指定日:昭和51年3月25日
所在地:浜田市外ノ浦町
所有者:浜田市

外ノ浦は江戸時代、西廻り航路の風待港及び瀬戸内方面への中継点として栄えていた。
外ノ浦日和山の中国遊歩道沿い標高85m、西に向って日本海が広く見える位置に方角石が掘立てられている。花崗石の円柱上面には針金と○、東、南、西と12支を彫り込んで方角を示している。直径27.5cm、地上部が23cm~26cmで北東にかけて少し傾いており、方位も少しずれている。
円柱の東側から南側の側面に
「天保五年六月 日
世話人
出雲屋 傳治郎
因幡屋 藤兵衛
石見屋 榮吉」
と刻まれている。(天保5年=1834年)
全国に日和山は80箇所以上を数え、方角石は29個残っているのみである。日和山に残っている方角石としては全国に16箇所あるが山陰では浜田のみである。
帆船の時代、船乗達が、日和山の方角石で風・潮などを確認し出発の時を決めた。方角石は海上交通上大きな役目を果たしていた。
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