浜田市国保診療所連合体では、地域医療を支える人材を育成しています。
日本専門医機構認定総合診療専門研修プログラム
「浜田市地域包括ケア総合診療専門医コース」
2019年12月に
日本プライマリ・ケア連合学会認定家庭医療専門研修プログラム
「浜田市地域包括ケア総合診療専門医コース」の認定も取りました。
4年間かけて浜田市を中心に総合診療について学ぶコースです。
4年間で上記二つの資格を得ることができます。
~このプログラムの特徴は以下のとおりです。~
1. 研修全体を中山間へき地で長く地域医療に従事してきた豊富な経験を持つ指導医が、定期的な振り返りや勉強会を通して指導していきます。
2. 指導医は普段は、別々の場所で働いていますが、毎月「包括ケア勉強会」を催し全員が集まり、研修医の指導や指導医自身の自己研鑽に勤めています。
3. 診療所研修は中山間へき地にある浜田市国民健康保険診療所にて行われます。
へき地には他の医療機関が少なく、多様な健康問題が持ち込まれ、且つ幅広い年齢層の患者が来院します。市内の3次医療機関である浜田医療センターまでは20km以上の距離があるために、多様な背景を持つ患者の健康問題に向きあう必要があります。総合診療医・家庭医が活躍できるこれ以上ないフィールドであると考えます。
また、コミュニティをケアすることも総合診療医・家庭医には求められていますが、コミュニティが見えにくい都市部とは違い、へき地は行政単位そのものがケアすべきコミュニティであり、把握しやすいという特徴があります。診療所はいずれも国民健康保険診療所であり、行政と共同して地域をケアする活動を行っております。3つの診療所の診療圏は、高齢化率は40%を超えており、まさしく高齢化が進む日本のこれからの姿であるといえると思います。ここでの総合診療・家庭医療の研修は、高齢化が進む日本の総合診療に携わる上で多くのものを得ることができると考えます。
4. 病院での研修は国立病院機構浜田医療センターで行います。浜田医療センターは28の診療科を標榜し、浜田市だけでなく、県西部全体の3次医療機関として機能しています。ここでの研修は多様な健康問題を扱う総合診療医・家庭医になる上で貴重な研修を積めると考えます。総合診療科は診療所研修の浜田市国民健康保険波佐診療所の所長を9年間勤めた北條医師が勤めており、病院での総合診療だけでなく、診療所における総合診療を意識した医療と研修を行っているのも大きな特徴と考えます。研修では4年目の診療所研修に必要な能力を多くの指導医から学ぶことができます。
5. 救急医療に関しては、島根県立中央病院で行います。県内のあらゆる救急患者が搬送されてくる病院で有意義な研修を積むことができるでしょう。
6. 総合診療に必要な各専門科の研修も浜田医療センター、西川病院で積むことができます。浜田市の医療を支える専門医療機関で充実した研修を積むことができると考えます。また、国保診療所や地域の保健師との連携も学ぶことができます。また、気仙沼市立本吉病院では被災地の医療に従事することもできます。
卒業後の進路
・中規模病院の総合診療医として勤務する
・中山間地のへき地診療所で地域医療に従事する
・行政の中で医療の専門家として働く
処遇
・浜田市国保診療所連合体の研修では、浜田市役所の臨時職員として採用されます。給与は浜田市の規定に基づき算出します。
・浜田医療センターの研修では、浜田医療センターの常勤職員として採用されます。給与は浜田医療センターの規定に基づき算出します。
・その他の連携医療機関では、先方の医療機関と随時契約を行います。
・連携医療機関以外の研修を希望する場合は、先方の医療機関及び日本専門医機構と調整を行います。
PDF資料:「浜田市地域包括ケア総合医療専門医コース」(PDF/772KB)
<連絡先>
事務担当者 弥栄診療所 大下
電話:0855-48-5001
ooshita-takako@city.hamada.lg.jp
わからないことはプログラム責任者 佐藤まで
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お問い合わせ先
- 浜田市 健康福祉部 健康医療対策課
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電話番号:0855-25-9320
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