されている。
◇ 横55cm×縦150cm~275cm
10巻一舗

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