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平成29年度 浜田市保健医療福祉協議会 第1回地域保健医療専門部会 会議録

会議結果報告
会議名  浜田市保健医療福祉協議会 第1回地域保健医療専門部会
開催日時 平成29年8月2日(水) 19時00分~20時40分
開催場所  浜田公民館 会議室
会議の担当課  地域医療対策課
議題

 1.浜田市健康増進計画の改定について
 2.市民アンケート調査について

公開・非公開  公開

主な意見、質問及び協議内容

1 浜田市健康増進計画の改定について

(事務局)  資料説明

(副部会長)

 がん検診受診率は県内で浜田市が最も低い。無料で受けられるのは浜田市だけなのだから、もっと広報して活用していく必要がある。
要精密検査の案内が来ても、結果が怖いため受けない人がいる。「受けましたか?」という案内をするなど、後押しが必要。「受けてください」と言うだけではなく、受けてもらえるような取組が大切だと思う。

 食生活改善推進員を増やすというのは難しい。皆さんボランティアというのは好きではないので、育成の機会があっても参加していただけない。2年に1度ある研修にもっと参加してもらいたい。

(事務局)

 がん検診が無料でも受診率が伸び悩むという、構造的な問題がある。今の時代にマッチした制度となっているか、点検・評価が必要と考えている。

 精密検査を受けるのが怖いという人には、受けてもらえるよう対話をしながら勧めている。女性は受けていただけることが多いが、男性は返事をするだけで腰が重い人が多い。

 食生活改善推進員の研修については、周知方法について検討している。口コミなども含め、一人でも多く参加できるようにしていきたい。

(委員)

 計画の期間が5年間だが、県は6年計画としており、ズレがある。県や全国の指標は掲載していくのか。
 資料1の15pにある第7章のテーマは、壮大なことだと思う。載せられるのか。

(事務局)

 計画期間はこれまで5年間隔なので継続となっている。また、市の総合保険福祉計画が5年であり、あわせている。6年にできるかの検討はしていく。

(部会長)

 県が主導となるので、あわせていけるならその方が良い。

(事務局)

 県・国の指標も掲載したいが、地域格差があるため、そのまま目標とできないものもある。地域特性を踏まえ、達成できる目標を設定したい。
 第7章については、掲載したい。

(部会長)

 第7章については、なんとなく書いているイメージがある。これが具体化すればすごいことになる。理想だけ記述してもできないこともある。

(委員)

 保健所からも県の施策等について情報提供をしていきたい。

(事務局)

 市で実施できる範囲で、県の施策も掲載していきたい。

(副部会長)

 資料1の18p(食育)で、子どもの欠食率が年齢とともに増えている。食べないのか、食べさせてもらえないのか、それがわからないと対策ができない。若い両親は、自分が食べないために子どもの分も用意しない人もいる。朝食を食べないと、活動のスイッチが入らず、ケガをすることもある。理由を調べて対策しないと、この子たちが大きくなったら、欠食が拡大する。

(事務局)

 生活のリズムが変化し、夜更かしする子が増えており、朝食の食欲がわかないことも多いと聞いている。朝食を準備しない親などに個別に当たるなど、理由は把握していきたい。

(部会長)

 貧困の問題もある。生活パターンは個々に違いもあり、少しの手助けだけでは対策できないこともある。

(委員)

 今の日本では、野菜のエグさの元である硝酸化窒素のついての基準がない。子どもたちが野菜を食べないと言うが、本当に美味しい野菜にであっていないのではないかと思う。子どもも食べ物の味はわかる。美味しくないニンジンに当たるとニンジンが嫌いになるのだろう。日本の給食は規格的に作られるので、大きさも画一的で、旬もわからなくなっていく。

 浜田市では、子どもたちにいいものを食べさせてあげてほしい。直産では、窒素化合物濃度を測り、美味しいものを提供していきたい。

(部会長)

 美味しい野菜が食べられるようになるのは、幸せなこと。是非続けてほしい。


 ※ この件について、了承された。

 

2 市民アンケート調査について

(委員)

 アンケートの回収率が前回50%だということだが、それでいいのか。配付回収について、どの程度見込んでいるのか。

(事務局)

 健康の調査で50%というのは低いとは思っていない。回収も2000件あれば調査としては十分となる。あまりこまかいクロス分析をすると、それぞれのサンプル数が少なくなるので、ある程度の数は確保したいと思っている。

 例えば、地域別の集計の場合、前回は町別で聞いていたが、これだとサンプルがとても少ない地域もでてくる。今回は旧市町単位を基本としており、ある程度の分析は可能なようにするなど、改良はしている。

 また、ある程度の数を確保するために、5000件という調査となっている。

(委員)

 どんなスポーツをしているかの問に、「体操」を入れて欲しい。浜田市では様々な場面で体操を取り入れている。是非とも選べるようにしてほしい。

(事務局)

 「体操」と言っても色々あるが、個々に名称では載せられないと思う。

 「体操」については「体操」として掲載する。

(委員)

 最近はインターネットを使ったネットアンケートも答える人が多い。導入は考えないのか。また、景品を付けるなどということは考えられないか。

(事務局)

 ネットアンケートについては、委託事業者((株)ジャパンインターナショナル総合研究所)の実施実績として、有効な回答者数が得られない結果となっている。重複回答を防ぐために、調査対象を特定する方法を取らざるを得ず、これが国勢調査と違い生活のこまかいことを聞いているので、個人情報が漏れると思う人が多い状況。個人が特定できると思うと、回答いただけない。

 景品については、回答者全員に渡すわけにもいかない。一部抽選ということになれば、行政の実施する調査にそぐわない。特産品や地域ブランドの全国調査などで不特定多数にアンケートを取る場合には実施することもあるが、保健・福祉系の社会調査にはそぐわないと思われる。

(委員)

 これから5年間で何をするのかが書かれていない。
 歯科医師会では浜田の健康事業との連携が立ち後れていると感じている。成人検診、節目検診、妊婦健診を進めているが浜田市では実施しておらず、乳幼児健診にしか歯科検診は入っていない。目標設定も国に即したものしかなく、浜田市としての取組が大切だと思う。
 歯科医師会としても、連携して取り組んでいきたい。

(委員)

 関係者の議論の場が少ないのは確かにのその通りだと感じている。
 保健所でも歯科会議の場がある。活用して欲しい。

(委員)

 このアンケートをまとめた段階で、会議を持つ必要があると思う。それで、専門部会が必要なら、新たな部会をつくって議論を深めていくこともできる。

(事務局)

 ご意見、有り難く頂戴する。これまで議論の場がなかったのは確かであり、部会をつくって深めていけるのであれば、良い方向だと思う。

(部会長)

 議論の場については、日本の会議はそういうものという傾向があり、厚生労働省の会議でも無駄は多い。浜田市だけのことではないが、浜田市が少しでも良くなるように、頑張ってほしい。


 ※ この件について、了承された。 

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