クィンテットはまだ農村再生計画
1.クィンテットはまだ農村再生計画の概要
島根県浜田市と島根県は、地域再生計画「クィンテットはまだ農村再生計画」を策定し地域課題の解決に取り組みました。特に、この農村再生計画では道整備交付金を活用して道路整備を行っています。この道路整備は、H22~H27の6年間で広域農道・林道・市道を整備していますので、その実施状況を紹介します。
(1)石見西部3期地区広域営農団地農道整備事業
石見西部広域農道は、益田市大谷町(国道191号)を起点とし、浜田市三隅町(主要地方道三隅美都線)を終点とする全長15.4kmの広域農道です。当農村再生計画では、そのうち浜田市内1.8kmについて、交付金を活用し道路整備を行いました。この広域農道の沿線には、畜産団地、国営農地開発事業によって整備されたほ場、国の天然記念物に指定された大平桜が隣接しています。今回、道路整備されたことにより、農畜産物の輸送、農村地域内の生活道路の機能向上に加えて、浜田圏域から益田圏域、あるいは高速道路網を活用した京阪神をつなぐアクセス道路となることから、農家所得や観光収益の増加につながることを期待しています。
写真-広域農道と受益地
(2)森林基幹道開設事業足尾線(林道)
林道足尾線は、一般県道都川中野線から主要地方道旭戸河内線に至る全長11.5kmの森林基幹道です。この林道に係る利用区域は約800haあり、豊富な森林資源(蓄積:165千㎥)を有しています。この資源を有効に活用するため鋭意開設を進めているところです。今回、当農村再生計画では、全長11.5kmのうち1.8kmを道路整備しました。この道路整備によって、林道沿線で主伐が行われ、その跡地では再造林が行われました。このように林道は開設が延伸されるごとに効果を発揮していますが、早期全線開通も望まれていることから開設促進に努めていきます。
写真-森林施業の実施状況
(3)市道事業
今回、当農村再生計画では、行政・観光・交流施設などと周辺集落との往来時間を短縮し、「人」と「もの」の流れを円滑にするため、市道整備を行いました。金城自治区では平成22年度に市道小国峠線を200m整備し、平成23年度から平成26年度に市道青原伊木線を720m整備しました。旭自治区では平成22年度から平成26年度に市道柏尾谷線を1,240m整備しました。三隅自治区では平成22年度に市道石浦線を200m整備しました。
写真-市道柏尾谷線の整備状況
2.クィンテットはまだ農村再生計画の事後評価
この農村再生計画のなかでは、計画完了後に関係部局で目標の達成状況等の事後評価を行うことにしていました。そのため、平成28年10月に「クィンテットはまだ農村再生計画事後評価委員会」を設立し、同年12月27日に事後評価委員会を開催しました。この委員会では、浜田市関係自治区協議会長にも参加をいただき、それぞれ貴重なご意見をいただきました。このたび、当日の委員会の開催状況や事後評価結果を別添のとおり公表します。
注)地域再生計画 : 地域再生法に基づき、地方公共団体が自主的に作成するもので、様々な取組みと3つの特例措置(課税特例、交付金、補助対象施設の転用)を組み合わせて、総合的な「地域力」の強化を目指しています。
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