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海老谷桜の現状と今後の対応について

 

1 海老谷桜の状況

平成20年4月1日の海老谷桜倒木以後、移植により回復へ向っていましたが、平成21年9月にキクイムシが大量発生し、養・水分の器官が破壊され、上部から下部に向って枯死が進行しました。そのため、保護処置を講じましたが、平成22年4月は下段枝しか開花せず、さらに、同年7月には、キクイムシの発生と夏の異常気象による酷暑で、下段枝や葉も焼け、急速に衰退し、水分吸収停止を確認しました。

 現在は、根元から生えてきた若芽の「ひこばえ」12本が育成するのみの状況となり、平成23年春以降の開花は望めない状況となりました。
 

2 今後の対応について

 海老谷桜は、「ひこばえ」が育成し、生命活動が認められることから、開花しなくても、枯死した状況ではないため、今後、「ひこばえ」の育成に取り組むとともに、現状を維持することといたしました。具体的には下記のとおりです。

(1)桜本体の腐朽処置
剥離しやすい外樹皮を除去するとともに、亀裂部分はコーキング、内部の空洞部も湿気処置後に閉塞して、処置箇所を着色する。その後、樹木の防腐及びアクリル剤塗布を全体に行って、空気と湿気を可能な限り遮断することで、当面の腐朽進行を抑制する。また、キノコ及び害虫の発生も抑制させる。
(2)「ひこばえ」の育成処置
   樹医による点検、処置を行う。
(3)海老谷桜の管理
   樹医による点検、処置を行う外、日々の経過観察を地元の協力で行う。
 

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