会議結果報告
会議名 |
平成28年度 第2回浜田市立図書館協議会 |
開催日時 |
平成28年12月16日(金)午前10時30分~午後0時5分 |
開催場所 |
浜田市立中央図書館2階 多目的ホール |
会議の担当課 |
教育部中央図書館 |
議題 |
(1)国立国会図書館デジタル化資料送信サービスについて (2)幼児図書コーナー絵本書架の新設について (3)第2次浜田市子ども読書活動推進計画について (4)浜田市立図書館協議会「意見等集約シート」での意見について |
公開・非公開 |
公開(傍聴0人) |
主な意見、質問及び協議内容
1 国立国会図書館デジタル化資料送信サービスについて
資料により、事務局から説明。
【委員からの主な意見】
- 県内2番目の導入ということで、大変便利なサービスをいち早く導入されたことは良いことだ。
2 幼児図書コーナー絵本書架の新設について
資料により、事務局から説明。
【委員からの主な意見】
- 子どもの貸出冊数についてだが、親のカードで絵本を借りた数は反映しているのか。子どものために借りて帰る親は多いと思うが。
(回答)
反映していない。恐らく相当数が該当すると思われるが、システムから児童書を借りた年代までは統計を取れないため、把握できていない。
- 図書館としては、子どもが親と一緒に訪れて、絵本を読んだり図書館の雰囲気を楽しむという点を重視するのであれば、「騒がしくなるから駄目」と初めから決めつけるのではなく、小さい子どもへの対応やコミュニケーションスペースの利用方法などについて、もっと考えていかなければならない。できるだけ子どもが図書館に足が向くようにしたいが、なかなか難しい部分がある。
3 第2次浜田市子ども読書活動推進計画について
資料により、事務局から説明。
【委員からの主な意見】
- 社会教育委員の会において、放課後児童クラブの記述について指摘したところ、取り組みを追加していただいた。非常に嬉しく思う。今後は放課後児童クラブによる図書館活用について、積極的に発信すると良い。
- 遠方の児童クラブが夏休みなどに図書館を利用する際に、スクールバスを利用できないか。
- ふるさと納税の5つの使途のなかに教育分野がある。今後、ふるさと納税の基金から、図書館振興など教育部門への有効活用を図ってほしい。
4 浜田市立図書館協議会「意見等集約シート」での意見について
議題(1)図書館まつりの開催について
図書館イベントは、普段図書館を利用されない方に図書館に足を運んでもらう動機づけとして、また図書館を実際に見る・利用することで図書館が自分にとって有意義なものであると認識していただく機会として、大変貴重な行事であると認識している。
今年8月には、ボランティアや読書活動団体の協力のもと、中央図書館開館3周年記念として図書館まつりを2日間に渡って開催した。多くの方に図書館を利用いただき、一定の成果があったと考えている。
今後も、図書館イベントを通じて図書館の利用促進、読書活動の啓発を図るべく、読書推進団体やボランティアとの協力・連携をしながら、検討していきたい。
(意見)
- 図書館側が「これをやってください」だけではなく、読書活動団体の意見をくみ取りながら、活動の幅を広げていってほしい。
ご意見等(1)司書資格者のスタッフを増やすための方策について
司書は、資料の選書、レファレンスや資料登録業務等、図書館の専門的業務を担っており、図書館運営において必要不可欠な人材である。現在、中央図書館における司書資格者は、職員全25名中、正規職員2人、嘱託職員4名、パート職員2名、計8名となっている。
昨年度、嘱託職員司書の欠員時には、人員募集に対し7カ月応募がないという状況が続き、人口減少が進む石見部においては司書資格者が都市部に比べ少ないと推測できる。
こういった状況のなかで、新たな雇用によって司書資格者のスタッフを増やす方策として現状有効な手段を講じることはできていない。
次に、職員の資格取得のためのサポートについては、金銭的補助はできないが、資格取得過程におけるスクーリング等において、スムーズな受講ができるよう勤務シフトに一定の配慮を行うことなどが考えられる。
最後に、嘱託とパートのバランスについては、現在、中央図書館では17日勤務の嘱託職員4名、13日勤務のパート職員17名が所属しており、一日当たりの勤務人数は嘱託2名、パート6~7名程度としている。早番、遅番の勤務体制のため、開館直後や閉館前の時間帯においては、その半分の職員で運営していることから、余裕のある職員体制ではない。嘱託職員を増員することは、図書館職員の専門性を高め、図書館サービスの向上に繋がると認識しているが、一方で、縮減される予算の制約の中で、賃金がパート職員2人分に相当する嘱託職員を増員することは、予算上においても、また館の運営上においても相当困難であると言わざるを得ない。
(意見)
- 嘱託職員は専門的知識を有しているため、その比率が上がると図書館業務の専門性が上がるということだが、一方でパート職員2名の削減が伴うという予算的制約もあり、サービス低下が起こる可能性もある。非常に難しい問題である。
- 図書館の正規職員4名について、現在は2名が司書ということだが、図書館でも行政手続き等もあるので、当然、事務職がいた方が良いと思うが、それ以外の3名は必ず司書を配置するということは簡単ではないのであろうか。
- 人口減少など色々な理由で人材確保が難しい。安定して司書の人材を正規雇用で確保して図書館の質を上げていく、そういった人事戦略を練る必要がある。次期館長は本来は正規の司書がなるべきである。人材の戦略的な配置・計画において、図書館などの専門性のある職種は、行政の事務方とは違った視点で考えないといけない。現在大学などで学んでいる将来の人材に対して、図書館での採用があるならばしっかり発信することも大事であり、教育委員会だけでなく浜田市全体の人事の問題として検討してほしい。
- 退職した司書教諭を再雇用することで、図書館職員の質の向上が図れるのではないか。
- 司書を勉強している学生に「浜田の図書館はおもしろい。ここに就職したい」と思われるような戦略も必要である。司書資格をしっかり活かせることを積極的に発信することも大切である。
- 中学校の職場体験などで子どもたちに働きかけていくと、将来的に司書を目指す子どもが出てくるかもしれない。
ご意見等(2)図書館からの情報発信の課題と今後の取り組みについて
現在、図書館の情報発信として、広報はまだ、市立図書館ホームページ、各館で作成・配布している「図書館だより」を通じて、イベント情報や新着情報等を発信している。
また、中央図書館においては、毎月の新着図書リストや、特集展示ブックリスト(一般書、児童書)を作成・配布し、利用者への資料の案内に努めているところである。
今後は、学校施設や公民館等へのチラシ配布、ポスター掲示等を通じてさらなる情報発信に努めていきたい。
(意見等なし)
ご意見等(3)12月17日浜田市社会教育委員の会における、長畑先生の講義への聴講案内について
副会長から講義の聴講案内
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